『あかり、ともるとき』

2024-11-10 23:57:45 | 行って 見た

東京都庭園美術館の
『建物公開2024 あかり、ともるとき』
に行ってきました。
建物公開は、写真撮影可能なので、いかないわけにはいきますまい!!!

見上げてときめいて。
というキャッチコピー。

はい。毎回、ときめいております。
まあ、ドキドキワクワクは照明だけじゃないですけれど。

玄関ホールのラリックのガラスとタイル。
大好き。


そして、正面玄関のシャンデリア。スキガケガラス、だそうです。


大客室のシャンデリア<ブカレスト>
の説明書↓
そうそう!こーいうのが見たかった。

大食堂のシャンデリア<パイナップルとざくろ>
今回、照明に特化した展示ですが、カーテンなどが開いていて、室内が明るい。照明器具がよく見えるようになっています。


若宮居間のシャンデリア。
このお部屋、日当たりが良くて、素敵なんですよね。
ほかの方も言ってましたが、若宮と姫宮の差別が…。
も少し姫宮も大事にして欲しい。
2階ホール。
天井の大きな照明にも細かいお花の細工があることに初めて気付きました。

東京都庭園美術館内で、一番可愛いのはこれだと思う(意見には個人差が…)
姫宮寝室前廊下のチェーンペンダント照明。
五色ガラスだそうです。
天井に映る色のついた影も素敵です。もっと色々グッズが出ても良いと思うんだけどなぁ。
いっそ、静嘉堂@丸の内の曜変天目茶碗のように、縫いぐるみとか、どーよ?(笑)

そしてそして、今回、心底行って良かった〜と思ったのは

書庫の窓が明るい!!
書棚をちゃんと見られたのは初めてですよ。いつも暗くて、背が高い本棚でハシゴがある〜くらいしかわかってませんでした。
本がほとんど入ってなかったのは残念でしたが、こんなお部屋だったんですね。
良いものを見せて貰いました。

館内のカフェで、お茶したかったけれど、混んでいて並ばなくてはいけないため、諦めました。
次こそ!!
多分年内は無いかな。
また来年にぜひ。









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英一蝶―風流才子、浮世を写す

2024-11-06 23:30:38 | 行って 見た
サントリー美術館に行ってきました。没後300年記念の英一蝶展。

英一蝶、気になっていたんですよ。
そして、日曜美術館の特集番組で、生い立ちや、作品解説をちらっと見て、これはもう、見なければ!!

展示品の撮影は舞楽図屏風のみ可能てした。


右側と
左側
コレはコレで綺麗なんだけど、裏側の唐獅子図の方が、動きがあって面白かった。

そして、個人的に好きなのは、『雨宿り』の絵たち。
メトロポリタン美術館が持ってるのも、トーハクが持ってるのも、個人蔵の少し小さめのものも、どれもみんな見ていて飽きない。
雨が止まなくて困っている色々な人たちの様子がとても面白いです。
そして、何故か傘は破れている…破れてなければ、まだまだ歩けるから?
学芸員さん(だよね?)の「誰待ち?」という解説コメントにも笑ってしまいました。

サントリー美術館は初めて行った時に、展示のPOP…で良いのかな?章ごとのタイトルや解説のボードなんてすけど、それがオシャレで良いなと思ったんですけど、ココが見どころ、のようなコメントも共感できます。良い美術館です。

うっかり前期展示に行って、ポスターの布晒舞図を見損ね、展示替リストを見返したら、場面替えを含みますが、ほぼ入れ替え。通期展示が殆ど無く(泣)
後期にも行ってしまいましたよ。
でも、後期だけで良かったかといえばそうでもなかった。
英一蝶、良く知らなかったけれど、絵だけでなく、文章もとても好きになりました。見られるものは全部見ておいて自分的に正解です。

ただ、サントリー美術館の展示替は、次から、ちゃんとチェックしておこう。

おまけ。
カフェ加賀麩不室屋『没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―』展限定メニューは
よもぎ麩餅 ~ニッキ蜜をかけて~

よもぎの団子や餅は食べたことがありますが、お麩のお餅って初めてでした。ふわふわだけどもちもち。
きなことナッツのトッピングに黒蜜かと思いきやニッキ蜜。
面白い味で、楽しくいただきました。

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『空の発見』

2024-11-02 23:58:00 | 行って 見た

松濤美術館に行ってきました。
『空の発見』という企画展。
タイトルだけで、コレは見なきゃ、と思ったわけですが

松濤美術館は『月』とか『廃墟』とか、心惹かれるテーマの展示をやってくれますよね。
もともと、何も飾って無くても、建物だけでも素敵なんですけど。


展示物の撮影は不可なので、文字だけの記録になります。

浮世絵など、昔の日本の絵画に描かれた空とは、どういうものか。
空間から空への意識の変化、西洋から入ってくる絵画や科学の知識により空を描くようになる。
さらに進んで、目に見える空だけでなく、心象を空に託した絵画が出てくる…とここまでが第一会場の展示。
ターナーやコンスタブル、その影響を受けた作品も多く、来て良かった〜と思いましたよ。
前に見たことがあるような空の絵も、もし、こんな空に出会えたら、絶対写真に撮る!!と思う絵もたくさんありました。

第二会場は、震災や戦争に影響された空や、空から派生する現代表現の作品が展示されていました。

ポスター、チラシに使われている「水色の星空」の絵は、香月泰男のシベリア・シリーズの中の1枚、「青の太陽」。 深い穴底から空を見ると昼間でも星が見える、という話がもとになっているとのこと。
三菱一号館美術館で見た、ヴァロットンの「これが戦争だ」を思い出しました。
一緒に、中村研一「北九州上空野辺軍曹機の体当たりB29二機を撃墜す」も展示されていました。
どれも、激情や無念や残酷さとは、一歩引いたところにある描き方ですが、それ故に、戦争の悲惨さを感じさせるものなっている気がします。


ご存知の方もいるかもですが〜。
松濤美術館は吹き抜けになっていて、お天気が良ければ、青空が見えるはずなんですけれど、雨降りだった。残念。
次は、晴れてる日に来ようと思います。




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花鳥風月 月の情景・水の風景

2024-10-19 23:58:00 | 行って 見た
皇居三の丸尚蔵館に初めて行ってきました。
東御苑には、緑の桜が見たくて、何度か行っていますが、前は改装中で入れず、リニュアル後もなんとなく素通り。

日曜美術館のアートシーンのコーナーでちらっと映っていた『雪月花(上村松園)』三幅対が見たくて行ってみましたよ。
上村松園が20年以上かけて完成させた作品だそうです。
花も月も雪も、繊細で華やかで、美しい。日本の美ですね。


もう一つの目玉は伊藤若冲。
国宝「動植綵絵」のうち『梅花皓月図』
月の前にドーン!っと梅。
写真では分かりにくいのですが、古木のようで苔?別の草?が生えているようです。そんな大きな梅の木は見たことがないなあ。
迫力満点で格好良いです。

鑑賞者さん同士で話していたのがきこえたのですが、この絵の中に芋虫が居るらしい…。
「ここです」ってスマホの画面を見せていたけど、私にはわからなかった。居たら可愛いと思うんだけど、残念。

個人的に気に入ったのは
川合玉堂の『雨後』
虹が好き、なだけでなく、雨上がり直後の空気が感じられますよ。
なんとなくターナー。
人物がちょろっと居るところも、よりターナーっぽい。

そして、三の丸尚蔵館の学芸員さん、センスが良いかも?と思ったのが
藤井浩佑の『夕月』
夏の夜なのかな?薄物を着た女の人が空を見上げてる…のでは?な場面。

視線の先に月が。
あんな月が登っていたら、そりゃあ見るよね。

こちらもお気に入り。

『安宅切本和漢朗詠集』
絵や彫刻だけでなく、書も日本の美ですね。
文字はもちろん、紙もとても綺麗です。
和漢朗詠集…知識が足りないのですが、花鳥風月の歌が書いてあるに違いない。

おまけ今年の大河ドラマを見ててもそうですが、せめて百人一首くらいは覚えておけば良かった…。
今からでも遅くない?否無理。積み重ねていける気がしない(駄目駄目)
基礎知識って大事ですね。若いうちにやっておくべきでした(と、今回は反省したところで終わる





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物、ものを呼ぶ

2024-10-13 20:36:41 | 行って 見た
出光美術館に行ってきました。
「物、ものを呼ぶ―伴大納言絵巻から若冲へ」

ポスターやチラシの絵は『鳥獣花木図屏風』
こーいうタイルみたいな若冲は、ちゃんと見たことが無かったな〜、一度見ておくか、と思ったのですが。
…すごいけど、そんなに…だった。

並んでいた酒井抱一の「十二ヶ月花鳥図」「十二ヶ月花鳥図貼付屏風」の方が良かったですよ。
最近、花鳥風月の絵が好きということに気付いた、のか、趣味が変わったのか、ちょっと微妙なところ。

今回はやまと絵、仏画、水墨画、文人画、書と、出光美術館が持ってる良いものを色々出してきた!な企画でした。

窓から見える景色も、無料のお茶も美味しくて、素敵な美術館です。
↑フォトスポットはこんな感じ。
近くに、これまでのさまざまな展示の歴史を示すボードがあって、なかなか面白かったのですが、館内は撮影不可なので、写真は無し。ちょっと残念。

おまけ

お昼ご飯は交通会館地下の『おかめ』で栗おこわをいただきました。美味しかったです



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