『本と絵画の800年』

2023-04-15 23:47:53 | 行って 見た
練馬区立美術館に滑り込んで来ました。

『本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション』
コレ、随分前からインスタに広告が入っていて、気になっているのに後回しにしてましたよ〜。
なので。図録が完売になってました(再版の予定無しだそうです)

第1章 ヨーロッパ中世・ルネサンスの美しい本の世界

この展示室は一部を除いて撮影可でした。

こんな綺麗なページが!

手書&描き
時祷書というもの。
上のペラっとしたもの(零葉)も合わせて、キリスト教のお祈りのために使います。


これは木版印刷ですが、レイアウトがとてもお洒落なタイプ。


聖歌隊用の楽譜。
皆で見るので、大きいし厚みがあります。

昔の本は貴重品なので、こんな風に、鎖に繋がれていたことも!
(その昔、図書館司書の勉強をした時に、写真を見たな〜)

写字台。
資料に基づいて作られたものですが、大変なお仕事だったろうな、と思われます。
身体がバキバキになりそうです。

羊皮紙の見本がありました。
羊皮紙、初めてちゃんと触りましたよ


第2章 近代における書物:美しい本が芸術となるまで

撮影不可でしたが、カミーユ・ピサロ、リュシアン・ピサロの活躍を、中心に素敵な本がたくさん並んでいました。ウイリアム・モリス、ウォルター・クレイン、ケイト・グリーナウェイ、大好きです。去年、はまったヴァロットンの作品もありました。
また、書物に関連する絵画も面白かったです。
吉野石膏さん、良いもの持ってるなぁ

第3章 本と絵画で見る日本の芸術

ここも撮影不可(日本では、本来、そうですよね。最初のところが太っ腹すぎ
最初に伊藤若冲がきて、渡辺省亭が!どっちも素敵です。
横山大観があったり、上村松園やら伊東深水やら、日本画の良いところがちょこちょこ揃ってる。
棟方志功と東山魁夷は複数展示されていました。
見応えあった〜!!

図録の代わりに、絵葉書でも買って帰ろうと思ったら、そもそもの種類が少ない上に、こちらも完売のものが。残念

気になるものは、とっとと行かないと駄目ってことですね。
見られただけ良かった…と思うことにしよう
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『同潤会アパートと渋谷』

2023-03-25 23:57:00 | 行って 見た
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館の企画展
『ー関東大震災から100年ー同潤會アパートと渋谷』
以前から気になっていた渋谷区郷土博物館に行ってみました。
青山同潤会アパート、表参道ヒルズに今でもちよっとだけ残っていますが、憧れの建物でした。
歴史的経緯や、見たことが無かった代官山アパートの資料。小さなスペースでしたが、見応えあり。

昔の渋谷駅…こんなだったんですね。見たことがない〜。


素敵な階段&扉。


復元されたお部屋。
案外狭い&和風です。でもやっぱり素敵。住んでみたかった(私の大量の荷物は収まりそうにないけど)

写真不可な資料にも良いものがあったのですが!
図録は要らんかな〜と買わなかった。買うべきだったかな。

そうそう!
こんなものも↓

昭和39年の東京オリンピックの聖火トーチ。
シンプルで格好いい。
昭和、遠くなりましたね…と思っていたら、

郷土博物館のご近所に井戸を発見。
使用可能なのでしょうか。
気になる…。
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『富士と桜』

2023-03-19 23:55:00 | 行って 見た
昨日の雨のせいか、染井吉野は足踏みしていますね。
一足先に美術館でお花見

山種美術館の『富士と桜』展。
-北斎の富士から土牛の桜まで-
ということで、1700年代、浮世絵の富士山から2000年の桜まで盛り沢山

個人的には、奥村土牛の『醍醐』。
見せてくれるんなら見に行く〜!
何なら毎年だって見に行きたいぐらいなので、桜の企画は見過ごすわけにはいきません。
今年も良かった

千住博の『夜桜』も、見るたびに、あれ?と思うことがあって良い(私の目が節穴なのかも

他にも、月と桜の絵が数点出ていて、どれもみんな好き。
ぼんやりほんわか朧月夜ではなく、凄みがある感じがたまらない。桜は夜が似合う

富士は、一年のかなりの日数、肉眼で見ているせいか、イマイチ有り難みがないような、あって当然なような
否、無いと困るけれど。
土牛の富士の絵は初めて見たかも。やわらかくてあったかい富士山でした。
そして、多分、これも初めてかも?の川﨑春彦の富士は青い画面が印象的でした。


今回、横山大観の『富士山』が撮影可能。ちょっと、色々映り込んじゃってますが、嬉しいです(山種美術館、太っ腹です)

美術館内のカフェでお茶を。

季節限定の桜セット
ピンクで可愛い
和菓子2個とお茶を頼んでる人が居て、そっちも良さそうだったな〜。夜桜な羊羹に未練が。来年もきっとある…(と思っておこう



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機能と装飾のポリフォニー

2023-02-27 21:03:05 | 行って 見た

東京都庭園美術館の企画展
『交歓するモダン
 機能と装飾のポリフォニー』
に行ってきました

少し前にEテレの「アートシーン」で紹介されていて、
アノ建物の中に素敵な家具やお洒落なお洋服やらが並んでいる〜。見ないわけには行きますまい
と思ってしまったわけです。

…いや〜、行ってよかった

こんなアール・デコの空間にモダニズムのあれやこれや、ですよ。
そもそもの目当ては、ウィーン工房の資料でしたが、バウハウスは勿論外せないですし
ドイツのブルク・ギービッヒェンシュタイン美術工芸学校、フランスのアトリエ・マルティーヌに現代芸術家連盟は、なんだソレ?レベルだったのに、見たらツボでした〜
去年、丸の内で企画展があった『上野リチ』も本名の方で、テキスタイルが何点も出ていましたし、
日本のモダニズムは建築以外はノーチェックだったのに、私の地元、松戸市教育委員会所蔵の家具が出てる森谷延雄って誰?普段はどこに置いてあるの???と興味津々になりました。
世界がまた少し広がった感じです、嬉しいけどマズイ…

おまけ

館内のカフェで、ランチ。
オシャレ空間で小洒落たご飯

色々堪能した一日でした

次の企画は建物展示だそうです。
行かねば
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不変/普遍の造形

2023-02-16 22:45:59 | 行って 見た
泉屋博古館東京に行ってきました。
「不変/普遍の造形 住友コレクション-中国青銅器名品選」

日曜美術館のアートシーンで、ちょっと見たところ、なんだか新潮文庫版の十二国記ぽく、気になっていました。

青銅器、手間暇かかってます。
装飾、すごい。
よく見ると、竜だったり鳳凰だったり、饕餮(正しく十二国記です)だったり。色々な柄やモチーフがついています。

楽器だったり
食器だったり

これも太鼓らしい。鳴らすわけじゃなく、多分装飾品?
このあたり↑までは十二国記風味ですかね。

動物を模したものになってくると、ちょっと違ってくる感じ。
神獣だったり
ふくろうだったり


こんな可愛いこたちもいました。

こちらの知識が圧倒的に不足しているので、何が何やらな感じですが、
飲み物食べ物を入れたり盛ったりするものの種類がたくさんあって、それぞれに漢字があてられているあたり、豪華な食生活だったんだろうな(違ってたら、ゴメンナサイ)
資料映像もありましたが、も少し詳しい解説が欲しいところ。
ただ、ホントのところはよくわかってないようなものもあったので、これからの研究の進み具合によっては、世紀の大発見あるかも〜。
機会があったら、また見ても良いかな。

併設のHARIO CAFEでホットサンドを頂きました。
HARIOの食器。手や口のあたり心地か良いです。美術館のチケットで10%引きになるのも有難い。
カフェが良い美術館は好いですね。
美味しかったです
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