大正ロマン✕百段階段

2023-06-11 14:44:22 | 行って 見た

ギリギリ滑り込んできました。
雅叙園の百段階段。

〜文豪が誘うノスタルジックの世界〜ということで、建物だけでも十分雰囲気のあるお部屋に、明治から大正〜昭和初期の文学作品をテーマにしたイラストや立体作品が展示されていました。


十畝の間は萩原朔太郎の『猫町』
猫のオブジェやレトロな喫茶コーナーの展示も素敵ですが、何より障子やら欄間、天井絵が豪華なお部屋です。大好き。


漁樵の間は中島敦の『山月記』
漁樵の間は、もともと立体絵の柱や壁が、ゴージャスかつ、ちよっと怖い(意見には個人差があります)部屋ですが、夜の神秘的な山の雰囲気にはぴったりでした。


草丘の間は太宰治の『葉桜と魔笛』
主人公の姉妹が暮らして居たお家がイメージされた装飾。衣装やオブジェが綺麗でした。
窓際の廊下や硝子戸もレトロ感満載でした。


静水の間は小川未明の『月夜とめがね』
小川未明にしては、ほっこりかわいいファンタジー。ピンクのワンピースやミシン、大きな月がイメージ通りでした。


星光の間は泉鏡花の『外科室』
外科室…外科室ぽい展示でしたが〜!私、星光の間の天井やら欄間やら、そもそものお部屋が大好きなので、企画展示の隙間の写真ばっかり撮ってました…失敗。


清方の間は谷崎潤一郎の『秘密』
星光の間と、ほぼ一緒、というかそれを上回って。
だって、鏑木清方だよ〜。それだけで十分じゃん(暴言)
秘密、読んでないからかもですが、部屋重視になってしまった。


99段目、頂上の間はレトロな諸諸が飾ってあって、綺麗〜、素敵〜と言いつつ、まったりできました。
ここで、スマホでアンケートに答えて、絵葉書を貰っちゃいましたよ。


百段階段、靴を脱いで、ひたすら上がることになります。
私より、ちょっと年上かな?なおねーさん達が「来られるうちに来なくちゃ」「来年は無理かも」と言いながら登ってました。
私も〜、膝が痛いし。今のうちに見ておかねば。

おまけ。
ネットでアンケートに答えたからか、翌日に、お礼メールが来ました。
楽しく過ごせましたか?とか次回の展示の案内とか、あっさりだけど、嬉しかったです。
次も、ですが。
建物だけ、の解説&展示企画をやって欲しい〜。出来ればガイド付でお願いします(アンケートにも書いた)

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中之島〜関西旅その2〜

2023-06-04 18:46:45 | 行って 見た

中之島公会堂
東京駅に似てるけど、違う、素敵な建物です。
最初の予定では、翌朝、青空の下で写真を撮る、でしたが、
雲行きが怪しく、天気予報は朝から雨、だったので、急遽変更。
少しでも明るいうちに、と夕方、見に行きました。
建物前で、ウェディングフォト?写真撮影をしていて、邪魔になりそうだったので、遠くから見るのみ。近く&中も見たい〜!!
見学コースがあるようです。
いつか、行けたら良いなあ。

公会堂のお隣り(裏?)の大阪府立中之島図書館にも行きました。

ステキ建物
ちゃんと図書館として、機能しているのも素敵。

府立図書館は中央図書館もあるんだけど、どうやら普通の近代的な建物のようです。
古い建築をそのまま残してくれて有難う

中央ホールは撮影可。
階段、普通に使えます。手すりとか直に触って良いのか!
2階部分。
装飾も格好良いです。

昼間なら天井から日が射すのでしょうか。綺麗な円天井です。
扉の先に閲覧室が!!

企画展示もやっていましたが、見始めたら、時間が足りなくなる…と諦めました。勿体無かったなぁ

図書館も館内見学ツアーがあるそうです。
いつか行きたい〜
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『おいしいミュシャ展』~関西旅その1~

2023-05-28 21:14:57 | 行って 見た

堺アルフォンス・ミュシャ館に行ってきました。
『おいしいミュシャ展 5感であじわうアール・ヌーヴォー』
という企画展。

国内のミュシャ展だと大概出てくる堺アルフォンス・ミュシャ館、…というか、その大元の土居コレクション。
ずーっと気になっていて、いつか見に行ってやる〜!と思っていました。
願いが叶った

堺市駅からすぐ、商業施設の隣の建物です。受付のフロアでは地元の方々の趣味サークル?が活動されていました。

展示物の撮影は、極々一部のみでしたが、エレベーター前にレプリカのフォトスポットがあったり。

なかなか楽しませてくれます。

とは言え、今回の目玉企画は
🎨ウミロフ・ミラー
ですね。私の好きなスラヴな絵柄の装飾鏡。
大きいし、肉筆だし。
下世話ですが、土居さん、一体、いくらで購入されたのでしょうか。
運ぶのだって大変よね〜。

それと、ブロンズの🎨ラ・ナチュール(撮影不可)も。
こんなに近くで見せてもらって良いのか?でした。アール・ヌーヴォースタイルの女性は立体でも素敵です。

ポスター、絵画、商業デザイン物(たくさんあって、見応えありました〜)に加えて
「サラ・ベルナールを讃える日」関連の資料は初めて見ました。
面白かった

初めて行った場所のためか、振り返ると見落としも多かったかも〜。 も少し、落ち着け、自分

年間スケジュールによれば、秋は
アルフォンス・ムハ
モラヴィアン・ワールド!(仮)
だそうです。
今回も良かったけれど、こっちのほうが更にツボだったわ。
行きたい…。

おまけ
ランチは隣接ビルの書店カフェ パルネットさんで頂きました。

美味しかった〜!
手作りスコーンなんかもあって、次はそちらもぜひ食べてみたい。

頻繁にミュシャの検索をしていたためか、福岡のミュシャ展の記事が、やたらとスマホに入ってくる。
福岡、さすがに遠いよね〜。関東には巡回してこないのかしら










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行ったところいろいろまとめ

2023-05-07 23:57:00 | 行って 見た

連休中にブログに書いていないお出かけをupしようと思っていたのですが、一つ一つ書くのが面倒になっているのでまとめて、一言二言。

※東京国立近代美術館『重要文化財の秘密』
出品作品が全部重要文化財、教科書とかで見たな〜な展示。
お勉強になるかしら?と行ってみましたが

『わだつみのいろこの宮』が出てた!これだけでも良し
…否、まあ、その他『生々流転』とか、鏑木清方とか、人気有る感じでしたよ。個人的には、夢幻君が歩いていた岸田劉生の切通しとか、何故に重文?な絵を真剣に見られたのが良かったかな。
同時開催の『美術館の春まつり2023』もお花がたくさんで良かった〜

※ちひろ美術館・東京『没後50年 初山滋展 見果てぬ夢』

ちひろ美術館、初めて行った〜!結構遠かった
初山滋は、武井武雄のついで(超失礼)行って良かったなぁ

※東京ステーションギャラリー『大阪の日本画』

東京ステーションギャラリーも、前は何度も通っているのに、初めて中に入りました
ぶっちゃけ絵は二の次になってしまった〜あんまり人物画は得意じゃないんだよ〜。それに知らない土地や人物はピンと来なかったり。勉強不足でゴメンナサイ
だかしかし。ギャラリー内でわざと見せてくれている『東京駅の古い部分』が素敵過ぎて、何度も立ち止まってしまった。
階段のガラスと照明

2階の回廊
勿論、煉瓦の壁もたまらん。
東京駅、やっぱり好きだわ〜と再確認しました
おまけ
5月24日のぶらぶら美術・博物館で『大阪の日本画』の放送があるそうなので、見どころ再確認&勉強したい。場合によっては、後期展示にトライするかも…

※国立新美術館『ルーヴル美術館展 愛を描く』
ルーヴル美術館で、一番見たいのは絶対来ない『ニケ』なわけですが〜!
今回はフラゴナールが話題になってるのが、ちょっと珍しいので、見てきました。
大昔の話。自主的に美術館に行って、図録を買った初めての美術展がフラゴナール展だったはず…多分だけど。作品自体は、時々見かけるけれど(1月に行った『パリ・オペラ座』展とか)大々的に宣伝されない、と思う(勘違いだったらゴメンナサイ)
そして、話題の『かんぬき』、見るのは初めてだけど、色々思わせぶりな感じがフラゴナール
もう一枚の『目隠し鬼』も、色々やらかしてる感じが
昔、素敵だな〜と思ったのは、背景の、雲と、今で言う、天使の梯子だったので、今回はそれが見られず一度、行くしかないのか、ルーヴル(無理無理
今回、一部、撮影可能な場所がありました(太っ腹です)
≪ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊≫
ちょっと不思議な雰囲気かな、と思ったので撮りました。
『愛を描く』というタイトルでしたが〜、色々あるなぁ、というのと、案外ハッピーエンドはウケないのかな、という気がしましたよ。そして、幸せに暮らしましたのほうが良くない???

おまけ
地下のコラボメニューでランチ
「ニンフとサテュロス」のイメージ
=牛肉とサルシフィのトマト煮
バターライス添え
美味しかったです

連休、電車や駅は混んでいましたが、美術館内はそうでもなかったかも。みんな、遠出をしているのかも、ですね。
おかげさまで、割とゆっくり見られて良かったです。

次は、東京都庭園美術館に行きたい…(グズグズしないで、とっとと行こう
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シーボルトのフローラジャポニカ

2023-04-29 22:56:34 | 行って 見た

朝ドラ『らんまん』に出てきたアレ↑
シーボルトの日本植物誌。
東洋文庫ミュージアムで見られます。

現在の企画展『フローラとファウナ-動植物誌の東西交流-』
そもそも博物学とは。
何故博物学が必要とされたか。
書かれたのはどのような書物か。
のような展示内容です。

シーボルトは動物誌も書いてるよ、とか、
シーボルトの他にも日本植物誌を書いた人はいるよ、とか
真面目に書いてるんだろうけど、ファンタジー?SF?のような内容の本やら。

面白かった。
そして、図鑑の綺麗なこと。
牧野富太郎でなくても、夢中になるわ〜。

まあ、東洋文庫は

モリソン書庫↑だけでも、
見る価値が有り有り。



『フローラとファウナ』は5月14日(日)まで。
朝ドラ見てる人にオススメです。








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