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泉屋博古館東京に行ってきました。
先月は細川さんと岩崎さんを見てきましたが、今月は住友さんです。
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紅葉がだいぶ進んだビルの間のお庭に泉屋博古館東京があります。
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今回は副題が
―「床の間芸術」を考える
ということで、実際に住友邸に飾られていた品々が、当時の飾り方と同じ組み合わせで展示してありました。
この掛け軸とこの香炉、なるほど、こういう理由なのね、と納得できるものと、どうなの〜?と微妙なものと両方ありましたよ。
そして、やたらと大きな作品があったり、掛け軸を3つ(掛け軸ってどう数えるの?本???)横に並べて飾ったり。
床の間ってなんとなくチマチマしている気がしていたのですが、住友邸は大きくて広いのですね。
一部、撮影可のスペースがありました。
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竹内栖鳳『禁城松翠』
水と松がとても綺麗です。
竹内栖鳳は「会場芸術と床の間芸術」という文章を『現代日本画壇 京都』という本に書いているのでした。〇〇展などに出展する作品と家屋内で鑑賞する作品とは違うものということのようです。
以前、東京ステーションギャラリーで大阪画壇の作品展示を見た時に、大阪では商家>展覧会、という発展のしかたという解説を見た気がしますよ。ぶらぶら美術館博物館でも、そんな話が出ていたような。展覧会や受賞作だけじゃないってことですね。
ちょっと頭の回路が繋がりました。
おまけ
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六本木一丁目駅から泉屋博古館東京に行く途中にあったクリスマスツリー。
こういう大きくて豪華なのも、おうちのツリーもどっちも素敵っていうのと一緒かな?ちょっと違うかな?
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