『使用人が見た英国の二十世紀』

2016-07-07 00:04:55 | 
前に、階下の人たちのことを書いた本を読んだんだけど、タイトルとか忘れちゃったので~
今回は忘れないようにMEMO

「二十世紀」とタイトルにあるように、使用人たちが貴族サマに仕える時代から、中産階級(というのも、本来はなんだか細かく分かれるんだったと、別の本で読んだ)でも働く→仕えるのが厭になる者も…という時代の変わり目が書いてあって、興味深い。

昔、別のなにかの本(前出とは別)で、ダンスをするのには誰かが演奏をしてなきゃダメなんだ!って気付いた時に、ものすごく吃驚でしたが~、そもそも、蛇口をひねれば水が出る、スイッチ一つで火が点くなんて考えられない時代に、部屋で沐浴するって、ものすごく(誰かの)手間暇がかかってるってことなんだなぁ、と改めて思いましたよ。

ついでに。
使う側にもそれなりの態度が必要とか
不便な機械よりも、安価な労働とか
名称と実態がかけ離れている雇用形態とか、
いつでもどこでも変わらないなぁ、とか戦争で価値観が変わるのは、どこも一緒だなぁとか
色々思うところ有り。
なんとなく、また読み返してみたい本なので、忘れないように書いておきます。




おまけ
訳者あとがきにもありましたが、日本でも、ちょっと前まで、お手伝いさんとかが普通に居たという話。
母が言うには、結婚して何年間かは、父の家(家内制手工業の、どっちかと言えば職人…かなぁ)には
○○ちゃんと呼ばれる若い女性が通いで来ていたそうです。
お仕事の手伝いは勿論、お洗濯したり、ごはんの支度をしたり、嫁(=母)はずいぶん助けてもらったそうで
でも、いつのまにか来なくなってたとか。
一体どういう立場の人で、お給金とかどうなってたのか、ちょっと気になりますよ。



コメント
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