須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

5月2日

2016年05月02日 | スタッフより




今日も素晴らしい朝の風景から始まりました(^^)

今日は娘の通う中学校の授業参観でした。

いつも須永博士サイン会中で、この時期のPTA総会も学年懇談会も出席出来なかったけれど、今日は行けた。

こんな年もあっていい。

学校も、時期の検討がありながら日程変更せずに実施することを決めてくださり、

娘も、来るとは思ってなかったみたいでびっくりしたそうです。

今年の私は、時間たっぷりありますからね。

教室に入り、娘の友達の成長にハッとしました。

毎日見てる娘の姿

そして友達の姿

同じように成長してるんだけど、いつになっても子供は、子供。そんな娘と思ってたけど、まわりの友達の成長をみたら、やっぱり成長してたんだな。

と、自分の中二の頃を思いだして考えてみました。

だけど・・・自分の記憶は結構残ってると思ってたけど、もう30年前!?

そりゃぁ、記憶もまばらでした。

娘たちの姿を見ながら、小学生の頃とは大きく成長したみんな

ふと振り返ると、今置かれている状況は、まさかの「熊本地震」という大災害で大切な熊本が、友達やお客様やお世話になってきた方々や大好きな場所、いつもの風景が突然壊されてしまって、

言葉には出来ない感情があります。

だけど、心の中にあるものは、絶望とかでは無くて、

うん、やっぱり表現するのは難しいなぁ。

私の姉が白血病を経験していることは皆さん知ってると思います。姉が言ってた言葉

「例えば、これとても美味しいよ。って聞いたとしても、その物を自分で口にしてみないと、その味は分からないよね。

だから、あたしも自分のこのつらさとか気持ちとか、人に話しても分からないと思う。

それと同じで、どんなことでも、自分で経験すること、感じたこと、それってやっぱり自分にしか分からないんだよね」

って聞いたことが、すごく覚えてて。

今、私も被害は少なかったとは言え、大きな地震を経験し、ただ事では無いと思ったからこそ思うのは、

「東北の皆さんを想ってきたつもりだったけど、それって本当に寄り添えていたのかなぁ」

と、強く想います。

間違ってたかもしれない

求めてるものとは違ったかもしれない

でも、今つながっている方々と話してると、反対にこちらが勇気をもらいます。

その言葉のひとつひとつに、あたしが今思ってる感情、きっと持っていたんじゃないかと思える言葉があり、救われます。

こういう経験なんて、一生の中でしないでいられたら一番だけど、みんな、震災だけでなく、人生って様々な試練があるものですね。

だから、今熊本は大変だけど、どうか皆さん嘆きすぎずにいてくださいね!!、

心を寄せてくださったり片付けのボランティアをしてくださったり、共に涙を流してくださったりという心は本当にありがたくて嬉しいです。

人間ってすごいな。

日本人ってすごいな。

熊本の人って、やっぱり強くて温かくてすごいな。大好きだな。

そう思う今日です。







☆写真は、昨日の阿蘇 根子岳です。

涅槃像と呼ばれる阿蘇五岳のお顔の部分が左側なんですが、表情が変わってる!!!って思いました。

ネットで調べたら、やっぱり今回の地震で崩れたそうで、お顔が変わりました。

これもまた、見る機会があったら見て、地震前の画像と比べて見てください。
コメント
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