27日岡山で久しぶりのコンサートを楽しむ。ラトビア交響というより西本智美さんの指揮ぶりを見たくてということだったが、オーケストラは80年の歴史があり、自分の感触では、ロシアやサンクトべテルブルグと遜色のない力量と思う。団員の多くがギドン・クレメールやミッシャー・マイスキーなどの世界的有名な音楽家を輩出している音楽学校で学んでいるというのが頷けた。韓国生まれモントリオール育ちのウオニーソンが協演したラフマニノフピアノ協奏曲第2番には魅了された。3曲目のブラームス交響曲第4番を指揮した西本智美については、見事ではあるが、端整すぎる感じ、なんとなくしっくりしなかったような受けとめになった。今年の11月におなじラトピアとミッシャー・マイスキーの組み合わせのコンサートがあるので、もう一度聴いて確かめてみたいと思う。