気の向くままに

山、花、人生を讃える

人生の夕焼け

2010年12月11日 | 人生
昨夜、布団に入って寝しなに『聖使命』新聞を読んでいたら、恵美子先生の話の中で清超先生著「新世紀へのメッセージ」という本の中から、「来世」について書かれているところが紹介されていた。

一読して、夕焼けのような美しさに目頭が熱くなった。
時には読み返したいと思うので、ここへ書き留めさせてもらうことにした。


○夕焼けになると、あしたは晴れると言われますが、その「あした」が来ることは確かですね。
けれども人生の夕焼けに、あしたが来ると言えるでしょうか。人生の夕暮れは「晩年」といって、やがて日が暮れるように、人生も終わりになります。これはどんな人にも訪れる肉体の死のことですが、それで「いのち」がすべて終わるのではない。次の人生という「あした」が来ると考えるのが、昔から多くの人々の信じた「来世」の信仰ですね。それは非科学的だというかもしれませんが、本当は超科学的な現象で、物質的な測定が出来ないという問題だというだけの話でしょう。しかし「いのち」や「愛」や「知恵」は、測定が出来ないのです。だからそれらがナイとは言えないでしょう。アルと考えて、しかも永遠の「いのち」を信ずるのが、人間の生き甲斐の本源と言えるのではないでしょうか。
その上、私たちは美しい夕焼けを望むように、人生の晩年も、美しい夕焼けでありたいと思います。しかしそのためには、死ぬ時だけを美しく、安楽に、しかも尊厳死を、というわけにはいかないものです。(以下略)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする