気の向くままに

山、花、人生を讃える

初めての商売

2010年12月04日 | その他
最近は剪定したくてうずうずしているので、公園や庭などで伸びた木々の枝を見るとやたらと切りたい衝動にかられます。

最近も我が家の近くの家の庭木が伸び放題になっているのが気になっていたのですが、出かけて行って「切らせて下さい」と言うのも不自然でためらっていた。しかし、見ているとどうも気になるので、向こうから我が家へ来てくれないかなあと思い始めていた。すると面白いことに、そう思い始めた次の次の日、その家の主人が本当にやってきた。

庭で家内と何か話をしているのが聞こえてきたので、「あれ、本当に来た!」と思いながら、あわてて私も外へ出て言いました。
「庭の木が大部伸びているようだけど、誰かに剪定してもらう予定があるの?」
「いや、シルバーに頼んだけど、満員で断られて困っている」
「それなら、自分もかくかくしかじかで練習になるので、○○円でいいからやらせてくれないか」と言うと、向こうは
「それは有難い。是非やってほしい」というので、たちまち交渉が成立した。

さっそく庭を見せてもらうと、思ったよりはるかに手間がかかりそうだったので、「しまった!」と後悔したが、自分から「やらせてくれ」と頼んだのだから、今さら後へは引けない。
結局、ほとんど休憩もなしでフルに2日を要したのですが、しかし夢中になったおかげで、後には大満足の幸せ気分が待っていました。主人からは何度も「助かりました」と喜ばれ、こちらも「切りたい」欲求を思う存分に堪能させてもらうことができました。

このようなわけで、生まれて始めて商売をさせてもらいました。
商売と言うとどうも聞こえが良くないが、自分ではプロの仲間入りをしたようで嬉しい。

主人が「生垣の虫があまりに多く気持ち悪いぐらいだったので、夏に消毒をしてもらった」と言うので、
「毎年剪定して風通しを良くすれば虫もつきにくくなるので、自分で少しずつでもやるといいよ」と言ったのですが、言いつつ人間も同じだなあと思い、神想観のことを思い出していました。

御釈迦様も言ったとか。
「懺悔せんと欲せば端坐して実相を想え、衆罪も霜露の如し。慧日能く消除す」と。

次は今朝撮った写真ですが、心の中まで光が射しこんてくるようでした。

          
コメント
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