梅林へ
2019年03月10日 | 花
今日はあいにくの雨となりましたが、昨日は春うららかな、すこぶる上天気でした。
その昨日、梅の見ごろはもう過ぎたとは思いましたが、上天気に誘われて近くの県立植木センターに出かけました。
ところが、同センターの梅は確かに盛りが過ぎていましたが、すぐそばにある別の梅林はちょうど見頃を迎えていて、禅宗『無門関』の中にある、極楽浄土を喩えて詠んだうた、
江南三月の風光 百花爛漫 鷓鴣(しゃこ)長閑に鳴く
を思い起こさせる陽光であり、眺めでした。
以下はあまり写りはよくないが、その時の写真です。
植木センターの梅林。見ごろは既に過ぎていました。
向こうのピンクは満開の寒緋桜。手前の、いくつも腕を伸ばしたような裸の樹形が面白くて撮りました。
センダンの木。空に向かって伸び伸びと枝を伸ばしている姿が力強く、見ているだけで気持ちが良いのでした。
以下は、植木センターのすぐ近くにある梅林。ここは今が盛りで、紅白の枝垂れ梅がとてもきれいでした。
余談ですが、新選組の土方歳三は梅で1句
この世のものとも見えぬ梅の花
と詠んだそうだが、これからみると剣はうまくても俳句の方はあまりうまくなかったようですね。
しかし、鬼の副長のこの稚拙なところがかわいくていいのかも・・・。
それはさておき、我が家では黄水仙が例年より1週間早く、盛りを迎えました。
黄水仙が咲くと、 庭が一ぺんに温かく、明るくなった感じがします。