ひまわり(神奈川県川崎市)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
人間、ある意味とても計算高い生き物です。
誰と付き合うにしろ、たとえ無意識であっても、必ずその人の「値打ち」を見ているものです。
「値打ち」というのは表向きの外見や財力、肩書きなどではなく、
あくまで「人間性」を見て動くのが人間という生き物です。
「表向きのものだけで差がつく」というのは嘘で、
「表向きのものを手に入れるに相応しい過程や性格、本質」の向こうが見れればこそ、価値を認めることが出来るのではないでしょうか。
これを踏まえて。
「他人に対する理想や欲求が人一倍ある」という場合、
実際に表に出してしまう前に、
自分はそれを満たしてもらうに相応しい存在かを、一度でも反省する必要があるのではないでしょうか。
恋愛に限らず、よく聞かれる言葉に
「大切にしてもらいたい」
「優しくしてほしい」
などというものがありますが、
大切な人であればあるほど、自分だけは胡床(あぐら)をかいて、しかも相手に要求をぶつけるだけというの人がいるのだとすれば、
自分で「大切な相手だ」と言っておきながら、
それはかなり失礼な態度ということになるのではないでしょうか。
磨けるハズの人間性に全く手を付けずに理想ばかり膨らませるなど、
甘え以外の何物でもありません。
いや、「甘え」で済むならまだ幸せな方です。
甘えていても要求が通ってしまうようになると、
本人が自分の価値や人間性を勘違いし、誇大妄想と言わんがばかりの態度になり、
しまいには、生きる上で最も大切なものの一つである「成長」というものに全く意義を見いだせない、
無味乾燥な世界と全てが醜くなった自分が残るだけなのです。
こういうわけで。
理想や要求を叶えるには、本人がどう感じるかは別にしろ、
必ず難行苦行が付き物なのです。
でも、これでは夢も希望もありませんよね。
そこで、「理想」を描くのであれば、
その視点、焦点を変えてみるのです。
どこに向けるかは、勘のよい皆さんはお分かりかと思いますが、
「理想」は結局、自分自身に向けるのが正しいのです。
どんなに難行苦行があっても、その向こうに希望や希望が描けていれば、
他人への要求も自然と減ってきます。
具体的には
「これで自分の価値が上がるんだ」
「理想に近づけるかもしれない、もう少し耐えてみよう」
というような気持ちを持てただけ前向きで積極的な態度になれるのが、
私達人間の強さではないでしょうか。
「自分に対する理想」さえ追っていれば、
結果的に、本来の要求が報われる可能性が上がるわけです。
人に評価させるでもなしに価値を見てもらえる人間、
そうなれた時、自分の要求はわがままでも不釣り合いでもなんでもなくなります。
「姿勢や態度」は、いつも見られ、問われているものです。
どこまで自分を磨けるか、
しっかり考えてみませんか。