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その作品の全てが作家の高橋耕也さんが廃材を利用して創作されたものです。
その作品一つ一つは本当に独創的でそれぞれの味があり、その空間は優しくもあり幻想的な独特の空間です。
高橋さんは、様々な廃材を見ながら「お前は何になりたい?」って呼びかけるそうです。
そして、再び命が吹き込まれていく中で、作品が色々と語りかけてきて一つの作品に仕上がるそうです。
だからその廃材が生き生きしてるんですよね。
お前の元は何だったの?って、よ~く見ないとわからない。
自転車のチェーンだったりフライパンだったり、ペンチだったり。
それが解らなくても充分楽しめるんだけど、それが解るとその作品が何かとっても愛おしく思えてくるんですね。
中には、作品を見ても何だか解らないのですが、その影を映し出すと何と!なんて不思議な物もありました。
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廃材の中には自転車の部品が沢山!
そして驚いた事にその廃材となってしまった部品の提供者が、私達も昔から御世話になってるKTさんだったとは!
いろんな所で繋がってますね。
高橋さんがこうしたモノづくりを本格的に始められたのはまだ十何年で、その前は本格的なバイクラリーや独特なアドベンチャーチャレンジをされていたらしいですが、長年されていた雑誌のお仕事の連載や怪我をきっかけに、この世界に入られたようです。
身体を壊されてそうした活動が出来なくなってからの独創的なモノづくり。
昔も今も自分にしか出来ないモノをずっと追い求めている素敵な生き方だな、と思います。
帰り際に、お庭でお話聞いていると、一羽の幸せの青い鳥が作品にとまったのです。
その模様はこちらのブログで!