こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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緊急当番だけど・・。

2012-02-12 22:54:55 | 訪問看護、緩和ケア
緊急当番ですが、とっても静かです。

木曜日の夕方に緊急訪問が一件。
そして、今朝も一件だけ緊急電話が・・。

それは、Gさんに訪問中のヘルパーさんでした。
内容は、「Gさんの奥さんが、頭が痛くて元気がないんです。Gさんがすでに2回も薬を飲ませたようですが、まだ痛くて辛そうなんですが、どうすればいいですか?」って。

う~ん。
私は、Gさんの訪問看護で行ってはいますが、奥さんの病状までは責任が持てません。

でも、二人で一人のなかよし夫婦。
先日、ケアマネさんに連絡して、脳外科の病院に受診させてもらった方です。
その時のCTは問題なし。
1か月後、慢性硬膜下血腫も考えて再度検査予定ではありますが・・。

こういう時、本当に困ってしまいます。
もっと具合が悪ければ、即受診の手配をお願いできますが、あいにく今日は日曜日。
救急外来を受診するほどでもなさそうです。
まして、指示書もないので私が動くわけにもいかないのです。

安静に寝てもらって、ひどくならないようなら、明日の状態でケアマネさんと相談しましょうと言って切りました。

こういう緊急電話は、時々あります。
簡単な相談事なら何の問題もないのですが、いつかのように訪問したら「実は娘を見てほしかった。」なんて言う事もあり、困ってしまう事あるのです。

Gさんに関しては、訪問しても奥様に関わる時間が増えているので、場合によっては奥様の指示書を貰って、ご夫婦ごと見ていくことも必要かもしれません。

実際、こういう事からご夫婦や親子、兄弟で訪問看護に入ることになる場合がままあります。

生活の中で患者さんを支えるというのは、そこにあるもの、家族や家や周辺の環境などとのバランスの中で看なければならないわけですし、「沿う」と言う事であれば、共にあるものにも気を配っていく必要がありますから。

このところ、私の緊急当番の時は、落ち着いていることが多くて、なんだか申し訳ないような気がします。

昔、病棟にいた頃には、私と夜勤を組む人に申し訳ないほど荒れる人でした。

ウン十年前、勤務していた市内の大学病院は、まだ救命救急センターがなくて、私が勤務していた3の2病棟という病棟が、整形外科病棟と救急ベット4床のある緊急対応のできる病棟でした。

私が夜勤の日は、かなりの確率で急患が入ったり、緊急Opeになったり、亡くなったりとバタバタすることが多くて、死神のように言われたこともありました。

今の仕事になってからも、緊急当番で大荒れと言う事もよくありましたが、ここ数年めっきり減りました。なんだか、憑きが落ちたというか・・・
その分、若い人に移っちゃったみたいで、本当に申し訳ない思いですが、ラッキーです。
緊急電話はならないのが一番ですから。

それに、緊急出動が無いような日頃のケアに、スタッフのみんなが頑張ってくれているからだと、私は思います。

来週は、また忙しい一週間となりそうなので、今日はもう寝たいと思います。