とりとめもないBLOG

ただの日記です

XT225 フロントフォークオイル交換と三つ叉のグリスアップ

2016-10-05 00:18:34 | XT225WE

エンジンオイルと同じく、前回いつ交換したのか分からないフロントフォークオイルを交換する。

ハンドルクラウン側のクランプボルトだけ緩めて、予めフォークのキャップボルトを緩めておく。
フロントフォークにくっついている、様々な部品を全て取り外してから、アンダーブラケットのボルトを緩めて、フロントフォークを取り外す。
フォークブーツを引き抜いてみると、フロントフォークのインナーは特に錆びもなく綺麗な物だった。これなら磨く必要も無いだろう。


キャップボルトを外して、古いオイルを排出。左のフロントフォークから排出されたオイルは真っ黒だった。右のフロントフォークから排出されたオイルは少し透明がかった茶色。

何故右と左でオイルの汚れ具合が違うのだろうか…前のユーザーが右だけオイル交換したとか?

セロー225WEのフロントフォークのオイル量は394cc。油面高さは106mm。オイル粘度はG10となっている。
私はトレールバイクにはシビアなセッティングを求めていないので、基準値を大きく外さなければ問題無いという考えから、自宅に在庫があるオイルで賄うことにする。

今回使用するのは、前にKLX125でも使っていたATF…だけでは足りなかったので、KYBのG20やKAWASAKIのG5を混ぜる。オイルの固さはG10より少し硬い感じがするが、過度に使い込まれた古いオイルに比べれば、随分マシな動きになる。
適当に混ぜたので、万が一これでベターなセッティングが出たとしても、このオイルを再現する事ができない。 
ただ、前提条件であった基準値を大きく外している気がするし、調子が悪くなる確率の方が遙かに高いので、気にするだけ無駄だろう。
オイルシールから漏れるとか、走行に不安を感じる等の不具合があれば、普通のフォークオイルに入れ替えれるとしよう。
フロントスプリングの自由長使用限界値は225WEは547.9㎜。これは規定値内だったので再利用。


新油をフォークに注いで、エアー抜き作業後に、油面高さでオイル量を調整。
スプリングはピッチが狭い方を下向きにして、フォーク内に挿入。スプリングの上にワッシャを乗せて、最後にカラーを入れる。
あとはキャップボルトを仮締めしてフォークオイル交換終了。
 

折角フォークを外したので、ついでに三つ叉のベアリングのグリスも見ておく。
何せリヤの足回りのグリスがスカスカだった事もあって、もしかしたら三つ叉の部分も、吊しで購入した状態のままだと考えられる。
ハンドルクラウンのセンターボルトを緩めるにあたって、ハンドルが邪魔なので、取り外し。 ハンドルにゴチャゴチャと付いているので、結構重たい。
ハンドルを取り外したら、27mmのソケットを使って緩める。がっつりオーバートルクで締まっているので、またもやスピンナーハンドルの出番。

センターボルトはキャップボルトなので、本来はディープソケットの方がボルトを傷付けにくいと思うが、手持ちにそんな上等なソケットは無いから、ノーマルサイズで。

センターボルトが外れた時点で、ハンドルクラウンを下から軽く叩いてやれば外れる筈なのだが、ビクともしない。
相当きつく叩いても取れないので、ハンドルバーを取り付けて、揺らしながら引っ張り上げる。
しばらく頑張っていると、なんとか外れたので、どうなっているのか見てみると、錆びて固着していただけだった。
軽くペーパーを当てて錆びを落とし、グリスの付いたペーパーウエスで拭き取っておく。
 

アンダーブラケットが下に落ちないように支えているトップブリッジ下のリングナットを緩める前に、フロントフェンダーやライトステーなどをアンダーブラケットから外しておく。
今回は手抜き作業なので、ハーネスやワイヤー、ホースなどは取り外さず、そのままの状態で、片腕でアンダーブラケット回りを支えながら、三つ叉を下にずらして、空いてる方の手でグリスを塗布するという作戦。
因みにこの方法では、支える側の腕にかかる重さが思いの外厳しい。 フロントフォークが刺さっていなくても、フロント回りは結構重たいと実感した。

両手が塞がっていたので写真は無いが、グリースは最低限しか塗布されていなかった。残っていただけマシだと言えるかもしれない。
ベアリングレースは特に段付などの損傷は無し。ベアリング自体もスムーズに動作したので、まだしばらくは交換の必要は無さそうだ。
ウレアグリスをグリス溜まりができるぐらいベタベタに塗布して、三つ叉を元に戻す。

作業した後に気付いたのだが、三つ叉部分のグリスアップは、フロントフォークや前輪が付いている状態でやったほうが楽かもしれない。
トップブリッジとリングナットを外してから、メンテナンススタンドでフレームを浮かせれば、相対的に三つ叉を下にずらす事が出来るんだし…次回からそうしよう。

ハンドルクラウンのリングナットは締め付け過ぎてはいけない。理由はベアリングを圧迫してしまって動きが悪くなるから。かといって締めないわけにはいかないので、丁度良い締め具合を探りながら締めていく。
まぁ、自転車のハブベアリングの玉押し調整よりは神経質ではないので、適当で大丈夫だと思う。
ハンドルクラウンを取り付けて、センターボルトは仮締めしておく。
フロントフォークを三つ叉に挿入して、ハンドルクラウンからの突き出しを調整しつつ、アンダーブラケット側のクランプのボルトを締める。
左右のフロントフォークの取り付けが終わったら、アクスルシャフトを通してみて、抵抗無く抜き差しできるところで、アンダーブラケット側のボルトを本締め。
アクスルシャフトを通したままの状態で、フロントフォークのキャップボルトを本締め。 ハンドルクラウンのセンターボルトを本締め。 ハンドルクラウンのフォーククランプを本締め。
キャップボルトの締め付けトルクは23Nm、フォーククランプはアンダーブラケット側は20Nm、ハンドルクラウン側は23Nm。

ハンドルバー、フロントフェンダー、ブレーキキャリパー、ライト回りなども順次取り付けていって、最後にフロントホイールを取り付けて終了。


次回の三つ叉のグリスアップは暫く先の話になりそうだけど、フォークのオイル交換は近々やらなければならないような気がする。 

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XT225 スイングアームのピボットをベアリング化

2016-10-04 00:47:17 | XT225WE

セロー225の定番カスタムの一つとして、スイングアームのピボットを樹脂ブッシュからベアリングに交換するというものがある。
この部分はグリースガン用のニップルがついているものの、ブッシュに刻まれたスパイラル状のスリットにしかグリスが入らず、内部の金属製のカラーが油脂不足で摩耗するらしい。

さて、スイングアームの脱着は大抵のバイクで面倒な作業だが、多分に漏れずセローにおいても非常に面倒くさい。
タイヤやチェーンはさっさと外してしまって、ブレーキキャリパーは邪魔にならないところにぶら下げておく。
スイングアームを取り外した後でなければ、リンクのロッカーアームの取り外しができないので、まずはサスペンションやリンクの下端のネジを外して、スイングアームがフリーになるようにする。
スイングアームの動きがフリーになったら、ピボット部分のボルトを取り外す。
また、それらを取り外すにあたり、リヤブレーキのマスターシリンダーが邪魔になるので、それも取り外してやらなければならない。

スイングアームが外れたら、チェーンスライダーを外して、ロッカーアームのボルトを緩め、取り外す。

スイングアームのピボット部分には金属のカラーが挿入されているので、それを抜き取り、圧入されている樹脂ブッシュを叩き出す。
叩き出す際は、17mmのソケットとエクステンションバーを使用し、ピボットの内側から外側に向かって叩き出した。


ピボット外側の樹脂ブッシュは、ピボット部分の厚み調整とシール受けとして必要なので、ある程度差し込み部分を残して切断する。


今回使用したベアリングはNTNのHK1816LL。 これを左右のピボットに2個、計4個使用。


ピボット内側はゴムのシールがピボットと面一になるように、ベアリングを圧入。 ピボット外側は樹脂ブッシュが完全にピボット部分に填まる深さまで圧入する。


ちなみに元々付いていた金属製のカラーは予想通り摩耗していた。

見ての通り、グリスが充填されていた部分は問題無いようだが、樹脂カラーと接触していた部分は削れて凹んでいる。写真で見てピカピカに光っている部分が削れた部分。
指で触ると明らかに凹んでいるのがわかる。
KLX125のときは錆びが酷かったから、どうせ新品と交換だろうと思って、新しいカラーを購入しておいてよかった。


リンクは寝ぼけてヤフオクで落札してしまった綺麗なリンクがあったので、それと交換する事にした。

元から付いていたリンクは後でパーツ洗浄して予備としてとっておこう。


無事にベアリング化できたので、スイングアームを取り付けて、リンクのロッカーアームをとりつけ、サスペンション等を組み付ける。
……セローをバラした事のある諸兄は既に気付いていると思う。 そう、チェーンスライダーを付け忘れている。
セローのチェーンスライダーはスイングアームを外さないと装着できない上に、チェーンスライダーを付けると、ロッカーアームのボルトが隠れてしまって、締め付けられなくなるという欠陥構造。
面倒くさいが、チェーンスライダーが無いと、スイングアームが削れるだけなので、仕方なくスイングアームを取り外す。
チェーンスライダーを取り付けて、締め忘れや部品の付け忘れが無いか確認した後に、再度組み付け。
まだ交換してから、走りに行っていないし、サスペンションがへたってる事もあって、どれほど動きが変わったのかよくわからない。
ただ、今回バラした事で、殆どの部分が油脂不足だった事が判明したし、グリスガン用のニップルの動作確認もできたから、やって損は無かったかな?


あと予想通りではあるけれど、ほとんどの大きいネジ類がオーバートルクで締められていて、今回もKo-kenの600mmスピンナーハンドルと、KABOのロングギヤレンチが大いに活躍してくれた。

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XT225 オイル交換

2016-09-25 09:33:34 | XT225WE

ヤフオクで購入してから、一度もオイル交換していなかったセローのオイルを交換する事にした。
前回、いつごろ交換したのか不明なので本来であれば、一番最初に交換すべきだが、夏場の糞暑い時期に作業するのが面倒で、ずるずると後回しになっていた。

このバイクのエンジンの気化器はキャブレターだから、暖かい日であっても、冷間時はチョークを引かないと、エンジンはかからない。
それにしてもエンジンのかかりが悪い。セルがへたってるのか、バッテリーが弱ってるのか…これならSZR660の方がまだ始動性は良かった。今度、新品バッテリーに交換して実験してみよう。

エンジンを2分程アイドリングさせてオイルを温めたら、アンダーガードを外し、ドレンボルトを緩めてオイルを抜くのだが、ドレンボルトが結構なトルクで締め付けられている。
手持ちの3分のラチェットでは勢い余って怪我をしそうなぐらい強く締め付けられていたので、手持ちの19mmレンチの中で一番長いKABOのギヤレンチを使う。
これで駄目なら600mmのスピンナーハンドルの出番だが…と思いながら、軽く力を込めると、あっさりと緩んだ。 ふむ、やはり頼るべきは適切な道具か。

排出されるオイルは予想通り黒々していて、お世辞にも新しいオイルとは言えない代物だった。まぁ、乳化していないだけマシだろうか。

オイルを抜きながら新油を用意するのだが、CBF1000で使った余り分だけでは足りないので、どのオイルを混ぜようかと考えていたら、ご近所のOGKのお兄さんから、DR800S(DR750S?)のオイル交換で余ったからと、カストロールPower1をタダで譲って頂いた。なんて素晴らしいタイミング。本当にいつもありがとう!

無事に単一銘柄のオイルを900cc程度用意できたので、ドレンボルトを締める。締め付けトルクは調べてなかったので分からないが、ネジ径がデカい上に、もともと高トルクで締まっていたのだから、3分の普通のラチェットハンドルを使って、手トルクで締めても大丈夫だろうと判断した。気が向いたら締め付けトルクを調べて締め直すとしよう。
セローのオイル給油口も注油しやすい場所についているので、注油にはさして気を遣う事は無い。規定量注油してから、車体を水平に立てて、オイル点検窓から確認。規定半以内に収まっているので、エンジンを始動して1分程してから、エンジン停止。1分後にオイル点検窓を見てみると、オイル量は規定範囲内。ちょっと少ない気もするが、多すぎてブローバイガスを噴きまくるよりはいい。
で、オイルを交換した結果、エンジンからのノイズは明らかに減った。これは間違いなく新油の効果だろう。 そして何故か始動性が良くなったような気がする。これは気のせいかもしれない。
オイルフィルターも交換しようかと思ったのだが、何故かフィルターカバーのネジが三本とも形状がバラバラで、見たとたんに気分が萎えてしまったから、また今度。

ODO 16716km

CASTROL(カストロール) エンジンオイル POWER1 4T 10W-40 MA 部分合成油 二輪車4サイクルエンジン用 4L [HTRC3]
 
CASTROL(カストロール)
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XT225 ウィンカーとテールランプをLED化とETC等の補助ツールの取り付け

2016-09-11 11:36:06 | XT225WE

ミラジーノが車検で出払ったので、ガレージのスペースが大幅に空いたから、セローの電気回りの整備をやってしまう事にした。

やはりガレージ内での作業は天気も時間も虫も気にしなくていいので、気分的に楽だ。
 

まずは、ウィンカーとテールランプをLEDランプへ交換。単純にバルブをLEDにして、リレーをICリレーに交換するだけだ。
ウィンカーの口金はS25、テールライトの口金はBAY15d。
後ろのウィンカーは後方への視認性があれば問題無いので、KLX125の時に購入した小さめのLED玉。
白色LEDなので、点灯させるとオレンジではなく、黄色っぽく見える。 本来はアンバー色の物を使うべきだろう。
フロントのウィンカーランプは前方と横方向への視認性が欲しいので、今回は手頃な球が手元に無かったから、今回は見合わせて電球のまま。
テールライトは後方と横方向(斜め後方?)への視認性が必要なので、少し大きめの物を使う。色は赤色。
  
白色LEDを入れてしまうと、テールライトカバー越しに見える色はピンク色になってしまって、格好が悪い。
ただし、セローはテールライトとナンバー灯を兼用しているので、ナンバープレートが少し赤みがかって見えてしまう。 まぁ車検が無い車両だから、気にしない。
ICリレーはamazonで購入した2線式の安物。
  
変換ケーブルを作って、元のリレーがあった位置に押し込む。

固定はしていないが、サイドカバーやケーブルで押さえられているから、落下する事は無いだろう。
ヘッドライトのLED化は相変わらず配光特性が悪いらしいので、しばらくは見合わせ。
予備バッテリーを購入したのだが、今付いている中華バッテリーも充電し直したら、まだ使えそうなので、本格的に使えなくなるまでは使ってみようと思う。

今回のメインは、何と言ってもコレ。

煙氏からなんとETCユニットを頂いたので、有り難くセローに取り付ける事にした。
アンテナ一体式なので取り付けは容易なのだが、別体式に比べると大きいので、山に入ったら邪魔になるかもしれない。
そこで、RAMマウントで取り付けて位置を可変できるようにしてみた。

普段は上に持ち上げて邪魔にならないような所に配置して、山に入ったら、中央に寄せてなるべく低い位置に移動させる。
本格的に邪魔になりそうであれば、簡単に外せるように、ヘッドライトのラインから電源を取って、ヘッドライトカバーをずらせば、電源コネクターの脱着ができるようにした。
少し手間はかかるが、盗難が懸念される場所ではETCユニットを外しておく事ができるし、邪魔になれば、取り外して鞄に放り込んでおくこともできる。

シガーソケットの電源はテールランプのラインから引き出す事にした。セローのテールランプのラインは丸ギボシで接続されているので、分岐ケーブルも容易に作成できる。
配線を引っ張る際に、ステム下のボロボロになったコルゲートチューブを新品に交換。

黒色のハーネステープを切らしていたので、手元にあった粘着剤が沸きかけの白色ハーネステープをぐるぐる巻きにしておいた。

粘着剤が付着して汚らしいが、どうせ泥とか擦れでボロボロになるので、良しとしよう。

あとはスマートフォンホルダーの箕浦iH-520STDとヘルメットホルダーをハンドルに取り付けると、ハンドルの水平部分はいっぱいになってしまった。

カメラ用にRAMマウントがあと一つぐらい欲しいかなぁ…

今回は作業台兼部品置きとしてNorth Eagleのアルミミニワーキングテーブル NE1385を利用した。

アルミ製で軽く、また縁の部分が反っているから部品が転がり落ちにくい。
足がついてて適度な高さになるので、キャンプの際にはストーブ台としても使えたりする、なかなかの優れもの。
足付きアルミテーブルなのに1600円程度と安価だった為、しばらく品切れが続いていたみたいだが、ここ最近復活したようだ。
丈夫なものが欲しい向きには、ロゴスから同じデザインで鉄の物が出ているので、そちらの方が良いかもしれない。

まめ電(MAMEDEN) S25 LED ダブル レッド 赤色 テールランプ ブレーキランプ 30連SMD (金口 ダブル球) LEDバルブ2個セット BAY15d ピン角180°段差あり
 
まめ電

 

ポッシュ(POSH) ワイドワットウインカーリレー 2線式 090010-WR
 
POSH(ポッシュ)

 

汎用 LED ハイフラ防止 IC ウインカー リレー 2線平端子タイプ フラッシャーリレー
 
EALE

 

【ノーブランド品】オートバイ用 DC 12V 防水 シガーライター ソケット プラグ USBポート 電源ポート iPhone 充電
 
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REC-MOUNTS(レックマウント) ETCマウント ヘッドパーツ [HED-ETC-BB]日本無線 JRM-12 / ミツバサンコーワ MSC-BE21用 バイクや自転車、車にも!
 
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RAM MOUNTS(ラムマウント) M8ボルトベース(ネジ長3種類付属) RAM-B-367U
 
RAM MOUNTS(ラムマウント)

 

North Eagle(ノースイーグル) テーブル アルミミニワーキングテーブル NE1385
 
North Eagle(ノースイーグル)

 

デイトナ(DAYTONA) ヘルメットロックホルダー シルバー 75476
 
デイトナ(DAYTONA)

 

MINOURA(ミノウラ) スマートフォンホルダー [iH-520-STD] スタンダード 22.2mm/25.4mm/28.6mm
 
MINOURA(ミノウラ)
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XT225WE チェーンカバー

2016-08-28 02:23:29 | XT225WE

ブレーキ回りのメンテナンスを行ったので、先週の日曜日に試走を行った。
目的地は特に決めていなかったのだが、いきなりダートに持ち込む気にはなれず、とりあえず低速低回転での粘りが見てみたかったので、自宅から30分程走って暗峠へ行ってきた。
暗峠へ移動する際に、フロントブレーキのリザーバータンクを見てみると、微細な気泡が出ていた。 どうやらホース内に微量のエアーが残っていたようだ。 心持ちブレーキレバーのタッチも良くなっている気がする。
キャリパーやホースをプラハンで叩いて振動を与えながらエアー抜きしても、やはり少しは残ってしまう。
暗峠は所謂酷道と言われる道で、国道308号線の一部。
大阪側の急勾配が特徴で、生駒~大阪を最短で結ぶ道路でありながら、峠道までのアクセスの悪さや、道幅の狭さと急勾配から自動車で通行すると離合が非常に面倒で、地元民の裏道に使われる事はあってもメイン道路にはならず、交通量は少ない。
自転車野郎からは激坂アタック道路として親しまれ、ハイカーも多い。
この道を敢えて急勾配のラインを選びながら、時速10~20km未満で登っていく事で、低回転時の粘り具合を見る。
それほど長い道程ではないので、そんな遊びをしながら登っていても、対向車も追走車も現れず、十分に試す事ができた。

今まで購入したバイクはほぼ全て同じような事をしているのだが、当然というか何というか、今まで乗ってきたバイクの中で一番粘ってくれる。 KLX125以来の感動を覚える。
CBF1000でも、それなりに粘ってくれそうな気はするが、あの急勾配でエンストして立ち転けなんてしたら、起こすのが大変そうなので、ぎりぎりまで粘るようなテストはやる気がおきない。

暗峠を越えて生駒側に抜けてから、裏道の市道を走って阪奈道路へ。 
阪奈道路を下ってすぐの所にある二輪館で、アウトレット品を眺めていると、サンスターのセロー225用フロントスプロケット(15T)が税込1900円程で売っていたので買っておく。 もしかしたら今の14Tから標準の15Tに戻したくなるかもしれないし。

帰宅して、車体をチェック。
チェーンカバーを取り付けてなかったので、左足や車体の左側にチェーンオイルが飛んでいる。
 
ダート走行だけを考えれば、メンテナンスしやすいので、チェーンカバーは無い方が便利なのだが、通勤や移動で使う事を考えると、車体はともかく、靴やズボンに油が飛ぶのは好ましくない。
で、前から準備しておいたチェーンカバーを取り付けることにした。

幅広のタイヤを履く事があれば、チェーンカバーを外す必要がでてくるかもしれないけれど、ツーリストは周長は長くなっても、タイヤ幅は狭くなるようだし、たぶんこのまま使えるんじゃないかな…

あと、走行中に気になったのが、クラッチジャダーが出始めているという事。
私はあまり半クラッチを使わない運転をするので、それほど気にならないが、今日みたいな低回転粘りテストみたいな遊びをすると、少し気になる。
放置しておいて勝手に直るようなものでもないし、クラッチハウジングに変な当たりがつかないうちに、クラッチ板の交換をした方が良いかもしれない。

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XT225WE フロントブレーキのメンテナンス

2016-08-18 01:08:23 | XT225WE

先日タイヤ交換をした際に、フロントブレーキのマスターシリンダーからフルードが漏れた事を書いた。
ブレーキレバーを握るだけであれば、リザーバータンクに圧がかかることは無いので、漏れてきたりする事は無いのだが、安全装置の不具合は気持ちの良い物ではない。
TS125Rに付けているニッシンのマスターシリンダーを外して、セローに取り付けようかとも考えたが、山に入ると頻繁に転けるのでレバーを折ったり、リザーバータンクのホースが外れたりする事を考えると、どうにも乗り気になれない。
そんな感じでゴチャゴチャ考えていると、煙氏からトリッカーのマスターシリンダーを譲って頂けるとの、ありがたいお話。

 
これが頂いたトリッカーのマスター。
ブレーキレバーまで付いていて、しかも無茶苦茶綺麗。ほとんど新品なんじゃないのかな…

現在セローに付いているバンジョーボルトを使い回しても良かったのだけれど、折角なので新品を購入。
トリッカー用のバンジョーボルトは「90401-10172」で140円。セロー225用は「90401-10159」で184円。何が違うのか確認したかったので、マスターシリンダーはトリッカー用、キャリパー用はセロー用を購入した。
 

結局違いはボルトの頭の形状。
 
まぁ、この程度の違いなら、別にどっちでもいいかな。 セロー用のボルトの方が錆びた際に回しやすいというメリットはあるかもしれない。

バンジョーボルト用のワッシャーは「90201-10118」で59円。4JGとトリッカーの古い型式は同じ型番。
 

トリッカーの新しい物になると、「90430-10005」になって92円と単価が上がる。
無駄に高い物を買う必要は無いだろうから、これは安い方で。
正直なところ、1枚毎に個包装してるから、値段が跳ね上がるのであって、こんな物は2枚一組とか4枚一組で売ればいいのに。
そうすれば、もう少し安く売れるんじゃないだろうか。

ブレーキホースも結構ヤレてきていたので、これも交換。
4JG用は5000円以上するが、トリッカー用(5XT-25872-00)は3910円と少し安くて5cm程長い。
5cm長くても取り回しに苦労することは無いだろうという判断で、トリッカー用を注文した。
   

フロントキャリパーのピストンの動きは、結局小手先メンテナンスでは元に戻らなかったので、シールとピストンの新品(4JG-W0057-00 4050円)を購入して、オーバーホール。
  

念のためにブレーキスイッチの新品を買っておく。スイッチを外す際に爪を折ってしまう人が多いらしい。予備を持っていれば安心して作業できるだろう。
 

キャリパーのオーバーホールをする際、ブレーキピストンプライヤーでピストンが抜けると安易に考えていたので、先にフルードを抜いてキャリパーを外してしまったのが失敗だった。
手で押し込んでもビクともしないピストンが、そんな簡単に抜けるはずもなく、ピストンプライヤーとシリコーンスプレー等を使って、力業でピストンを取り外す羽目になった。
今度からピストンを外すときは、油圧で出来る限りピストンを出してから作業することにしよう。
古いピストンがキャリパーに付いている状態は、

こんな感じ。点錆びが出ているが、それほど気にする程では無い気がする。これぐらいなら、普通は簡易メンテでピストンはスムーズに動いてくれるのだが、これがさっぱり動かない。
で、
  
ピストンを外すとこんな感じ。 シールはともかく、ピストンが妙に焼けている気がするのだけれど、これが原因なのかな?よくわからない。
まぁ、古いピストンはピカールか何かで磨いてやれば再利用できそうな気がするので、予備部品入れに放り込んでおくとして、シールは消耗品なので交換。
自分でキャリパーのメンテナンスをすると、納得できるまで掃除できるので、自己満足度は高い。
  
オフロードバイクなので、キャリパーのボディーなど汚れていようが、傷だらけだろうが、どうでもいいが、ピストンシールの装着される溝に付着している、ゴムのカスや、ブラシで擦るぐらいでは取れない汚れ、白錆等を可能な限り除去。 シリンダー内もコンパウンドで磨いて、パーツクリーナーを缶の半分ぐらい使って掃除。 
それでも、シリンダー内のピストンが固着していた部分の変色は取れない。
ある程度満足したところで、新品のシールキットを取り付けて、新しいピストンを装着。 
ブレーキオーバーホールキットにピストングリースも付いているが、これよりもメタルラバーの方が滑りはいい。
キャリパーとシールの間に入るように付属のグリスを入れて、ピストンとシールが接する部分にはメタルラバーを塗布する。 
ピストンは指で出し入れできるぐらいスムーズに動作するので、ピストンを適当に往復させてシールを揉んでおく。
 
スライドピンは錆びも減りもなかったので、古いグリスを拭き取って、新しいウレアグリスを塗布して。 サポート側に装着。 
このキャリパーはサポート側にパッドを引っかけるタイプなので、パッドの装着が少し面倒くさい。

マスターシリンダーに新しいホースを取り付けて、古いホースと同じようにホースを引き回す。
流石に5cm長いだけあって、少々余り気味だが、途中で吸収できない程ではない。
 
キャリパーとホースを繋いで、車体への組み付けは完了。
  

今回は完全にフルードが抜けた状態になったので、最初はシリンジを使ってキャリパー側からフルードを注入。リザーバータンクまでフルードが上がってきたら、リザーバータンクにフルードを足して、エアー抜き開始。
バキュームでリザーバー側からキャリパーにフルードを引っ張ろうが、キャリパー側からフルードを押し込もうが、バイクの経路長だったら大差無いし、キャリパー内やホース中に滞留しているエアーを抜く手間は、あまり変わらない気がする。

で、試走。
キャリパー、ホース、どちらも剛性が低い上にパッドが腐っているのか、タッチはふにゃふにゃだし、初期制動は今ひとつ。 
元々、セローのブレーキはお世辞にも、よく効くブレーキでは無いから、安全運転でよろしくどうぞって感じだろうか…
まぁ、パッドを交換するだけでも初期制動のタッチは変わるかもしれない。 
お隣さんが、「セローはホース剛性が低すぎるから、ホースを交換するだけでも随分変わりますよ」と教えてくれたのだけど、今回購入したトリッカーのホースじゃあ、意味ないよなぁ。5cm伸びたぶん逆に剛性落ちてるだろうし。 
TS125Rのブレーキホースが一本余ってるから、試してみれば良いのだろうけど、山の中を走るなら、今ぐらいの効きで良さそうな気がするので、もうしばらく様子見。

CCI M-1 メタルラバーMR20 エアゾール
 
CCI

 

(STRAIGHT/ストレート) ブレーキピストンプライヤー 19-9889
 
(TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート

 

(STRAIGHT/ストレート) ブレーキピストンロッキングプライヤー 19-9870
 
(TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート
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XT225WE リヤまわりメンテナンス

2016-08-07 03:36:01 | XT225WE

前回、タイヤ交換を行った際に、錆と油と泥でガビガビに固着したチェーンを除去したので、リヤホイールはフリクションが殆どかからないフリーな状態である。


メンテナンススタンドで車体を浮かせて、リヤタイヤを回転させると、1回転する間に、同じ部分でブレーキディスクローターがパッドに擦れる音がする。



動画を見れば分かると思うが、どうやらディスクローターが歪んでいる。
もともと摩耗限界を超えているディスクなので交換予定だったのだが、予想以上の駄目ディスクらしい。

セロー225W(4JG1)から現行のインジェクションセローに至るまで、後輪のディスクローターはずっと同じサイズ(外径208mm、内径80mm、PCD 88mm)なのだが、同サイズを使っている車種がXT225W/WE、XT250X、セロー250、トリッカーとヤマハの同系統車種しかない。
原付のディスクローター並のサイズだが、純正は1万円超。
数が出ないサイズだからなのか、激安ディスクローターを探してみるも見つからず、サードパーティー製では「Z-WHEEL W51-20336」が最も安くて7600円程。
ワイズギアのリアホイールASSY(ブレーキディスクもスプロケも全部付いてる)がセール期間なら35000円程で購入できる事を考えると、ディスク一枚に7600円はちょっと高いんじゃないの?と思ってしまう。
10万円未満で買ったバイクに3.5万のホイールというのも勿体ないので、今回はディスクだけ購入。
 
ついでにディスク取り付け用のボルトも純正(90149-08268 102円×3)の新品を購入しておく。


ホイール外しついでに、スプロケットも交換。こちらはNTBのSPY-028R。2千円程の安物スプロケットだが、普通に使えるなら問題無い。

ドリブンスプロケットを外すには、最初にナットの回り止めのプレートを平らに寝かせる作業をしなければならないのだが、これが、結構面倒くさい。ある程度開いたところで、ナットにソケットを当てて、叩くのが手っ取り早いが、それでも結構時間がかかる。

新品のスプロケットと比べてみれば、そこそこ減っているのが確認できる。

鉄のスプロケットなので、そう簡単に歯が折れることは無いが、新しいチェーンを装着した際に、チェーンの片伸びの原因になりかねないので、新品に交換した方が良いだろう。
それにしても、流石に安いだけあって、歯の切削痕が汚いし、プレートの肉抜きも純正に比べると格好悪い。耐久性は今後使ってみないと分からないが、普通に使えるようなら、コストパフォーマンスは高いか。
ドリブンスプロケットを交換したら、ナット回り止めのプレートを起こさなければならない。 開くのも面倒だが、起こすのもまた面倒で、ドライバーである程度起こしたあとはハンマーで叩く事になる。 他にもっと楽な方法があれば、教えて欲しい。


ドライブスプロケットはXAMのC3201-14T。

値段は2千円程。将来的にツーリストを履く事を想定して、純正より1T落としにしてみたが、13Tじゃないと入らないのかな…駄目ならその時考えよう。
切削具合は流石に綺麗だ。XAMブランドなので、耐久性もそれなりに期待しているが、こればかりは使ってみないと分からない。

ブレーキディスクはネジロック剤で止まっているので、いつものスピンナーハンドルの出番。

これを使うにはそこそこ剛性があって、精度の高い六角のソケットが必要。ガタガタの六角で、ロングのスピンナーハンドルを使うと確実に舐める。
外したネジは再利用できそうだったが、ボルトの頭が錆びかけていたし、新品のボルトを買っていたので、新品を使う事にした。
 

例によってキャリパーの汚れが酷いので、耐水ペーパーとメタルラバーにて清掃。こちらはフロントキャリパーと違って、そこそこ動くようになった。

ブレーキパッドも摩耗限界に近づいていたので、YAMASIDAの安いブレーキパッドを買って取り付ける。
  

KLX125の時から、使おうと思って買ったのに使われずに部品箱で眠っていたEKチェーンの428SHDR(GPGP)を引っ張り出してきた。
買っていたのが130リンクだったから、グラインダーとチェーンカッターでコマ数を120リンクにする。
ドライブスプロケットの歯数を1T減らしているが、セローのチェーン引きの調整幅は結構広いので、特に問題にはならない。
 

リヤホイールのスポークに付着した錆を落とすのに、はじめは手でペーパー掛けをしていたのだが、途中から面倒くさくなってきたので、ワイヤーブラシを使うことにした。 どうせ既にメッキがはがれているので、錆びを落としたところで、すぐに再発するから、極力手間をかけない方向で。
流石にペーパー程綺麗にはならないが、分厚い錆の層は落とせるようだ。  本格的に錆対策するなら、新品のスポークを買ってきて張り替える方が早い。

それにしても、セローはロングセラー商品だけあって、メンテナンスに関しての情報量が多くて助かる。古い車種なので、情報が古すぎて使えない事もあるが、素人レベルが手を入れられる範囲であれば、十分な情報量だ。

Z-WHEELズィーウィール/ジグラムローター リア
Z-WHEELズィーウィール/ジグラムローター リア SEROW225


EK(イーケー) ノンシールチェーン 428SHDR ゴールド 120L 【クリップジョイント】
 
イーケー(EK)

 

X.A.M Japan (ザムジャパン) C3201-14 428-14T スプロケット C3201-14
 
X.A.M Japan(ザムジャパン)

 

NTB(エヌティービー) SPY-028R スプロケット
 
NTB(エヌティービー)


相変わらずスプロケットとチェーンはmonotaroで10%の日に買うのが一番安いかな?

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XT225WE タイヤ交換

2016-08-01 00:56:07 | XT225WE

随分前にTS125Rの予備ホイールを中古で入手した際、4分山程度のD604が付いていたので、それをセローに取り付ける事にした。

ムースタイヤでなければ、オフ車のタイヤ交換はオンロードのそれに比べて容易だ。
中には凄く固いタイヤもあるそうだが、今のところ固くて心が折れるような事態になった事はない。
セロー225WEはリヤがチューブレスなので、少しは大変なのかと思ったが、少しビードが落ちにくいだけで、ビードブレーカーさえあれば、チューブ噛みを気にしなくてよい分、普通のオフタイヤよりも楽かもしれない。

まずはTS125RのホイールからD604を外す。やはりホイールスタンドがあると凄く楽。立ったまま作業ができるし、タイヤをホイールから外すのに、引き剥がすのではなく、押し落とす事ができる。まぁ、タイヤチェンジャーを持っていれば、レバーだけで外れるのだろうが置き場所が無い。

ちなみにD604は09年製。七年前のタイヤなので、本当は捨てたほうがいいのかもしれない。 一度表面の硬化した部分を削ってみて、それから継続利用するかどうか決めたいと思う。セローで頑張った走りをしようとも思わないし。

次にセローからホイールを外して、タイヤを外す。 こちらのタイヤはD603 15年22週目製。ほぼ新品。
  
セローは最終的にトラタイヤを履かせる予定なので、D603みたいなマッドが得意そうなタイヤは必要ない。
どちらかといえば、TS125Rをコースに持ち込んで遊んでみたいと思っているので、D603はTS125Rの予備ホイールに履かせる事にした。
まずはリヤホイールから。
チューブレスのホイールなのでニップルの穴が無いし、リムバンドも存在しない。 リムにビードが落ち込む溝は思っていたよりも浅くて(というか無さそうに見える)、こんなので大丈夫なのかと心配になる程だった。

念のためにリムの内側にへばり付いたゴムのカスをピカールで擦り落とす。
ちなみにD604はチューブタイヤなので、本来はチューブレス用のバルブを外して、チューブを入れて使う代物。 それは分かっているのだが、折角のチューブレスホイールだし、空気圧を極端に下げなければ、1週間毎に空気圧を確認すれば問題無いので、そのままチューブレスで組む事にした(ちなみに買った時に付いてきたD603も本来はチューブタイヤ)。
まぁ、これで突然空気が抜けて事故っても自己責任。そもそもタイヤ自体が古いし硬化しかけているので、リスクだらけだ。

チューブが無いので組み込みは楽だが、ビードキーパーがあれば、さらに楽に作業ができる。 
スポークホイールなので、スポークに引っかけるタイプのビードキーパーを使えば良いのだが、ここは最近購入したキャストホイールでも使えるビードキーパーを使ってみた。

ビードが浮かないようにリムに挟み込んでネジ止め。今回はタイヤの反発力が弱いので、ネジは手締めでも問題無かったが、ロード用の17インチなんかだと、しっかり締めないと弾け飛びそう。 
とはいえ、しっかりとビードキーパーとしての仕事はしてくれたので、これは結構使えるかも。
スポークに引っかけるタイプのビードキーパーよりも小さくて邪魔になりにくいから、車載工具に一つ入れておいてもいいかもしれない。オフタイヤなら一つあれば十分役に立つ。

タイヤに空気を入れようとコンプレッサーのバルブを開けると、ホースから盛大にエアー漏れ。どうやら経年劣化で駄目になったらしい。流石安物。

別のホースにインフレーターを繋ぎなおして、とりあえず300kpaほど圧をかけて、ビード上げとエアー漏れチェック。なんかスローパンクしてそうな気もするけど、豪快に漏れてる感じもしないので、そのまま200kpaに調整しなおして暫く様子見。
前輪はチューブタイヤなので、それなりに。

前輪を取り付けようと、ブレーキキャリパーを見てみると、酷い有様だったので清掃。

耐水ペーパーやらメタルラバーなどを駆使して、なんとかピストンをキャリパー内に収める事ができるようにしたものの、動きはすこぶる渋い。
シャコ万を使ってピストンを二つともキャリパーに入れ込んだら、マスターシリンダーのリザーバータンクからフルードが漏れていた。 
どうやら、フルードの量を見る為の窓のヒビから漏れ出したらしい。前オーナーからは「液量点検窓はヒビが入っているので、コーキングしています」ってのは聞いていたのだが、そうか、リザーバータンクに圧がかかると漏れるのか…これは交換するしかない。
 
ホイールベアリングの調子は問題無し。グリースも潤沢。スリーブに錆も見受けられない。
スポークは一本だけ試しにペーパーを当ててみたら、結構綺麗になったので、暇を見て錆びを落とそう。

残りのTS125R前後輪の予備ホイールにD603を組んで、作業終了。他にも色々と問題が見つかったが、今日はここまで。


ODO 1617km(+25000km?)
 

デイトナ(DAYTONA) タイヤチェンジスタンド 90323
 
デイトナ(Daytona)

 

(STRAIGHT/ストレート) タイヤビードダウンキーパー 4ピース 19-5364
 
(TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート

 

DRC:ビードキーパー(ブルー)
 
DRC

 

DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ Buroro D603 フロント 2.75-21 45P チューブタイプ(WT) 226677 二輪 オートバイ用
 
DUNLOP(ダンロップ)

 

DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ Buroro D604 フロント 2.75-21 45P チューブタイプ(WT) 236647 二輪 オートバイ用
 
DUNLOP(ダンロップ)

 

CCI M-1 メタルラバーMR20 エアゾール
 
CCI

 

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XT225WE エアークリーナー

2016-07-30 00:57:10 | XT225WE

前のオーナーが、どの程度メンテナンスをしていたのか分からないので、とりあえずエアークリーナーから。
エアークリーナーのフィルターを確認する為に、シート下の左側のシュラウドを外して、ケースを開ける。
エアークリーナーボックスの中は比較的綺麗で、砂埃も入っていない。フィルターそのものも特に汚れが酷くは無さそうだ。
フィルターを外す際に、フィルターがキャブ側に落ち込まないようにする為の金網?が外れてしまった。
フィルター側から指を突っ込んで元の位置に引っかけようとするが、どうやら無理そうなので、エアークリーナーボックスを開ける事になった。
このエアークリーナーボックスを開けるのが無茶苦茶面倒くさくて、シート下右側のバッテリーケースを外さないと、開ける事ができない。
バッテリーケースを外すには、シートを外さないといけない。
とりあえず、色々と部品を外しながら、なんとかエアークリーナーボックスを開けると、液化したブローバイガスが50ccほど溜まっていた。
なるほど、エアークリーナーボックスの底がオイルで濡れてたのはブローバイガスか…
インターネットで調べてみたら、ブローバイガスがエアークリーナーボックスに大量に入り込むのはXT225の持病みたいな物らしい。
クランクケースからエアークリーナーボックスまでのホースが短いので、オイルミストがエアークリーナーボックスまで流れ込みやすいのだろうと思う。
何か対策を打ちたいところだが、対処療法的に、エアークリーナーボックスを左側からのアクセスだけで開ける事ができるように改造するのが一番手っ取り早いかもしれない。

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XT225WE セロー225WE 4JG5を入手

2016-07-29 00:49:27 | XT225WE

ヤフオクでバイクを買うのは3回目だろうか。
車体の程度は見てみるまで分からないのでギャンブル性が高いのだが、値段が折り合えば、程度が悪くても修理する楽しみができたと割り切る事ができる。
今回購入したセローは9.5万円ほど。自賠責等々で12,3万円。

一見した処の物の具合は
・前後タイヤはD603でほぼ新品。
・スポークの錆びはあるものの、磨けば取れる程度。
・メインキーは回すのに少しコツが必要だが、分かってしまえば何と言う事は無い。
・リヤサスペンションからオイルの滲みがあるかも? とりあえず減衰は効いている。
・チェーン、スプロケットは要交換。
・リヤブレーキはディスク、パッド共に要交換。
・フロントブレーキパッドはほぼ新品だが、効きが悪いので、マスターシリンダー、ホース、キャリパーも含めて要見直し。
・シュラウド、タンク、フレームは傷だらけだが、大きな割れ、ヘコみ、傷は見受けられないので、問題無し。
・バッテリーはへたり気味。セル一発でエンジンはかかる。

前所有者曰く、ジェネレーターコイルは新品に交換済みとの事。このエンジンの弱点の一つなので、予め潰しておいてくれてるのは助かる。

スポークとエキパイの錆び以外は、特に気になるような錆びは無かったので、あとはバラしながら吸排気系、ステアリング回り、ホイールベアリング、フロントサスペンション、リヤの足回りの掃除やらグリスアップ。
バラしついでにボロボロになっているハーネス保護用のコルゲートチューブの付け替え、錆落とし、ペイントのタッチアップ等、細々したところの修繕。


ODOメーターは1200km程だが、25000kmぐらいで新しい物に交換しているらしい。
まぁ、昔のバイクのODOなどアテにならないので、気にしない事にしよう。

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