随分前からLANケーブルのリールを作ろうと考えていたのだけれど、微妙に面倒くさくて放置していたのだが、ひょんなことから屋外用のLANケーブルが数十メートル余ったので、重たい腰を上げてリールを作成する事にした。
とはいってもリールドラムとリールに取り付ける為のLANジャックが無かったので、それらも購入。
リールはハタヤのS-1。デザイン的には同メーカーのJ-1が良かったのだが、屋外用ケーブル程の太さになると、巻き取れる長さが短くなってしまうので、S-1を選ぶ事となった。
リールに取り付けるLANジャックはネジ止め式にした。爪で引掛けるタイプだと正確に四角穴を開けなければならないので面倒くさかったからだ。
物自体はamazonでも売られているが、デザイン的にAliexpressで売れらている物の方が好みだった為、そちらで購入した。
屋外用ケーブルは頂いた時点で無茶苦茶絡まっていた為、一旦ドラムに巻き取る事にした。
その後、リールの表面のプレートを取り外してLANジャックを取り付ける為の穴を開ける。
ネジ式の取付方法なので、あけるのは丸穴だが如何せんサイズが大きい為、所持しているドリルでは綺麗に開けるのが難しい。
そこで偶にしか使わず道具箱の奥底に眠っているHOZANの「CHASSIS PUNCH SET」を取り出してきた。
前に使ったのは、シグナスにUSBコネクターを取り付けた時だったかな…
兎に角、これを使う為に、まずは10mmの穴をリールの側面プレートに開ける。
ちゃんと測らずに適当に開けたのだが、本来はちゃんと穴を開ける場所を測って、パンチベースがきちんとプレートに掛かる場所に開けなければならない。
穴明後に実際にパンチを当ててみると結構ギリギリの場所だった。
この道具で開けた丸穴は綺麗な切り口でバリ取りも必要なく削りカスも出ないから、この手の薄手の鉄板等に少し大きめの穴を開けたい時に便利だ。
穴が開いたらそこにLANジャックを取り付けて(ナットは27mmだった)、ケーブルの末端にLANコネクターを取り付けて、ジャックと繋いだら、側面プレートを元に戻してリールの加工終了。
作業的にはケーブルを巻きとる前にしたほうが、ドラムの中も見えるし作業がしやすい。 今回はケーブルの絡みを取る為に巻いてから作業を実施したので、側面プレートを取付る作業が非常にやりにくかった。
今後の課題としては、この手のリールドラムにありがちなのだが、ブレーキが存在しない為、勢いよくケーブルを引き出すとドラムが慣性で回り続けてしまう為、必要以上にケーブルが出てしまい絡まってしまう事がある。
そこでドラムの回転を適度に制限してくれるようなブレーキを取付ようと考えている。まぁ、また面倒になって何年も放置する可能性が高いけど…