ヤンセンのヴァイオリンが聴きたかったというよりも、
ヤルヴィ/カンマーフィルのベートーヴェン、デッカ録音が聴きたかった。
やはりRCAとは違う。
DECCAの音については最近思うところが多々あるが、
長くなるのでいずれまた、、、
演奏については、ヤルヴィ/カンマーらしく、
ヴィブラート控えめ、メリハリの効いたデュナーミク、
スリムではあるけれどもシンフォニック(これはライナーに書いてあるとおり、
レーベルの違いによるのであろう。やはりDECCA録音の成せる業?)。
一方のヤンセンは、流麗なヴィブラートで、
しなやかに、ときに熱くヤルヴィ/カンマーに絡むのだが、
オケとの妙な一体感がある。
重厚さはないけれど、コンテンポラリーなベトコンという感じで
ボクはとてもよいと思う。