高校球児のみなさんは、日本高校野球連盟旗にある「F」という文字の意味をご存知かと思いますが
「F」には・・・
フェデレーション(連盟)を表す「F」と共に、
フェアプレイ(公明正大)
ファイト(勇気)
フレンドシップ(友情)
という意味を持つ。
公明正大とは、・・・
私心をさしはさまず、公正に事を行うこと。
「公明」は公平で私心のないこと。
不正や隠し立てがないこと。
「正大」は態度や行動などが正しくて堂々としていること。
公平であり、良心に恥ることがなく正しいこと。
また、そのさま・・・とあります。
マナーの根源ともいえる三大精神の象徴だと兵庫県高校野球連盟の
高校野球のマナーとルールを学ぼうでも記載があるように、
スポーツをする上だけでなく人としても、学生生活や社会生活、
家族間や友人同士の中にも「F」の中にある意味を心に置いて生活したいものです。
・・・とても残念な出来事を目にしました。
春県大会の覇者、地区大会でも頂点に立ったチーム内に於いて
部員同士(上級生から下級生へ)の暴力があったとして、処分決定まで対外試合を自粛中だとか・・・。
何らかの理由があったのか?何かがあったからそういう事態になったのだと思うし、
そこは詳しくは分からないし、どういう処分が下りるのか分からない状況ですが、
選手権も間近に控え、全く関係のない選手たちも大会出場に影響があるかもしれない。
高校野球の中で何度も繰り返されるこういう問題。
当事者だけではなく、仲間の夢まで奪いかねないことを考え行動しないといけない。
高校野球、高校球児を応援する一人として声を大にして言いたい。
暴力から生まれ得るものなど何もはない!
言葉の暴力も同じだ。
チームプレイに於いて、このくらい…と思うこと、軽い気持ちで起こした行動で
多くの仲間、同志が涙に明け暮れることにもなりかねない。
自分自身も、今まで重ねてきた努力を発揮する場所さえ
与えてもらえないということになりかねない。
今一度、「F」の意味、「F」の精神で、素晴らしい高校野球生活を送ってもらいたい。
「F」の精神は、相手のある試合の中だけではない。
共に同じ夢、目標に向かう仲間と過ごす毎日にまずあることを再確認してもらいたい。