日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

社会福祉法人 太陽の家

2012年06月06日 17時55分16秒 | 日記
痩せた事に油断していました…リバウンドが怖い、いかわたいきです。

6月4日に別府市にある社会福祉法人 太陽の家を訪問させて頂きました。


太陽の家について詳しくはコチラに。




ここの施設の大きさは全国でもTOP3に入る位大きな規模で、勿論、僕が今まで色々な施設を見て回りましたが、一番圧倒された施設でした。
写真は太陽の家のごく一部(6階建ての施設でこれだけでもかなり大きい)

この周りには工場施設、就労移行支援、B型、A型、入所支援、相談支援、生活支援、指定障がい者支援施設、クリニック(独自の病院)等…
専門用語が羅列して申し訳ございませんが挙げたらキリがないです、この建物内にはほとんど障がい者に対するものが揃っていると言っても過言ではありませんでした。





珍しいと思った1つに共同出資という、ざっくり言うと他の会社と一緒にお金を出して作っているからその会社からのお仕事も貰えるのですが、その会社がここにあるように富士通、Honda、sony、オムロン、三菱商事、デンソー等のお仕事もしています。
内部は撮影禁止だったので外観だけです。


ここの歴史は古く、1965年に始まりました。中には利用者の中に結婚や市議会議員に出られた方もいました。








正直、圧倒されっ放しと大企業との合同出資で規模が違い過ぎて、心の中で『規模が大きすぎて余り日田市に持って帰る材料は少ないな…』と感じていたんですが、この創設者中村裕氏の話を聞いた時にそんな考えが吹き飛びました。
元々は障がい者に対する自分の想いと行動で最初の施設を作った時は、自分を家を担保にしていたみたいです。初期利用者は15名ほどから始まりました。

そんな想いに共鳴する様に色々な企業が協力するようになったみたいです。この大企業達との付き合いも30~40年くらいあります。

僕の通う林英臣政経塾の中には先生が作られた「五誓」というものがあり、その中の一部抜粋に「事は1人から起こるが、1人では成さない」という言葉を体現したかの様な衝撃を話を聞いていて感じました。




ここの魅力の1つに地域に認知されているというのがあります。良い意味で周りの人達が無関心という事です。何故なら障がい者が地域にいる事が当たり前の風景となっています。



このスーパーも太陽の家が経営しているのですが接客する人もそうですし、お客で来る方も障がい者をちらほら見かけました。

もちろん、この日僕を案内してくれた方も障がい者の方でした。

この亀山地区では地域の受け入れも出来ています。







エレベーターや通路のバリアフリー化等ちゃんと整備する時に車いすの方達と一緒に手すりの位置や勾配等を協議しながらこの駅も改装されました。

案内してくれた方が「(障がい者が)地域に出て行けば必ず町は変わる」とも仰っていました。


地域に出ていくという事・・・これ凄く大変で難しい事です、簡単には言えないですし、この部分に関しては今も葛藤はありますし、僕以上に考え苦しんでおられる方もいらっしゃると思います。

しかし、太陽の家という成功例もある、これもとても大きな意味です。

いつか必ずこんな街を作る手助けをできる人物になるために…今は研鑚をし、多くの事を経験する事ですね。


では、また。