前回ブログの続きです、いかわたいきです。
前回は「猛省を促す決議」のみの紹介でしたが、日田市議会では全会一致でこの決議を採択しました。
それを原文のままに下記に記載致します。
【市の事務執行に対し猛省を促す決議】
市では、平成28年熊本地震により被災した永山城跡石垣の災害復旧工事において、平成28年度から平成30年度にかけて約5,767万円の予算で修復工事に取り組んでいた。しかし、平成29年10月に修理委員会委員からの工事対象範囲の拡大が必要との指導を受けたにもかかわらず、追加の予算措置をしないまま工事を実施した結果、約520万円の予算不足を生じさせた。
本来、平成29年10月に修理委員会委員から工事対象範囲拡大の指導を受けた時点で業者から見積りを取り、設計変更や業者との協議書の締結、補正予算案を組むなど必要な事務処理をすべきであった。また、平成30年3月に工事費が確定し予算不足が判明した後においても、市長への報告が5月になるなど2か月もの日数を要していることは、適切な報告・連絡・相談が徹底されているとは到底言えない。
また、今定例会に、当該修復工事の補正予算を議案上程しているが、議会が議案を否決した場合は行政サービスの停滞や、行政不信を招く恐れがあるため、議会としては苦渋の決断として追認せざるを得ない状況である。このことは結果として、議会の議決権を妨げることとなり、安易な工事実施後の予算計上は明らかな議会軽視と言わざるを得ない。さらに、今回、市営上・中津江バスの回数券の販売ミスも発生するなど、現市長就任後の不祥事が19件発生していることは、不祥事再発防止委員会の取組の成果が出ておらず、市政執行の最高責任者である市長の責任は大きいと言わざるを得ない。
今後、事業の実施に当たっては予算の執行状況を十分把握し、計画的な予算管理を強く求めるとともに、併せて、市民の信頼を回復するため、市長を始め職員一丸となって、不祥事再発防止の徹底を求めるものである。
以上、決議する。
平成30年6月27日 日田市議会
私や会派で協議した内容も決議文に加味されていますが、目に見えない会議や協議も含めこの決議文に辿り着くまでに様々な事を行なってきました。それを受けて議会閉会前に発した市長からの言葉を下記に記載します。
【市長の挨拶】
この度の職員による度重なる不適切な事務処理に関する件につきまして、先ほど、「市の事務執行に対し猛省を促す決議」をいただいたところでございますが、いずれの事案も、事務処理手順や予算の管理に関する基本的な意識の欠如、議会による予算の事前議決の原則に対する認識の甘さ、組織内の報告・連絡・相談体制の不徹底といった、市職員あるいは市の組織としての根幹にかかわる重大な問題であると認識しております。改めまして、市民をはじめ議員ならびに関係者の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしましたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。
この中に市長の考えや思いが含まれているのか?と考えます。私が請求し市長が読み上げた文書を改めて確認しましたが….あくまで主観ですが、これは職員が自分の立場で可能な限り作った文書であり、市長や副市長などの上司が加えた、もしくは指示があった文書とは感じ取れない言葉でした。余りだらだらと記載はしませんが、自治体を左右する事や市民から信頼を得る急先鋒に立つのはトップの姿勢なのかなぁと、それを支える職員は右往左往する大変さもあるのかな?と思いました。
では、また。
前回は「猛省を促す決議」のみの紹介でしたが、日田市議会では全会一致でこの決議を採択しました。
それを原文のままに下記に記載致します。
【市の事務執行に対し猛省を促す決議】
市では、平成28年熊本地震により被災した永山城跡石垣の災害復旧工事において、平成28年度から平成30年度にかけて約5,767万円の予算で修復工事に取り組んでいた。しかし、平成29年10月に修理委員会委員からの工事対象範囲の拡大が必要との指導を受けたにもかかわらず、追加の予算措置をしないまま工事を実施した結果、約520万円の予算不足を生じさせた。
本来、平成29年10月に修理委員会委員から工事対象範囲拡大の指導を受けた時点で業者から見積りを取り、設計変更や業者との協議書の締結、補正予算案を組むなど必要な事務処理をすべきであった。また、平成30年3月に工事費が確定し予算不足が判明した後においても、市長への報告が5月になるなど2か月もの日数を要していることは、適切な報告・連絡・相談が徹底されているとは到底言えない。
また、今定例会に、当該修復工事の補正予算を議案上程しているが、議会が議案を否決した場合は行政サービスの停滞や、行政不信を招く恐れがあるため、議会としては苦渋の決断として追認せざるを得ない状況である。このことは結果として、議会の議決権を妨げることとなり、安易な工事実施後の予算計上は明らかな議会軽視と言わざるを得ない。さらに、今回、市営上・中津江バスの回数券の販売ミスも発生するなど、現市長就任後の不祥事が19件発生していることは、不祥事再発防止委員会の取組の成果が出ておらず、市政執行の最高責任者である市長の責任は大きいと言わざるを得ない。
今後、事業の実施に当たっては予算の執行状況を十分把握し、計画的な予算管理を強く求めるとともに、併せて、市民の信頼を回復するため、市長を始め職員一丸となって、不祥事再発防止の徹底を求めるものである。
以上、決議する。
平成30年6月27日 日田市議会
私や会派で協議した内容も決議文に加味されていますが、目に見えない会議や協議も含めこの決議文に辿り着くまでに様々な事を行なってきました。それを受けて議会閉会前に発した市長からの言葉を下記に記載します。
【市長の挨拶】
この度の職員による度重なる不適切な事務処理に関する件につきまして、先ほど、「市の事務執行に対し猛省を促す決議」をいただいたところでございますが、いずれの事案も、事務処理手順や予算の管理に関する基本的な意識の欠如、議会による予算の事前議決の原則に対する認識の甘さ、組織内の報告・連絡・相談体制の不徹底といった、市職員あるいは市の組織としての根幹にかかわる重大な問題であると認識しております。改めまして、市民をはじめ議員ならびに関係者の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしましたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。
この中に市長の考えや思いが含まれているのか?と考えます。私が請求し市長が読み上げた文書を改めて確認しましたが….あくまで主観ですが、これは職員が自分の立場で可能な限り作った文書であり、市長や副市長などの上司が加えた、もしくは指示があった文書とは感じ取れない言葉でした。余りだらだらと記載はしませんが、自治体を左右する事や市民から信頼を得る急先鋒に立つのはトップの姿勢なのかなぁと、それを支える職員は右往左往する大変さもあるのかな?と思いました。
では、また。