日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

よく言われる国の借金が1千兆超えたが~……って!?

2015年07月24日 00時54分32秒 | 日記
昨日に引き続き少々長文となります、いかわたいきです。





さて、私が考えるに大変嘆かわしい事ですが、議会において市長を含めた執行部の答弁やニュースでも国の財政に関しての表現の1つに「国の借金」と表現されます。

そもそもニュースや評論家が仰る「国の借金」って何なの?と思いませんか?
正しくは「政府の負債」です。言葉や表現の違いと仰る方もいますが、この意味を認識してる、してないでは大きな違いがあります。
皆様が表現される「いわゆる」国の借金ですが、それは「国債」の事を指します。国が資金調達のため国債を発行し、買い取って貰い資金を予算として計上し国内に流通させる事です。





そして国債が1千兆を超えたとのメディア報道もありますが、国債は買い取って貰わねば資金となりません、でしたら国債はどなたが買うのでしょうか?主に日本国内のメガバンク(大手銀行)が96%を買うのに対し国外は僅か4%しか買いません。そのメガバンクの資金というのは我々国民の預金です、つまり我々国民が間接的国債を買っています、そのため我々国民は「債務者」ではなく「債権者」です。(借りているのではなく、貸している。)
加えて国債発行多価による金融不安からの国債金利上昇が懸念されますが、こちらのグラフをご覧の通り低水準を保っております。国債は人気があれば金利は低く、不安があれば高めになります。そもそも国債金利は長期低金利であり、それに加え日本国が対外資産残高(要約すると外国での資産)をどのくらいお持ちかご存知でしょうか?「約945兆円」と世界一対外資産を持ってる国であります。
そうなると単純計算して日本国が借金まみれという表現とは如何ものでしょうか?

メディアが言ういずれ日本国は借金大国となりデフォルト(債務不履行=収入より支出が大きい状態)となる。と不安感を煽りますが…日本国が言うデフォルトというのは財務省の発表の通り100%あり得ません。
例えとしてギリシャが先の報道の通り「ほぼ」デフォルトとなりました。しかし、ギリシャと日本国の1番の違いは「自国通貨発行」です。ギリシャは統一通貨のユーロを採用し自国で通貨の発行が出来ません。対して日本国は自国通貨の「円」を持ち、自国通貨発行が日本銀行を通じて可能です。EUは加盟国に統一した金融対策を行っており、ドイツはインフレ気味、対してギリシャはデフレ気味のためEUの判断としてインフレ対策を取り緊縮財政・規制を行っております。ドイツにとっては都合が良いですが、ギリシャにとっては泣きっ面に蜂です。ギリシャの報道をご覧になればより分かりやすいかと思われます。以上の事を踏まえ、メディアや世論に惑わされるのではなく地に足をつけた行動、認識が昨今では求められます。

何でこんな事を長々と言ってるの?

と思われるかもしれませんが、マクロの視点からミクロを見ていく事が地方議会では大変重要です。何故なら、国が出す法案に基づいて地方自治体は条例策定や予算等を制定していきます。
そのため地方は地方の事だけ考えてれば良いと言うのは木を見て森を見ずという事です。
私が考えるにその様な時代は過渡期を迎えています、ならば次はどんな時代か?それは日本国内を見渡して地方自治会を考える、そんな人物が求められると私は考えます。

再度申し上げますが、私の知識や見聞を披露している訳ではなく日本国と日田市は全て繋がっております。だからこそ地元日田市の発展のために関わる全ての人々が正しい認識と希望を持つ事が必要と考えます。
ならば、我々議員もしっかりとした行動や信念、知識が求められます、私も全身全霊の行動、言動が日々の地元活動では理解しづらいとの事は重々承知しております。
しかし、私の信念はブレている訳ではなく地元日田市発展のために尽力しております。

だからこそ地方政治家でも国の事を学び、より日田市に還元させる方法が必要と考えております。

再度申し上げますが、経済とは「世を治め、民を助ける」という意味です、今は大きな観点や視野がより必要なのではないでしょうか?



では、また。
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沖縄を訪問して思う事2。+安全保障。

2015年07月23日 00時39分01秒 | 日記
肩こりに効く方法を教えてください、いかわたいきです。

さて、前回に引き続きの話題です。





前回のブログでも記載した通り、沖縄県那覇市にある「大分の塔」に訪問した際の私の心境と主観を前面に出して記載します。

私が政治家となり多々考える内に戦前戦後では価値観や国家観、国民の想いという事が大きく変わったのではないか?と考えます。何故なら私の祖父母や曽祖父等は自分よりも他人のために尽力する人達であり、知覧や沖縄、米軍基地、広島、靖國と色々な場所を訪問・視察する内に先人の方々の心理は「利他の精神」に溢れています。
イメージにある戦前は軍部が操り軍国主義がまかり通る世論であり、戦後は民主主義が台頭し平等な社会が形成された。という事を教えられたのですが、それは違うかな?と私は思います。
もし私の祖父母や曽祖父母、先人が軍国主義なら他人のために自分を抑える、優先させるという考えにはならないですし、何よりも他人の幸せを優先するという考え自体起こらないと考えます。むしろ情報操作、自虐史観で戦前が悪、戦後が善という事を刷り込まれているのでは?と考えます。
そうじゃなければ私や今まで触れ合ってきた祖父母時代の方々や歴史、文献等に対して説明が出来ません。今の私達以上に祖父母時代は日本人らしい利他の精神にあふれています。

今、国会も含めて安保法案が議論され衆議院を可決されました。どこかの党が「戦争法案」と言っておりますが、正しくは「国家安全保障法」です。
違憲、合憲と騒がれていますが、この様に憲法・法律に関わる事案が出される時、内閣府の中にある「内閣法制局」という部署を通らなければ議題に上がりません。この局は法案のプロであり違憲な法案自体をそもそも提出はしません。そして、違憲、合憲を決めたいならそれこそ憲法にある最高裁で決着や砂川事件の様に結果を出せば良いだけであり空論に対して違憲、合憲を取り上げる事自体がプロパガンダであると私は考えます。

私も皆様もそうですが誰だって戦争はしたくない、させたくない。だからこそ戦争回避のため国民の生命、財産を守るため最大限努力する。

















こちらをご覧になればごく一部の国と一部の世論が違うのはご覧頂けると思います。日本が戦争や戦地に行かなかったのは憲法9条のおかげだ!と言いますが、現実的に考えると日米安保のお陰というのも考えるべきです。
仮に9条のおかげと言うなら世界に広がっているはずですが、どこにそれがあるでしょうか?それに中国に隣接するブータンは国土の18%を中国に不法占拠(2006年の政府発表)されています。ブータンは自国兵を持ちません、そして9条があればこれは防げたのでしょうか?(もっと詳しくはチベット、ウイグル地区の事を調べれば分かります。)
理想は追い求めなければならない、しかし、現実としてどう理想に追いつくために今何をするか?が問われているのではないでしょうか?

「国民への理解が不足」、「審議不十分」、「強行採決」との声もあります。
国民に対しては総理もその部分は認めています、しかし、全ての法案を100%把握というのは難しいですし、重要と思うなら情報は貰うのではなく取りに行くべきです。
審議不十分に関しては審議時間116時間と戦後6番目の長時間に渡ります。

※ 衆議院における長時間審議
1位 日米安保条約 136時間
2位 社会保障と税の一体改革 129時間
3位 沖縄返還関連法 127時間
4位 政治改革関連法 121時間
5位 郵政民営化関連法 120時間

これで野党が審議不十分というのは本質的な議論を行わず違憲、合憲、徴兵制とか騒いだ結果ではないでしょうか?
強行採決に関してはメディアが取り上げる事自体が論点がズレています。委員会にて与野党が同席しており賛否を問い賛成多数となり、衆議院にて賛否を問う時、あろう事か野党は退席…。例えとして適切か分かりませんが、日田市議会で重要な議案に対して皆様が投票した議員が退席を行ったならどう考えますか??

それに戦争だ!徴兵制だ!と言っていますが、明日から即戦争とはなりません。そして徴兵制にもなりません。
戦争は外交の延長上であり、大東亜戦争前の日本は何度も何度も外交交渉を重ね最大限戦争を回避しようとし、昭和天皇のお言葉もその様に示してあります。仮に徴兵制を敷くには憲法による「苦役」にあたるため、憲法改正の手続きとして国民投票をしなければなりません、今の国民感情としてはほぼ成立は不可能です。大事なのは法整備後の運用です。
ちなみに徴兵制で集められた一国民を兵隊に育てるまでにいくらの予算と年月が必要になるでしょうか?諸説ありますが、1人に対し約3000万円と3~5年の歳月を要します。
そして昔と今の大国間の戦争と言われる形は変わっています。昔は白兵戦や物理作戦が主になりましたが、今はサイバー攻撃やドローンと言った有人ではなく無人での戦いが主になりつつあり、如何にサイバー攻撃に対処するかがカギを握ります。

長々と申しましたが私も現政権も誰しも「戦争YES」と1度でも言っておりません。感情的になるのではなく、今だけの安心を享受するのではなく、右傾化や右翼とかではなく…学ぶべき事は学び、反省する所は反省し、今ではなく次の世代のために我々がしっかりと!理想ではなく、現実に即した行動、認識を持つべきでは無いでしょうか?

そうでなければ、先人や英霊達が私達のために残してくれた日本国を守れないですし、次世代に繋げる事はできないと私は考えます。沖縄の地にて、私達のご先祖様を考えた時に私は強く感じました。



では、また。

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沖縄を訪問して思う事1。

2015年07月22日 00時27分23秒 | 日記
焼き鳥が自分ランキングを上昇中です、いかわたいきです。

先日、沖縄の「大分の塔」という場所に行って参りました。米須霊域(こめすれいいき)という先の大東亜戦争において沖縄の地にて英霊と御成りになった大分県出身の方々を奉った霊域です。
ちなみに軍人、民間人を含めた大分県出身の全ての方を墓碑にて記載しております。








この場所は有名なひめゆりの塔の近くに存在しております、沖縄は観光色が強いですが、こういった側面も持っています。
観光ガイド本には記載はされておりませんが、我々日田市民としては知っておかなければならない場所ですし、私も献花とお水を献上させて頂きました。皆様も沖縄に訪問の際はお立ち寄り頂き、手を合わせて頂ければ幸いです。

この場所を訪れ私が感じた事は少々長くなるため、次回のブログに記載します。



では、また。

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草刈りズ’ハイ!セカンド!!

2015年07月20日 00時05分38秒 | 日記
美味しい唐揚げ屋さんを教えて下さい、いかわたいきです。

さて、本日(7月19日)に地元青年団にて地区の草刈りを行いました。











以前のブログでもご紹介した通り、草刈りズ’ハイに初っ端からなりました(笑)
調子が良いのか雑草が思いの外切れる、切れる。止まらなくなってたのですが……

案の定、筋肉のツリと疲労で昼食を頂く時やお茶を飲む時はブルブルに腕が震えてました(*_*)

しかし、初めて草刈りが楽しいと思った時間でした。





最後は突如迷い込んだお馬さんにて…。



では、また。

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祖父の言葉。

2015年07月18日 00時36分29秒 | 日記
ブログをご覧になって頂けると嬉しいですね、いかわたいきです。

さて、こちらの画像にあります様に私が初出馬時のタスキです。





「28歳」と記載されているため今回の選挙でもタスキだけは新調しました。
私が家の掃除をしていた時、祖父が私の元にこれを持ってきて…

祖父「これを仏壇の引き出しの中に入れて大事に取っておけ。」

私「何で?今回新しく作ったし、年齢を書いているからもう使わんよ。」

祖父「そうやない、家宝として孫達にたいきが議員やったこつを伝えんといかん。」

私「じいちゃん、そん気持ちは嬉しいけど僕はそう思わんよ。僕は名が残る事よりも日田市を残す事の方が大事やし僕の名とかは忘れても良いと思ってるばい。だき、これはじいちゃんが大事に取ってて欲しいな。」

祖父「そうかい。」

と、一連の流れです。
ある方は「いかわ議員は、良い意味で欲がないですね。」との言葉を頂きましたが、私も人並みに欲はあります。(特に食欲に関しては人一倍(笑))
ただ名誉欲とか注目されたい、名を残すという事に関してはほぼありません。何故ならブログでも幾度か記載しましたが、私が議員という立場に居るのは叶えたい夢があり、その最短手段として議員を選びました。
夢を叶える事が最優先のため名誉や欲は必要ありません、叶えるための知識や手段、経験を私は欲します。議員となる方や目指される方とは少々異質かもしれませんが私はそのために全力投球です。

ふと私の原点を振り返ったので、記載しました。



では、また。
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