悲しいほどお天気 / 松任谷由実
上水ぞいの小径を ときおり選んだ
夏の盛りの日も そこだけ涼しくって
名もない蔦や柳が ひくくたれこめて
絵を書く私達 それぞれ ひとりにさせた
まるで 先の人生を 暗示するように
みんなまだ 気づかず
すごしていたんだわ ずっと
一緒に歩いてゆけるって 誰もが思った
ム・ム・・・
拝啓 今はどんな絵 仕上げていますか
個展の案内の 葉書きがうれしかったの
臆病 だった私は 平凡に生きている
みんなまだ 信じて
過ごしていたんだわ ずっと
一緒に歩いてゆけるって 誰もが ・・・
いつまでも
私の心のギャラリーに ある
あなたの描いた風景は
悲しいほど お天気 ム・ム・・・
作詞 作曲 / Yumi Matsutoya
1979
■ 昭和譜心 ■
あの
夏の日々
炎天下のグランドで
フラフラになるほど練習をした
昼休みに、木陰で弁当を頬張りながら
女子の部活の練習に目をやり
ぼーっとしてた時間が
想い出される
ユーミン
詠歌
第五大成丸