“雨が降らない”とボヤいたら、雨が降った。
雨待ちの一つである吉隠に行った。
吉隠とかいて「よなばり」と読む。
長谷寺から東へ少し行った所に桜井浄水場があり、
その辺りの上部、柳口バス停までが吉隠である。
よく吉隠からと称して桜井浄水場から棚田を電車を絡めて撮るが、
厳密に言えばそこは初瀬である。
その吉隠であるが、私は棚田風景が残っていないか、
集落の道をくまなく走り、探し当てた所がこの場所である。
初めはいい場所を見つけたと、喜んでいたが、
そこはカメラマンにはかなり知られた場所だったらしい。
奈良に移り住んで、間もない頃だったので
名の知れた撮影地がどこなのか、知る由もなかった。
先日、奈良市写真美術館で入江さんの写真を見ていたら、
「吉隠」というタイトルで雪の降る写真が展示されていた。
まさにその場所であった。
今も昔と同じ雰囲気で風景が眺められる数少ない場所でもある。
先月から今月にかけて10回ほど訪ねている。
棚田の地主の後山さん夫婦とお話する機会も得た。
悩みは後継者のことだと言われる。
「私が動けなくなったら、田んぼの維持が出来ない」
「あと2,3年は大丈夫だと思うが・・・そのうちには」
連綿と続いて来た風景は
後継者不足というかたちで消えて行くことになる。
雨待ちの一つである吉隠に行った。
吉隠とかいて「よなばり」と読む。
長谷寺から東へ少し行った所に桜井浄水場があり、
その辺りの上部、柳口バス停までが吉隠である。
よく吉隠からと称して桜井浄水場から棚田を電車を絡めて撮るが、
厳密に言えばそこは初瀬である。
その吉隠であるが、私は棚田風景が残っていないか、
集落の道をくまなく走り、探し当てた所がこの場所である。
初めはいい場所を見つけたと、喜んでいたが、
そこはカメラマンにはかなり知られた場所だったらしい。
奈良に移り住んで、間もない頃だったので
名の知れた撮影地がどこなのか、知る由もなかった。
先日、奈良市写真美術館で入江さんの写真を見ていたら、
「吉隠」というタイトルで雪の降る写真が展示されていた。
まさにその場所であった。
今も昔と同じ雰囲気で風景が眺められる数少ない場所でもある。
先月から今月にかけて10回ほど訪ねている。
棚田の地主の後山さん夫婦とお話する機会も得た。
悩みは後継者のことだと言われる。
「私が動けなくなったら、田んぼの維持が出来ない」
「あと2,3年は大丈夫だと思うが・・・そのうちには」
連綿と続いて来た風景は
後継者不足というかたちで消えて行くことになる。