コスト面から目土に 川砂でなく 山砂を使う
テイーの造成や拡幅工事に 山砂を使う
最近は
コースの予算も厳しいので
そうせざるを得ない現場も多いです。
そのような現場で
グリーン面が乾燥しやすかったり
テイーグラウンドの芽数が減ってしまう
という声を耳にする事があります。
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「団粒構造」の反対語に
「単粒構造」があります。
「単粒」つまり1種類の粒構造。
ゴルフコースにおいては、
ピュアサンドのみでは 水持ちが悪い
粘土質のみでは 透水性が悪く撥水乾燥する 空相も少なく根張りが悪い
という問題が生じます。
◇
ゴルフコースの地山にある
山砂を目土や客土として使用する場合
地層によっては
シルト質・粘土質を多く含む土もありうる事が厄介です。
◇
造成や芝貼り直後は問題がなくても、
梅雨~夏のような降雨時期、高温時期には、
シルトな土壌は
透水性も悪く、土壌もうみやすく、
また
表層は撥水乾燥しやすく、
何度も芝を張り替える事になってしまいます。
↑ 地山から採取した客土のシルト成分により、芝付きを悪くなった例
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なかなか客土を入れ替えるのは困難なので、
土壌を団粒化できる資材を
エアレーションと併用して土壌改良を行ったり、
暗渠排水工事で水はけを改善する
事は大切ですね。
◆
土壌の団粒化には、
☆ グリーン面(刈高のコントロールが必要なターフ)には
「デ・サッチャー」+「ハイドロマックス」がオススメです!
☆ フェアウエイ、テイーグラウンド
(刈高のバラツキに許容範囲が許されるターフ)には
「バイオ8-0-9」がオススメです!
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団粒化には「デ・サッチャー」
「デ・サッチャー(15-0-0)」は
古茎根を分解する良性菌3種類を含有し、
新茎根成長のための土壌三相バランスを確立する資材です。
グリーンの透水性を大幅に改善し、
しつこいドライ状態やリングの原因となる撥水層を改善できます。
エアレーション、更新作業と並行して施肥するとたいへん効果的です。
上の写真は
雨が降り出して、5分もするとグリーン面に水が浮いてしまうよう状況(写真左)で、
「デ・サッチャー」を第1週、第3週、第7週にわたり
合計3回施肥した3ヶ月目の土壌(写真右)です。
更新作業と資材を併行使用した結果、ブラックレイヤーが減少し、
土壌が団粒化し、
長く新しい根が成長している事が観察できます。
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主成分は
バチルス・ズブチリス(5~55℃で活動)、バチスルメガテリウム(3~45℃で活動)、
バチルス・リヘニフォルミス(15~55℃で活動)のバチルス3種
プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼの分解酵素3種類
窒素 15.0%(*85%緩効果性メチレン尿素につき、徒長のリスクはほとんど見られません)
Lアミノ酸 9.5%
等です。
◇
資材「デ・サッチャー」を表層全体に到達させ、
三相(適切な気相と液相)を持続するには
「ハイドロ・マックス」です。
「ハイドロ・マックス」は
北米大陸の砂漠に自生する「ユッカシジゲラ」から抽出した
100%天然の浸透湿潤資材です。
さらに、
気相を持続する フミン酸2%含有で、
三相バランスを確保、持続する資材です。
資材自体が良性菌のえさとなる
100%有機の資材です。
主な成分は
ユッカシジゲラ抽出物 90%以上
フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%
です。
「ユッカシジゲラ」とは
主に北米大陸に自生する植物で、
ステロイド・サポニン と ポリフェノールを豊富に含みます。
北米の原住民インデイアンが
シャンプー、すり傷治療、皮膚炎治療等の
薬用として活用していたといわれます。
「ハイドロ・マックス」の主な効能は
・土壌三相(固体/液/気)バランスを理想的に持続します。
・土壌の乾燥・固結を修復します。ドライスポットを抑制します。
・エアレーション後の乾燥、切り口からの病害侵入から根茎を守ります。
◆
宜しく、お願いします!
(^^)
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