竹田ゆかりのブログ

竹田ゆかりの活動記録
教育問題や時事問題に関する思いなど 

2月の一般質問

2015-02-27 00:42:42 | 日記
一般質問(1) どの子も安心して学び・育つために…「子どもの貧困対策」について

この20年間、相対的貧困率が毎年上昇し続けていることは多くの国民が知っていることだが、
その相対的貧困の実態は実は見えにくい。
2012年、子どもの相対的貧困率(日本の子ども全体に占める貧困層の子どもの割合)は16.3%になった。
40人学級の中で6人から7人の子どもが、子どもならあって当然と思われるものがなかったり、経験する機会を奪われていたり様々な不利益を受けているということだ。
昨年、8月29日、「子どもの貧困対策に関する大綱」が閣議決定され、今年度中に、県の「貧困対策推進計画」が策定される。
鎌倉市のこれまでの取り組みと今後について質問した。
①就学援助の周知の仕方について…援助から漏れる家庭がないよう改善を。
②就学援助申請書類について…申請しやすい方法に改善を。
③鎌倉市が援助対象とする子どもの通う学校について…対象者の拡充を。
④スクールソーシャルワーカーの配置について…拡充を。
⑤高校生への就学援助…継続を。
⑥生活困窮者自立支援法の施行に当たり…学習支援事業の取り組みを。
などなど。詳しくは、「竹田ゆかり市政通信」第8号に掲載します


一般質問(2) 市民目線に立つ公共施設のあり方…「公共施設再編計画」について

鎌倉市公共施設白書ができてから3年。今年度中に「公共施設再編計画」が確定する予定だ。
公共施設の老朽化。将来負担コスト40年間で2000億円。人口減少。財源確保困難。そのために今後40年を見通した公共施設再編計画。それは理解する。
しかし、3年間でどれだけ丁寧な協議・検討ができたのか。
有識者からなる策定委員会(外部組織)が公共施設再編の一般論を、そのまま鎌倉市に当てはめようとする協議のあり方に無理はなかったか。
5つの拠点校づくり、図書館施設のあり方に絞って質問した。
これも後日詳しく掲載します
 

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教室にエアコンは贅沢なのか

2015-02-16 00:40:40 | 日記
教室にエアコンは、贅沢なのか

埼玉県所沢市で、小中学校にエアコンを設置するかどうかの住民投票が行われた。
事の発端は、前市長時代に市の計画として決まっていた小中学校エアコン設置に、現市長が待ったをかけたことによる。

「投票資格者の3分の1の結果に従う」と市長は表明していたが、投票率そのものが31.54%。
当事者である子どもたちには選挙権はない。子どもを持つ保護者は、投票資格者数の何パーセントだろうか。

子どもが学校に現在在籍していない有権者にとっては、「エアコンかその他の事業か」と問われれば、自分のメリットにつながる選択をする。
そもそも、「エアコン設置かその他の事業か」を問うこと事体がおかしい。

現市長は、「エアコンを設置すれば、トイレの改修事業・心のふれあい相談員・市費教員の採用などがストップする」
     「クーラーを与えるよりクーラーのいらない環境を残していく努力を」
     「アスファルトを土や緑に…」
     「原発事故が起こったのに快適を求めていいのだろうか」
等々、ブログに綴っています。
エアコン設置を止める理由になっていません。
市長のお宅ではエアコンを設置していらっしゃらないのだろうか。
所沢市役所のエアコンを外したのでしょうか。

鎌倉市議会議員として当選してから、毎回エアコン設置について発言してきたが、この間、
     「子どもを甘やかせることになる」「贅沢だ」
     「自然の風が一番」「健康を害する」
     「忍耐力がなくなる」
などなど、様々な声を聴いてきた。
暑いのは子どもも大人も同じ。大人がエアコンの効いた部屋で仕事をする中、子どもたちはむせ返るような暑さの教室で学習しているのです。
近年の記録的な猛暑の続く中、エアコンは贅沢品でもなく、「健康的で文化的な最低限度の生活を保障する」制度においても設置が認められているものです。
鎌倉市松尾市長は本当に賢明な判断をされました。


2月議会が12日から開会しています。
私は一日目の3番目に質問しました。

質問内容は次の2項目です。
(1)どの子も安心して学び、育つために…「子どもの貧困対策」について
(2)市民目線に立つ公共施設のあり方…「公共施設再編計画」について
次のブログで、詳しい内容を書きます。
 
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