竹田ゆかりのブログ

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8270名の声に耳を貸さなかった鎌倉市議会の責任

2018-12-25 14:39:47 | 日記
 「本庁舎整備に関する住民投票条例」の制定ならず
                   11月臨時議会報告

 今年の広報かまくら5月1日号の一面大見出しに「本庁舎は深沢整備事業用地に移転します」と書かれたことに端を発し、
「すでに決まったことなのか!」「決定過程が、市民には分かりにくい!」との声があがった。 
 また、8月1日号一面で示された「洪水・内水ハザードマップ」が新たに県が改訂を行った「想定最大規模の浸水想定図」
ではなかったことが、市民の疑念を更に大きくした。

「本庁舎移転という市民生活に直結した事業を決定するにあたって、市民の意見を反映すべき」との声が広がり、8270名の
署名を得て、臨時議会の議題となった。

「深沢移転か、否か」を問う住民条例案を上程するにあたって、市長は、意見書の中で「8270名の連署の重みを真摯に受け
止めている」と述べつつも、「これまで多くの方々と丁寧に議論を積み上げてきた結果と過程をないがしろにするものであり、
到底容認できない」と言い切っている。

 私は議員という立場上、確かに段階を踏んで、議論を進めてきたことは認識する所ではあるが、市民には伝わっていなかった
事実を、市は真摯に認めるべきである。
 そして今からでも遅くはない。広く市民の声を受け止める機会(住民投票)を持つべきと考え、修正案を含む原案賛成に手を
挙げたが、少数否決となった。

 一体、誰のための市役所なのか。
 民意にもとづいてこその民主主義ではないのか。
 市議会が、8270名の声に応えなかった責任は重い。
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