竹田ゆかりのブログ

竹田ゆかりの活動記録
教育問題や時事問題に関する思いなど 

問われているのは「専門家の自律性」

2014-05-26 18:43:29 | 日記
問われているのは「専門家の自律性」

先日、ある教育学博士の話を聞く機会を得た。
“教育行政の民主化をどうはかるか”というテーマだった。
その中で彼は言う。

政治的中立とは何か。
該当する外国語は存在しない。
そもそも、政治的中立なんてありえない…。と
教育行政学研究において、教育長や教育委員会や教師の職業集団の自律性を「専門家の自律性」と規定してきたけれど、日本の法制度において、教育長も、教育委員も教師も「専門職」として規定していない。
「政治的中立性」を問うのではなく、「専門家の自律性」を問うべきだ…というような話だった。
学校現場において、教師の専門的な判断より、校長の職務命令が優先する日本はおかしい。…と結んでいた。

「教師が教科書を選べない日本」「公教育費支出がОECD31か国中最低な日本」「子どもの相対貧困率が世界ワースト4である日本」
子どもの豊かな学びを放置して、集団的自衛権行使で一体何を守ろうとしているのでしょうか。
今日は熱くなりました。
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丁寧な言葉のやりとり

2014-05-25 00:40:04 | 日記
丁寧な言葉のやりとり
 
先月読んだある雑誌での対談。
佐高信と辺見庸。
辺見庸氏いわく。
  阿部総理やその取り巻きの発言は、論理の体をなしていない。しかし、妙に大衆受けするのはなぜか…。
  それは、ネット社会と関係がある。
  百数十文字で表現されるツイッター。非常に平板な文章にわかりやすい単語。
  それに「いいね」と答えて、納得し合う関係。
  根本のところで納得し合っているわけではないのに、分かったつもりになって安易に共感する。
  安倍政権はネット社会にうまく溶け合っている。
  そこに怖さがある…。
まさに、このような環境の中に大人も子供も暮らしている。
だからこそ、学校の先生たちは、目の前の子どもたちと
丁寧な言葉のやりとりのできる環境を作っていく必要があるのではないか。
丁寧な言葉のやりとりのある学校・学級からは、いじめは生まれにくい。
そう思います。

6月定例会が11日から始まります。

 
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議会報告会&意見聴取会(5月10日)

2014-05-11 02:20:00 | 日記
責任を共に果たす議会報告会に…。

現在、鎌倉市議会は「議会基本条例」の制定をめざし「議会基本条例の制定に関する調査特別委員会」で、審議が進められています。
すでに、全国様々な自治体で条例の制定が進んでいますが、鎌倉市は、今年12月議会での制定を目途に審議が行われています。

議会基本条例はそもそも「何のために、誰のために」制定するのか。
その認識が、実は一番議員に問われていることではないかと日頃感じているところです。

このたび、条例第6条に盛り込まれる予定の「…議会報告会及び意見聴取を行う場を設けるものとする」
を実施してみることになったわけですが…。

昨日第一回目は、鎌倉市役所で開催されました。他市の方々も含め26人の方々がお集まりくださいました。(ビラ配布2000枚)

議長あいさつの後、4つの常任委員会委員長から5分づつ報告。その後質疑。
次に予算特別委員会の報告。質疑。
6グループに分かれての質疑。
グループで出されたご意見の発表。

(主なご意見)
①ごみ減量化の陳情内容を紹介して欲しい。
②予算特別委員会の中で、なぜ弁護士に聞くことになったのか全く説明がなされていない。
③歳入不足といわれ、しかしながら予算額が膨らんでいる。歯止めはどうするのか。
④予算審査特別委員会10人だけでは、審査そのものが薄くなる。各常任委員会で審査すべき。全員が参加すべき。
⑤議会だよりの中に政策がみられない。
⑥議会基本条例のために議員が動いているのは本末転倒。
⑦議会報告会の取り組みは大切であり、条例制定に先行して実施されたことは素晴らしい。
⑧観光客の防災はどうなっているのか。
⑨鎌倉市はサービスが遅れている。
⑩陳情を上げないと市は動かないのか。
⑪ポッと出た陳情で動いていくのも問題。
⑫何を知らせたいのか分からない。
⑬口頭のみの報告はわかりづらい。
⑭様々な立場の方が不安なく参加できるようにしてほしい。不親切。
⑮本日の会の始まり方が唐突。初めに議会についての基本的なことを説明すべき。
⑯報告者は、議会報告への思いをもっと出すべき。なぜみんなが集まったのか。
⑰参加者とともに会の意義を共有したかった。
⑱委員会報告の資料の出し方がまちまち。書体にもメリハリを。
⑲ビラ配りはインパクトがあった。

以上、私個人としての記録のまとめです。

まさに、「何のための、誰のための議会報告会なのか、議会基本条例なのか」
議員一人ひとりが、今一度考えてみる必要がありそうです。

各常任委員会、予算特別委員会の報告内容はそれぞれの委員会内で確認されたのか。
報告すべき重要な内容が漏れていないか。
(市長が、記者発表するほど重要な「制度導入」について、全く触れられていなかった)

議員26人、思想信条、意見は違えども、議論を尽くし、その結果を丁寧に市民に伝えること。
その責任を共に果たしていくための報告会にしたいものです



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