竹田ゆかりのブログ

竹田ゆかりの活動記録
教育問題や時事問題に関する思いなど 

核も戦争もない平和な21世紀に!

2016-07-29 22:18:04 | 日記
核も戦争もない平和な21世紀に

今年も、「原水爆禁止平和行進鎌倉実行委員会」は、鎌倉市役所をスタート地点として、
逗子市池子まで平和行進を行いました。
冒頭、会を代表して、あいさつをさせて頂きました。

今年は、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下から71年目を迎えます。
そして、「原水禁運動」がスタートして、51年目になります。
しかしながら、今だ、核兵器は世界に数多く(1万5000発以上)存在し続け、
その脅威から、私たち人類は、解放されていません。

今年、唯一の「核兵器使用国」であるアメリカの大統領が、初めてヒロシマを訪問しました。
そのスピーチの中で、オバマ大統領は、
「第2次世界大戦は、ヒロシマと長崎での、核兵器使用によって残酷な終焉を迎えた。
……アメリカのように核を保有する国々は、勇気を持って、核兵器なき世界を、追求しなければなりません。」
と述べていますが、しかしながら、
昨年末、国連総会においては、日本が提案した「核兵器廃絶 決議案」に、世界166カ国が賛成する中、
常任理事国であるアメリカ、イギリス・フランスは棄権をし、、中国・ロシアは反対を表明しました。

ヒロシマ・ナガサキの惨禍を見れば、核兵器使用は、いかなる理由があっても許されるものではないことは明らかで、
直ちに廃絶すべきです。

鎌倉市は、平和都市宣言の中に、核兵器の禁止をうたっています。
今年の6月鎌倉市議会では、議員提案により「核兵器なき世界の実現を求める意見書」を、
全会一致で採択し、国に意見書提出をしました。

また、一方、福島第一原発事故から5年が立ちましたが、事故の収束の全く見えない中、
原発再稼働が進められています。

「核も戦争もない、平和な社会を築くために…」
「原発による震災を、二度と繰り返さないために…」
「未来ある子どもたちに、安心して暮らしていける、核のない社会を残していくために…」

7月25日、市民県民へのアピールをしながら、行進を行いました。



開削は致しません・・・と言えない市長

2016-07-25 21:53:28 | 日記
「北鎌倉トンネル開削はしません」と言えない市長

「北鎌倉トンネル開削工事問題」は、今、山場を迎えている。
市が進めようとしてきた開削工事は、5月、文化庁調査官の現地視察の結果、大きく方向が変わった。

「北鎌倉トンネル岩塊を含む尾根には文化財的価値がある」
「外部の専門家による委員会を設置して文化財的価値を検討すべき」
との文化庁の指摘を受け、市の文化財専門委員会に外部の有識者を入れる形で話し合いが行われたのが7月8日。
その後、7月15日。市は話し合いの結果を文化庁に報告。そして、市の今後の対応について検討が進められてきた。

その結果を、7月25日、市議会全員協議会での報告がなされた。
以下、配布された説明資料(4枚中2枚)


市の説明では、今後、「北鎌倉トンネル岩塊を含む尾根」の国指定史跡の指定に向けて、調査・研究を行っていく…としながらも、
あくまでも、現在行う予定の開削工事の、工法を見直す…ということだ。
つまり、開削はする。
しかし「できる限り尾根を残す形で、工事をしますよ」というのである。

文化財専門委員会からは、
「開削せず、現状保護を求める。」
「素掘りのトンネルの現在の景観を残すべき。」
との声が挙げられているにもかかわらず、
市は、図で示された通り、一時的安全対策工事として、ラミネート工法・モルタル注入をするという。
更には、恒久的な工事としては、車の通行ができるよう道幅を広げていく考えであることが説明された。

質疑の中で私が
「現状保存はしない…ということか」と聞くと、
「トンネル技術協会が出した結論からは、現状保存はできないと考えている。」との答弁。
「しかし、トンネル技術協会が出した結論をご存じの文化財専門委員会から、『現状保存を求める』との意見が出ているのだから、
 改めて、現状保存の可能性も含めて文化庁と工法について協議していくべきである」
との意見を述べさせて頂き、やっと、了承された。

しかし、何とも解せないのは、
国指定史跡に追加するために今後調査をするというのに、あくまでも、現状保存は考えていないという市の姿勢である。

「郷土を愛する心を養いたい」と、常日頃口にする市長が、
市民に愛され続けてきた、北鎌倉トンネルの風情を破壊する方向から、
方向展開できないことは,まことに不思議である。

将来、国指定史跡となる予定の岩塊を、指定される前に、手を入れてしまえばよいという考えなのか
と疑いたくなる。


竹田ゆかり市政通信 第13号

2016-07-23 02:37:46 | 日記
「竹田ゆかり市政通信13号」ができました。

市から発行される議会だよりは、現在、議会広報委員会で編集作業が行われています。
この記事の編集について、市民の要望を受けて、数年前から「議案に対するそれぞれの議員の賛否」
を明記することになりました。

これは一歩前進ではありますが、一般質問については議員名と質問項目は記載されているものの、
具体的な質問内容については、一部抜粋であり、しかも、誰がどの質問したのか明記されていません。

この件についても市民から要望が挙がっていますが、議会運営委員会での話し合いがまとまらず、
今だ明記されていません。
私個人としては、近隣市のように、どの質問をどの議員がしたのか名前を明らかにすべきだと考えています。

また、具体的にどの議員のどの質問内容を載せるかは、広報委員会に任されており、
会派に属さない議員は、編集に一切かかわることができません。

議員一人一人の発言内容を尊重するという考えに立つならば、スペースは狭くなっても、
質問者に公平にスペースを取るべきではないかと考えます。
その方が、より一層市民にとって、1人ひとりの議員の考え方や活動内容が分かるのではないかと思います。

これまで、議会が終わるたびに、「竹田ゆかり市政通信」を発行し、今回で13号となりました。
8月上旬から、駅頭での配布も始めます。
しかし、鎌倉市全世帯にまでお届けすることは叶いません。

議会だよりは、全世帯配布です。
その意味からも、
議会だよりの編集は、可能な限り質疑の内容が公平かつもれなく記載されるものでありたいと思います。



騙されないためのメガネ

2016-07-13 22:09:19 | 日記
騙されないためのメガネ

昨年の9月19日、眠れない一夜を過ごしたことを、これほどまでに人は忘れるものだろうか。
安倍総理が目論んだ通りに…。

「安保法案」と言う名の「戦争法案」が、強行に押し切られた日のことを。
大多数の国民が、「説明が尽くされていない」と感じているのに、
「そのうち分かる」と言った傲慢な態度で、強行に「戦争法案」を通した日のことを。
何万人もの国民が、国会に押し寄せた日々のことを。

7月11日未明、改憲勢力が3分の2を超えた。

選挙戦のさ中、メディアは、もっぱら都知事選の攻防をワイドショーネタとして流し、
自民党は選挙の争点から徹底的に、「憲法改正論」を外し…。
更には、
これまで、野党が訴えてきた、貧困格差の問題、非正規雇用の問題に、
「同一労働同一賃金」を目指す…と。
よくも舌をかまなかったものだと、あきれ果てる。

争点ぼかしと、いわゆる抱き着き作戦で、見事に国民の目をだましぬいた。

自民党はこれまで、選挙戦で公約したことの多くを、選挙後棚上げしてきている。

選挙の時には、どの候補者も、理想を掲げるものだ。
反対勢力が言い続けてきたことでも拝借する。
騙す政治家も悪いが、騙される国民にも責任がある。

だから、私たちが騙されないために持っておくべきメガネは、
その政治家が、
「憲法の理念を正しく理解し、
 平和を希求する信念を持ち、
 国民一人一人の基本的人権を守るために、
 とことん汗を流す人であるか」
を見抜くメガネである。

そのためには、国民である私たちも、たゆまぬ学びを深めなければならない…と思う