竹田ゆかりのブログ

竹田ゆかりの活動記録
教育問題や時事問題に関する思いなど 

崩壊国会

2015-09-19 03:46:34 | 日記
崩壊国会

長い教員生活の中で、崩壊した学級を目の当たりにしたことが、何度かある。
崩壊した学級の立て直しを頼まれたことも、何度かある。
その経験の中で、私が悟ったこと。

子どもは、どの子も、自分が正しくありたいと思っている。
子どもは、どの子も、納得したいと思っている。
子どもの言い分に耳を傾け、
その考えや行動の問題点を、丁寧に諭されて、それでも反発する子どもはいない。

やがて子ども達は、担任との信頼関係を回復し、クラスは平常に戻る。

数時間前、安保法案が参議院で可決した。
賛成148、反対90。

この間の審議の中で、
「法案が合憲である」との論拠が、論破され、
「存立危機事態」の具体例が、つぶされ、
「時の政権に白紙委任することになる法文」であることが指摘されても、
「そのうち分かる」と傲慢な態度で進められてきた国会の審議は、
まさに、崩壊国会。

法案の矛盾を、くりかえし丁寧に説明されても、認めようとしない法案賛成議員は、子どもにも劣る。
議員である前に、人としての持つべき正義を持ち得ていないように思う。

「覚悟を決めて悪事を働く人に、説教をしているようなもの…」と述べた小林節氏の言葉は、
正義の通らない崩壊国会を言い当てている。

しかし、落胆することはないと思う。
ここまで戦ってきたのだから。
新たな闘いを、ここから始めたい。
激しく燃える、正義の松明を、
明日からも燃やし続けて、必ずや、正義の通る国会に立て直したい。
なんと言っても、国会は、私たちが代表を送り、私たちの行く先を決める所なのだから…。

自殺予防週間に思う。

2015-09-15 00:42:14 | 日記
自殺予防週間に思う

自殺予防週間にあわせて、鎌倉市中央図書館で、企画展「いのちをささえるほん」が始まったと新聞で知り、昨日足を運んだ。

8月下旬。
「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい…。」
で始まる図書館からのメッセージに、どれだけの子ども達が心救われただろうか。

自分には、今日、いていい場所がある。
何も言わないで、そっと受け入れてくれる場所がある。
自分の苦しさに気づいてくれている人がいる…。

そう思えるだけで、
どれだけ癒されるかしれない…。

「一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。」

言葉の先には、すべてを包み込む温かさに溢れた人の心がある。

しかし、このツイッターを、「不適切」「自殺を助長する」「削除すべき」…
と、鎌倉市教育委員会内部で議論になったとニュースで知った。

死にたいほどの思いを抱えた子どもが、今そこにいるかもしれないということ。
その気持ちを分かってほしいと、言えないでいる子どもがいるかもしれないということ。

その事実に、大人が真摯に向き合い、寄り添うことができたなら。
子どもは命を落とさない。

子どもは、どの子も、本当は学校に行きたいのだから…










9月議会一般質問

2015-09-14 01:10:45 | 日記
9月議会で一般質問を行いました

質問項目は2項目。

①鎌倉市の「地域福祉」を推進するにあたって。
②教育環境条件整備…学校教育活動における安全確保
質問と答弁合わせて、1時間40分。すでに、録画がアップされています。

鎌倉市議会→インターネット議会中継→議員名から→竹田ゆかり
と検索していただけると、過去一年分が再生できます。

①について―
今年度から3年を計画期間として、鎌倉市の「地域福祉計画」がスタートしました。
この計画は、これまでの市の計画と、社会福祉協議会の計画とが一体化されたものです。

計画策定にあたってアンケートやヒアリングがおこなわれましたが、地域福祉を担っていらした
地域住民や関係団体の方々から、さまざまな問題点が指摘されました。

この解決に向けて、市が取り組むべきことは何か。
地域福祉とは言え、地域任せにならないよう質しました。

特に、2年前に県から権限移譲された「社会福祉法人への監査」のあり方や、
苦情等への適切な対応を求めました。

また、今後進められる予定の、「地域アセスメント」の取り組みについて、
その目的と今後の進め方、市の関わり方について質しました。

さらに、市は総合計画の中で、「市民力・地域力」をまちづくりの原動力…ととらえ、
計画の中で「誰もが身近な地域で気軽にできるコミュニティ活動の場、環境整備…」の必要性を挙げています。

現在、鎌倉市には180以上の自治町内会があり、その内80以上の自治町内会が会館を持っていない現状について、
空き家の利活用の中で迅速に解決することを求めました。

②について―
昨年6月議会一般質問で「宿泊行事に養護教諭が同行することで、学校に残る児童生徒の安全確保」に
問題があることを指摘しました。
9月議会では、さらに「陸上記録大会に参加する1500人の児童の安全確保・学校に残る児童の安全確保」に
問題があることを指摘しました。

近隣市はどちらにも医療従事者が、配置されています。
学校における児童生徒の安全確保責任は、学校設置者にあります。

予算配分は、まず、部内で調整されるわけですが…。
教育現場の実情をよく知った上で調整されることを、強く望みます



発掘現場から学ぶ

2015-09-13 13:27:36 | 日記
発掘調査現場で学ぶ



今年7月7日・14日の2日間、鎌倉市内の218名の小学生が、市内の発掘調査現場を見学することができました。
私が議員になって初めての一般質問で
「鎌倉市に住む子ども達に、発掘調査現場での学びの機会を!」
と文化財課に要望したことが、2年後の今年、やっと実現しました。

鎌倉市内には、昔の人々の生活の跡(遺跡)が数多く埋もれており、
地下に遺跡が残っている可能性がある地域は60%以上に達します。
この区域(埋蔵文化財包蔵地)で住宅の建て替え、新築工事などを行う場合は、届出が必要で、
工事の内容によっては、試し掘りをし、遺跡が出てきた場合は、本格的な発掘調査となります。 

これまで市は1971年から、40年以上にわたって発掘調査してきています。
この間、おびただしい程の遺物が出土しています。

しかし、鎌倉市で学び育つ子ども達が、市内で発掘された遺物を通して学ぶ機会は、
全くと言っていい程ありませんでした。
(時折、一時的に地下道ギャラリーなどでパネル展示がされたり、2年前からは、
生涯学習センターで発掘調査研究発表に合わせた形で、展示会が行われ始めましたが…)

そこで、各学校は毎年、「横浜市歴史博物館」に子ども達をつれて行き、
横浜市で出土した物を通して学ばざるを得ません。

その問題を、2年前の9月議会一般質問で指摘し、

①鎌倉市に歴史博物館を早期に建設すること。
②出土した遺物を使いながら学習できる「歴史学習パック」を作ること。
③発掘調査現場の見学の機会をつくること。
求めました。

①は、現在、ご寄付頂いた扇ガ谷1丁目の土地建物を活用して、整備が進められています。
この(仮称)「歴史文化交流センター」は来年度末の開館を予定しています。

②は一般質問したその年に、2セット用意していただきました。

③が、このほどやっと実現したものです。  

発掘現場の見学を通して、
今、自分が暮らしている地面の下の、昔この地で暮らしていた人々の生活の跡を目の当たりにすることで、
時代を超えて、同じ鎌倉で暮らした人に思いを馳せることができたなら…。
実感をもって、同じ鎌倉で暮らした人と自分とがつながり、学びが深められたなら…。

歴史学習とは、過去に生きた人々の暮らしを知り、そこから真摯に学ぶ作業です。
書物の中だけではない、実物を通しての学びがこれからも進められますよう、
今後とも市の取り組みに期待しています。

そしてこのたび、子ども達の見学にご理解くださった地主さんに、心から感謝いたします。

ただ、見学会実施の2か月後に、担当からご報告を頂くことになり…、
私自身がこの見学会を参観できなかったことが残念でなりません


鎌倉福祉まつりに参加して

2015-09-07 00:41:26 | 日記
鎌倉福祉まつりに参加して

9月6日。第35回「鎌倉福祉祭り」に参加しました。
9時45分ごろ、福祉センターに到着すると、すでに正面玄関には多くの市民の方々の列ができていて、福祉祭りへの期待の大きさが感じられました。

館内では、日ごろ地域福祉に貢献されていらっしゃる福祉団体・福祉施設・地区社協・地域の方々などが、腕を振るって作られた作品や、ご寄付頂いた物品の販売コーナーがあり、また相談コーナー・体験コーナーなども設けられていました。
外には、多くの食べ物コーナーも用意されていて、10時から2時までたっぷりと楽しめるほどの出店数でした。

どのコーナーも、今日まで一生懸命に準備されてきたことが、作品や来場者への声掛けに感じられ、とても温かい気持ちになりました。
お陰様で、帰りがけには両手に持ちきれないほどの品々を購入させていただきました。

帰りがけ、ふと、「この福祉まつりの趣旨は…」と気になり、以前頂いた「社協だより8月号」を開いてみました。
そこには、「この福祉まつりが、出会いと交流の場となり、皆様一人ひとりの心の中に『共に生きる社会づくり』のきっかけとなることを願って、1981年国際障害者年を契機に毎年開催しています」と書かれていました。

  福祉に関心のある方々が、当日まで準備をする中で、仲間の連帯が深まり、
  市民が買い物を楽しむことで、出会いもあり、資金も集まる。
  それも大きなねらいではありますが…。

福祉まつりが、地域のお祭りと異なるのは、
まさにこのお祭りがきっかけとなって、
地域の中で支えてくださっている方々の活動を知り、
支えられていることを知り、
そして、共に生きることの大切さを実感していくことなのでは…と思いました。


来年は、出店団体名のわきに、団体の活動内容が付け加えられることを願っています。

来年のお祭りも楽しみにしています