テイクハウスのスマイルフェイス

家族を笑顔にすることが、テイクハウスの楽しみです。そんなテイクハウス設計室での日々のできごとを綴っていきます。

今年になって何度目の講習会だろう。

2009年05月29日 | takekawa
この間の火曜日に東京・北の丸公園の科学技術館にて講習を受けてきました。

今回の講習内容は

「既存鉄骨造体育館等の耐震改修の手引きと事例」

という講習内容です。

今では住宅等の耐震において補助金が交付されるほどです。

しかしながら、やはり・・・補助金。

一般診断の結果、耐震改修が必要であると判定されたとします。ここまでは、無料です。

その後、設計士等による再度精密診断を行ない、計算等補強方法の検討を行ないます。こちらは有料です。

もちろん、改修工事も有料となります。

ただし、やはり補助金だけに補助程度に過ぎないのも現状です。

そのため改修工事をしたくても出来ない方たちも数多くいるのも現状なんです。ちなみにわたしの実家もまだなんです


そこで今回の、この講習会。

震災後、家を失った方、避難勧告を受けた方たちの避難場所として多く使用される建物が体育館です。

大空間で床が木製であること、居住地に程よく分布していて利用価値が高いという点。

その避難場所を地震に耐えることの出来る、建物にしよう。

「確かにそうだな・・」

と共感し、新型インフルエンザ予防マスクを着けて講習会場へ行ってきました。


芝川町香葉台の現場

2009年05月28日 | takekawa
以前紹介した、長屋風古民家をイメージした建物です。



屋根の瓦も葺き終わり、外壁の杉板が張り終わった状態です。




妻壁には魅力ある、昔ながらの漆喰仕上げを予定しています。




軒裏と外壁の取り合い部分です。

写真を撮りながら、父親の実家を思い出しました。


それと同時にその実家のトイレの床は昔の落下式便所。
床をくり貫き、便器を設置するというタイプなんですが、とにかく床板が薄く子供ながら恐怖を抱いたことまで思い出してしまいました


それは忘れて、とにかくこちらの建物は長屋古民家風の現代建物なんで、まったく父親の実家とは違うんですよ


掘り座卓

2009年05月19日 | takekawa
先ほど打合せから戻りました。

お施主様の実家である鹿児島からお父さん、お母さんが久しぶりに静岡に来るそうです。

しかし、お母さん足を怪我してしまい、足を折り曲げて座ることが出来ないことから、掘り座卓を造って欲しいと言うご依頼です。

今月の末には遊びに来るとの事なんで、お施主さん、大工さんと急ぎの打合せ。




ここ最近、非常に家族想いな素敵なお客様に出会うことが出来て心が温まります。

うれしくて本日2回目のブログ更新です

講習会に参加。

2009年05月19日 | takekawa
今日は午前中、富士市一色で打合せ、午後から静岡市役所に。

今話題の「長期優良住宅」に関する技術講習会を受講してきました。

3時間程度の講義内容ではすべてを理解することが出来ず、帰ってからも講義の復習です。

何冊もある資料を見ると、

「明日にしようかなあ~

なんて正直、思ってしまいます。


あっ、そうだ。講習会の帰りに市役所前でテレビ局の街角インタビューが。

マイク持った記者さんがたくさんいたので、つかまらないように足早に通り過ぎました


久々の更新でした。





ユニバーサルデザインって何だろう?

2009年05月12日 | takekawa
先日、車椅子用のアプローチ工事をさせて頂いたお施主様がわざわざ事務所まで顔を出しにきてくれました。


その際、連休中におじいさんは帰って来なかったと聞きました。

実はおじいさんを施設から連れてくるのに息子さんが反対したそうです。



息子さんは都内でのお仕事をされている方で、また休みがほとんど取れないという、大変お忙しいお仕事をされています。


そんな息子さん、やはり実家に残ったお施主様のことが心配でよく連絡をくれるそうです。

今回の連休もやはり休みが取れないということを伝えたところ、おじいさんをお家に帰らせる予定だと知り、


「おじいさんが帰ってきて、もしものことがあった場合はどうするの?自分まで何かあったら心配だからやめよう。」


と言われたそうです。親思いの息子さんの一言でお施主さんも今回は我慢したそうです。


高齢者対応住宅相談員として今回、現場を進めてきました。

しかしながら、まだまだ高齢者の方が安全で安心な環境になったとは言えません。


いくら住む場所を改善しても、家族の置かれている環境も理解しなければならないんだなあ、と思えるとても大事な工事だったと気付かされました。




最近では、「ユニバーサルデザイン」という、うたい文句を広告で目にしますが、


そんな簡単に言える言葉なのかな?



ぎりぎり、間に合いました。

2009年05月02日 | takekawa
先日、ご近所さんからお仕事を頂きました。


GWにかけて介護施設に入所されているおじいさんが一時、戻って来るとの事。

しかし、おじいさんは車椅子生活のため、出入りが困難な今のアプローチの段差を解消して欲しいといったご依頼でした。


さっそく現地に行って現況確認。


現地にて協議の結果、自宅介護でないこともあり、玄関までのアプローチのみの段差解消を目的とした対応をとるかたちとなりました。




工事前の状態です。
アプローチに引かれたコンクリート平板の歩行のしにくさ、段差及びポーチの段差等。

これら課題を解消していきます。




工事完了後の状態です。

土間コンクリートによる段差解消目的のスロープ。

おじいさんが帰ってきたときには、車椅子の歩行路として、普段はアプローチ兼駐車場としてもご利用できます。


工事金額、消費税込みで4万5千円となりました。