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フェアトレード と 消費者

2008-02-08 08:51:57 | 就職&仕事
フェアトレード と 消費者


 今朝(2月8日)の日経31面に

  途上国助ける「フェアトレード」という

  記事が載っていた。

   途上国を助けるというと

   通関士試験や貿易実務検定で

   脳味噌が硬直化してしまって、

   「特恵関税制度」「フォームA]くらいしか

   頭に浮かんでこない。

  
 また、フェアトレードというと、

  貧困のない公正な社会をつくるための、

  途上国からの製品で
  
   品質や商品の魅力に欠けるという

   先入観しかなかった。


 しかし、新聞によると

  「心満たし品質も納得」

  「雑貨・服飾など商品充実」

  「デザイン洗練 社会貢献に」

  などと絶賛である。


ネットで調べてみると;

  国際フェアトレード連盟のページには、

  IFAT(International Fair Trade Association)


  フェアトレードの基準

  (Fair Trade Standards)が載っていた;


  1.生産者に仕事の機会を提供する

  2.事業の透明性を保つ

  3.生産者の資質の向上を目指す

  4.フェアトレードを推進する

  5.生産者に公正な対価を支払う

  6.性別に関わりなく平等な機会を提供する

  7.安全で健康的な労働条件を守る

  8.子どもの権利を守る

  9.環境に配慮する

 
 エコポリシー(Eco Policy)というのもあった;

   1.森を壊さない

   2.空気を汚さない

   3.水を汚さない

   4.人と命を守る

   5.無駄にしない


 注目したいのは、

  4.人と命を守る

    内容は、

    ・生産者の能力と技術、伝統文化を尊重し、
     人としての誇りと尊厳を守る。

    ・有機農法を支援し、畑で働く人々と、
     使う/着る/食べる私たちと生態系の健康を守る。

    ・塗料に鉛を含まない玩具、
     金具にニッケルを使わないイヤリングなど、
      安全な商品を開発。

   ・染色は可能な限り草木染めか、
     発ガン性が疑われるアゾを含まない合成染料とする。


  小田急百貨店が

    フェアトレード売り場を開設したのは、

    決して「安かろう危なかろう」ではない。

    「社会問題に関心を持つ消費者の意識に」

    賭けたのであろう。

    また、それだけの品揃えをしたのも立派だ!


 「毒入り餃子;無差別殺人未遂事件」に

    関与する人たちに読んでもらいたいと思った。

    情報操作が専門の中国当局など当てにせず

    消費者が主導権を握るべきだ

   
  それ以外にも、

    普通に貿易にかかわる人にも

    この分野に参加しようとする若者にも

    新しい視点を投げかけているように思い、

    紹介した。




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