エレアコ、エレキ、エフェクター自作遊びと実験!

バンド活動での日常と自作改造の実験

BOSSのSD-1の改造開始ー2本角の音確認

2020-09-04 13:57:20 | エフェクター自作改造

SDの改造開始です。

ボディー内部ですが、ボリュームの端子が下を向いていてスペースを広げる必要があるので端子を上側にずらします。

ずらした後のスペース確認です。実際にスイッチを入れてみて、入ることを確認します。

2個のボリュームの位置変えが終わったら、年のため端子の接触がないかテスターで確認しておきます。

それではいよいよボディーの加工に入ります。右にパイロットの穴を開けて位置確認して、サイズを広げていきます。BOSSのケースは非常に柔らかいので加工は楽です。

穴の拡張に使うリーマーと言う工具です。歯が横を向いているのでグリグリひねって穴を広げます。

スイッチに改造のパーツを付けていきます。

僕のジャビス君です。アイアンマンのアームロボットみたいでしょ。これで、パーツを固定してはんだ上げとかをしていきます。

FAT用とクリップ用の準備ができましたのでボディーに組み込んで行きます。この時は気がつかずやらかしていました。FATスイッチ側の穴が少しずれていてヤスリで調整し目分量で良しとしていました。取り付けてみると、0.5mm位外側に寄っていたようで、穴にスイッチが入りません。しょうがないので付いていたワッシャーを外して納めました。

ケーキと同じで正確に計らないとダメですね。

さあ、完成で音確認も良好でした。💓
音の方ですが、FATの音の太くなり方、クリップの方の動作も良い感じです。ガバナーモードの時に、FATスイッチも加えて使えそうでした。元のクリップも残してあるんですが、この改造の目玉はクリップスイッチの真ん中のダンブルモードです。この音聞いたら、SDだと分かる人はいないでしょうね。ブリブリ音太くして弾きましょう。ドヤ顔な感じです!

と言うわけで、SDの改造も久しぶりですが、成功です。この2本角のSD見たら、何それと興味を持たれること請け合いです。旧基盤機種のみのアドバンテージですね。

BOSSのSD-1の入力改造の追加検証

2020-09-04 11:36:47 | エフェクター自作改造

このSD-1ですが、パイロットランプが高輝度ブルーに改造されているのを紹介忘れておりました。

入力のコンデンサーの改造ですが、結論から言うと一丁一短ですね。どう言うことかと言うと、値を大きくした場合はクリップ無しで音が太くなるので有効ですが、歪みを入れた時に逆に増えた低域が邪魔になって、僕の好きな高域がザラッとした歪みになりません。

歪み優先、ODなので当然ですが、で考えると元のままの値が良い様です。
クリーンでブーストする場合は、このコンデンサーの値の増加は効果大ですね。そのままだとトリブルブースターになります。

と書きながら、スイッチの中間は元の状態になるので、用途で切り替えるFATスイッチで良さそうですね。因みに、僕の試し弾きはテレ君で弾いていますので元々高域強めなので、レスポールとかだとトリブルブースターと感じるこのままのクリーンで丁度良いのかもしれませんね。

■FAT改造
元の音を残せると言うことで、採用です。

BOSSのSD-1の改造前の試し弾き 追加検証?

2020-09-04 10:47:08 | エフェクター自作改造

基盤から改造ポイントの配線を出してきました。

こんな感じで改造をシュミレートして試し弾きしていきます。

と言うことで、試し弾きしていきます。先ずはFAT改造からですね。

■FAT化
音が太くなり、過激派さが増す感じ。配線を出したせいか、雑音が増える。値を大きく変えると、傾向も増えるが雑音も増える感じ。
ランドグラフ系改造なので音が過激すぎるので、今回は採用しません。

■クリップ切替改造
*クリップ無し これは、クリーンで良い音ですね。このモードの為に改造する意義ありですね。
*ガバナーモード これは、お約束の明るい音ですね。残念ながらLEDは光らないので前面に出す意味はありません。
*シリコン 4個でも3個でも元の音に近いですね。付いていたパーツは足が短いですが、繋げて付けておこうかな。

その他、力のあるパワーダイオード、優しい音のゲルマ、ビンテージのシリコン系、ゲルマニウム平行は音が小さくなりすぎて調整要、と言うことでこの試し弾きは毎回きりが無く楽しいですが前の3種類にしようと思います。

FATの方が少し残念だったので、追加で入力コンデンサーの改造を試してみます。同じくらいの値のものをパラって倍の容量にして、低域の出音を確認します。切替で無く取り替えにするかもしれません。

SD-1のパーツ取外し 馴染みのパーツ

2020-09-04 09:55:49 | エフェクター自作改造

クリップダイオードを3個取り外しました。文字が記載されているのでルーペで見てみると、IN4148と書いていました。僕のメインクリップ用ダイオードと同じですね。

この古いエフェクターに付いていると言う事は僕の普段のダイオードは、もはやビンテージなんでしょうか。
少々軽い驚きでした、東芝の1588とかが付いていてもおかしく無いですけどね。それだと、蔵出しの3個1000円とかで売れそうですね。

こちら、真ん中の小さなフイルムコンデンサーがFAT改造の部分です。ここは、配線をパラっていきます。

クリップの方はパーツを取り外したので、ダイオード1個側の部分に配線していきます。OPアンプの6番7番端子ですね。
プリント基板が繋がっていれば、OPアンプの足直接で無くとも既存の端子穴を使用して構いません。但し、ダイオード2個繋がる穴だとパーツを外したので片側がオープンになるので注意です。

まあ、自作を長いことやっていると、回路図と実態配線の目付けとか、配線の取り回しとかが見える様になります。知恵の輪とかパズルと似ていますね。同様に、基盤に付いているパーツの種類とか改造ポイントとかが分かってきます。たまに、どう変えても音が変わらない不思議パーツもありますが。

SD-1のMOD効果確認 試し弾き

2020-09-04 09:00:39 | エフェクター自作改造

BOSSのSD-1を改造していきますが、いきなりハンダ付けしてしまうと改造前との違いとか効果が十分かなどを確認できないです。失敗も多いと思います。

改造する前に、ブレッドボードを使って改造のシュミレーションを実施します。基盤のパーツの足を引き出してきて、ブレッドボードで改造の内容を試します。

今回使うブレッドボードは、何時ものクリップ8パターンをセットしたものにFAT切替の2パターンを追加して使用します。

■FAT切替
右上に、0.1と0.047μファラッドのフイルムコンデンサーをセットします。片側の足を同じ列に刺して、反対側を違う列に刺しておきます。
基盤に付いている0.047の両端から線を出して、どちらかをパラに接続するとコンデンサーは容量が追加できます。
元の0.047、0.094、0.147、3種類の設定を試してみます。FAT感が行き過ぎとか足りないとか、値を変えたり2段階でいいやとかを弾いてみて試します。

市販のエフェクターでも、お店でこんな事は出来ないと思うので、贅沢な実験ですね。

■クリップの切替
上記と同様基盤のクリップのところから線を出してきますが、違っているのは基盤のクリップは外して実験する必要があります。コンデンサーと違って、ダイオードはパラにしてと言うことが出来ないのでダイオードを外して配線を出してきます。その上で、ブレッドボードで組んだ8パターンのクリップを試します。
右上から
①マーシャルモード
②シリコン4個平行
③シリコン不平行、これ元のモードですがビンテージのダイオードを使っています。
④シリコンとゲルマニウムの不平行、これ甘い音の出るモードですね
下の段右から
⑤ゲルマニウム平行
⑥パワーダイオード平行
⑦シリコン平行、謎のダイオード
⑧ビンテージシリコンの4個平行

以上、FATは3種類、クリップは8種類の試し弾きになります。全組み合わせは、24種類の組み合わせとなります。おっと、クリップ無しを忘れていました。合計27種類になりますね。人によってはこのクリップ無しを選択される方も多いと思います。ブースター使い用ですね。