ツレアイの提案で 宇野港から宇高連絡船に乗って、直島に行きました。
直島、といえば港にあるこの『赤いカボチャ』でしょう!
作者は世界的アーティストの草間彌生さんです。
草間さんはユニクロの春のコラボTシャツにも登場しました。
ホントはもうひとつ『黄色いカボチャ』も別の場所にあるのですが 写真を写すことができませんでした、残念です。
内側もステキです。
直島では いろいろな楽しみ方があるのですが 主なものは『家プロジェクト』と呼ばれている島の町並みと町の中にあるアートを歩いて楽しむもの、 それから宿泊も含め『ベネッセハウス・ミュージアム』を楽しむ、そして、『地中海美術館』があります。
ツレアイは島の町並みを楽しみたかったようですが 急に思い立って島に渡ったため、あまり滞在時間がなかったので『ベネッセミュージアム』に行くことにしました。
この建物を見た途端、ツレアイが「安藤忠雄さんの設計じゃないかな?」と言い出しました。私は存じ上げなかったのですが 高名な建築家さんらしいです。
この美術館だけではなく 町役場も有名な建築家の設計だそうで、わざわざ建物だけを見にくる人もいるそうです。 あと中学も変わった建物でした。
美術館の作品は現代アートで ちょっと変わったおもしろい作品ばかりでした。
アンディ・ウォーホールの作品もあるとのことだったので 探したら なんとレストランの中に飾られていて 食事はしなかったのにレストランに入って鑑賞しちゃいました。
私が一番気に行った不思議な作品はジェニファー・バートレットという人の『黄色と黒のボート』という作品です。
壁に普通の海岸に黄色と黒のボートがある風景画が飾られているのですが、絵の前のスペースに 絵と同じ形の黄色と黒のボートが置いてあるのです。
そして、美術館の外に出て美術館のまわりの風景を見て びっくりしました
この絵は 本当の外の風景を見ることで完成されるのです
お分かりになりますか? 実際に海岸に絵と同じ形に黄色と黒のボートが置かれているのです
美術館の作品は撮影することはできないので この驚きをうまく表現できませんが このボートが絵の中に描かれているのです。
これも石を使ったアートなのですが この石の真ん中になんとジャグジーがあるのです。(行った時は使われていませんでしたが。)
自然と現代アートと島の人たちの普通の暮らしが一体となっている不思議な島です。
もし時間があれば 泊まりがけで行ってゆっくりと楽しみたい、そんな気持ちにさせられた島でした。
帰りに港で昼ごはんを食べたのですが・・・
おいしい肉うどんをいただきました。
あれ? うどん?
ツレアイに「うどんってことはこれ、讃岐うどんじゃない? ひょっとしてここ、香川県じゃないの?」と尋ねたのですが、 ツレアイってば「何言ってるんだ。
ベネッセがあるってことは岡山県だよ。」と言い張ります。
(進研ゼミとかしまじろうでおなじみの岡山が本社の会社です。)
でも、あとで調べたら 直島はやっぱり香川県でした。
父の13回忌で広島に行くだけのはずだったのに 結局、広島、岡山、香川と旅行しちゃいました。
夕方、岡山空港で 鹿児島行きに乗るツレアイを送り、私はひとりで東京行きの飛行機で帰京しました。
帰りのバスの中から東京タワーを見て ああ、戻ってきたんだな、と実感して今回の旅は終了しました。