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原題は『The Bucket List』（棺桶リスト）
余命６ヵ月と宣言された 病院のベッドで隣同士になったふたりの男性。
ひとりはこの病院のオーナーでもあり 実業家として大成功したものの 見舞に来るのは秘書だけというエドワード、もうひとりは 学者になりたかったのに家族のために油まみれになって頑張ってきた自動車整備工のカーター。
ある時、カーターが書き出した『棺桶リスト』（残った人生でやりたいことを書き出したもの）をエドワードが見つけ、エドワードも『棺桶リスト』に書き込む。
荘厳な景色を見る。
見知らぬ人に親切にする。
刺青をする。
世界一の美女にキスする。
マスタングを運転する。
スカイダイビングをする。
泣くほど笑う。
ライオン狩りをする。
ピラミッドを見る。 などなど・・・
人生の残り時間が分かった時から ふたりは旅に出て リストにあげたことを全部経験しようとする。
そして残されたふたりの時間は輝きはじめ、カーターの考え方に影響され エドワードも大切なものに気付いていく。
苦しい闘病生活や人生の終わりを題材としながらも なぜか暗い映画ではありません。
スクリーンを見ながらふたりと一緒に旅をし、ふたりと一緒に人生について考えている自分がいました。
私があれこれ言うよりも ぜひ見てください、としか言いようがありません。
監督はなんと『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー。
主役もアカデミー賞俳優のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
おもしろくないわけがありません。
映画を観た帰り道、私の『棺桶リスト』を考えてみたのですが 思いつくことができませんでした。
あとどれくらい自分が生きていられるのか分かりませんが 与えられている時間を大切にしていきたいなあ、と改めて思いました。
それにしても ふたりの『棺桶リスト』・・・唯一『世界一の美女にキスをする』というのは難しいなあ、と思っていたのですが 最高のオチがついていました。
