
先週、職場でたまたま北杜夫氏のことが話題に上がりました。
私の尊敬するドイツ文学者小塩節先生が旧制松本高校で北杜夫氏の後輩だったことを話したのですが 若い職員から「キタモリオさんって演歌歌手ですか?」と言われ みんなでびっくりして大爆笑したのです。
私が中学生の頃、北杜夫さんといえば ものすごい人気作家で 私は勉強するふりをしながら実は北さんの『どくとるマンボウシリーズ』を笑いながら読みふけっていました。
丁度この時代、遠藤周作氏の『狐狸庵先生シリーズ』もすごい人気で私はおこづかいをはたいては本を買い漁っていました。
他には 吉行淳之介氏、野坂昭如氏、柴田錬三郎氏、小松左京氏、星新一氏など とにかくおもしろい作品を書く作家さんたちに勢いがあった時代でした。
もちろん 芥川龍之介、太宰治、といった教科書に載っている作家の本も読みましたが・・・
最初に北杜夫氏の作品で読んだものは『どくとるマンボウ航海記』でした。
私の全然知らない世界の冒険でわくわくしながら読んだことを覚えています。
それから『どくとるマンボウシリーズ』の大ファンになりました。
そして いつものマンボウシリーズとは雰囲気の違う『楡家の人々』もおもしろくて夢中になりました。
あのユーモア溢れる文章、飄々とした人柄・・・どくとるマンボウはきっと日本中の人から愛されていたのではないでしょうか・・・
先日片づけた本以外に実は段ボール箱に入った数点の本があります。
どくとるマンボウシリーズは私にとって『殿堂入り』の本たちです。