
人気アイドル一ノ瀬リョウが戦隊物の映画に出演することになった。しかし、彼はハリウッド進出を狙っていて戦隊物への出演は不承不承だった。
そんな彼を伝説のスーツアクター本郷渉に紹介したのはリョウのマネージャーだった。
最初はふてぶてしい態度で スーツアクターや映画のスタッフたちを見下していたリョウだったが徐々に変わっていく。リョウにはどうしてもハリウッドに進出しなければいけない理由があった。
本郷も痛んだ体をかかえながらスーツアクターを続けるのは彼の夢があるから・・・
武士道を愛し、仲間を大切にする本郷は皆から『リーダー』と呼ばれ愛されていた。
まあ 観る前からおおよそのストーリーは予想がつきましたが それでも夢中になりました。
夢を追いかけ続けることのつらさ、残酷さ、でも人は夢を見続けることで強くなれます。
実際にスーツアクターとして活躍していた唐沢寿明さん、寺島進さんの動きはさすがです。
そして、リョウ役の福士蒼汰さんは『あまちゃん』のナントカ先輩として有名になったようですが 『あまちゃん』を観ていない私にとって福士さんといえばやはり『仮面ライダーフォーゼ』です。
リョウの役には適任だったのでは?
スーツアクターの活躍を観ると去年行った京都太秦のガイドをやってくださった俳優さんを思い出します。 切られ役も顔も名前も注目されないところはスーツアクターと同じです。
でも、みんな映画が好きで夢を持ちながら一生懸命演じていらっしゃると思いました。
寺島さんの女装(?)で正直もう少し笑える映画かと思っていたのですが 全然そんな映画ではありませんでした。
さすが『フラガール』のプロデューサー、脚本の李鳳宇さんです。
とても良い時間を過ごしましたが 唯一痛いのがダメな私、たとえアクションシーンだとしても ちょっと痛そうな時間が長かったです。戦いのシーンはあの三分の二くらいの長さでいいんじゃないのかなあ・・・
ちなみに 今日の映画のエンドロール、最後までしっかり見ました。 スーツアクターの方たちの名前がエンドロールにしっかりと載っていました。