夜明け前の小雨は止みじょじょに青空が広がり温かな東京大手町を午前8時、気温11度の中20大学がスタートしました
1区では早稲田大迫が速いペースでレースを引っ張り1キロ2分46秒入り
今年の箱根駅伝の合言葉は『がんばろう日本』
東洋大学宇野(4年)は4位
2区エース区間東洋大設楽【したら】(2年)が逆転1位
3区東洋大山本(4年)は早稲田に追いつかれそうになりながらも1位をキープ
4区東洋大田口(1年)は区間新
5区東洋大柏原(4年)区間新で往路優勝(4連覇)1時間16分39秒で自ら打ち立てた区間新記録を更新
柏原は過去最高の1時間16分台で走ると公言し、自分をぎりぎりま追いこんできました
1キロの入りは2分55秒 2キロの入りは2分52秒 記録を意識した速い走りでした
自分に負けない・・・敵は自分の中にいる
11月20日に出身地である福島に行き現地を歩き
自分の苦しみは1時間少々のもの・・・福島の故郷の人はまだまだ超えられない苦しみの中にいるんだという認識を新たにがんばってきたと聞きました
甘いものが大好きでどうしても食べたくなった時はチョコを1片だけ口に入れるそうです
でも柏原のすごいところはその1片だけで止めることができるという自己制御力にあります
襷が力をくれる・・・不可能を可能にしてくれる・・・
柏原の快挙(東洋大の往路優勝)はまちがいなくふるさと福島に届いているはずです
2位早稲田山本と3位明治の大江の抜きつ抜かれつの大デットヒートも見応えあるものでした
東洋大の全員が柏原におんぶにだっこするのではなくアドバンテージを持って襷渡すことで
柏原には記録更新に専念させるという気迫がすばらしかったです
鉄紺のユニフォームで4年間箱根の山登りを魅せてくれてありがとう
沿道にもこれほど多い人垣は見たことがないくらい4重5重の応援
山の神・山の竜神柏原の最後の走りは東北人魂そのものでした
1位東洋大
2位早稲田大
3位明治大
4位駒澤大
5位城西大(予選会から)
6位山梨学院大(予選会から)
7位青山大
8位東海大
9位国学院大
10位関東学連選抜
明日復路も全力でがんばってもらいたいものです