晴天の国立競技場はすばらしいコンデションに恵まれ
満員の大観衆のなか千葉県代表市立船橋高校対三重県代表四日市中央工業の試合が始まった
9年ぶり5度目の優勝を狙う市立船橋高校
20年ぶり2度目の優勝(単独優勝)を狙う四日市中央工業高校
2トップ(寺尾・田村)で攻めのサッカーの四中工と守りの船橋の激突
四中工はキャプテン國吉を2枚のイエローカードで欠く決勝戦となった
ベンチには國吉の17番のユニフォームとシューズが置かれていた
気温8.8度風もなく穏やかな国立競技場
試合開始1分電光石火のごとく四中工、16番浅野による先制点が入る(浅野は今大会7得点目)
その後は四中工が細かくボールを拾い船橋はなかなか思うようにボールコントロールできないまま前半終了
後半も最初は船橋はリズムがつかめず・・・セカンドボールが拾えない・・・
しかしじょじょに船橋にボールが集まりだし
大観衆も手に汗にぎる展開
コーナーキックを何度もつかみ果敢にシュートを飛ばすも決定打に至らず・・・
1-0のまま船橋は負けてしまうのかと思われた後半46分アリショナルタイム1分(残り1分)に
キャプテン和泉が執念の決勝点を入れ1-1の同点
国立競技場には大きな悲鳴がこだました
延長前半10分
船橋が終始ボールを支配しながらどちらにも得点が得られず
後半5分またもや船橋のキャプテン和泉が見事なシュートを決めそのまま試合終了
船橋高校の浅岡監督35歳は就任1年目ながらも選手の主体性を引き出し見事な強い執念を持ったチームに育てあげた
四中高の樋口監督52歳もいろいろな苦難を乗り越えベテランの指導力を発揮し攻めと守りのバランスの取れたチームを率いていた
すばらしい試合をありがとうございました
毎年この成人の日に行われる高校サッカー決勝戦を楽しみにしており
毎年期待を裏切ることなく熱く見応えのある試合を見せてくれる高校生の強い心に感動しました
全国4174校の頂点に立った市立船橋高校に心からの拍手を送ります
そして泣くな・・・四日市中央工業・・・
全国の少年サッカーの憧れとしてその技はしっかり少年たちの瞳に刻まれたはずです・・・