チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

チェコの伝統料理「花の天ぷら」

2021年06月05日 | チェコ プラハ日常
一緒のチェコ人と自宅近くを歩いていると、今が盛りのエルダーフラワー(チェコ語:cerny bez)の良い香りが漂ってきました。


彼が「今日の夕食はこれにしよう!」と。チェコで伝統的に食べられてきた、エルダーフラワーの「花の天ぷら」のことです。
いったん家に戻ってハサミなどを用意してから、近くの公園の周辺で、食べごろの花を収穫します。



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調理は彼がしてくれました。基本的に天ぷらと同じですが、ポイントを挙げると、
1.形が崩れるので、洗わない。虫がついていないことだけ確認。
2.衣に使うのは水でなく、白ワイン。
3.茎をつけたままなのは、揚げるときに花を下に向けて茎を持つため。茎を食べるわけではないので、花の部分が浸るぐらいの少量の油でOK。


天ぷらにしなかった花は、天日干しをしてお茶でいただきます。


私たちの住まいはプラハの中心部で、中央駅やヴァーツラフ広場も徒歩圏内。それでも毎日の散歩で、野ウサギやリスに出会うし、ホタルも見られるし、季節の花の香りだけでなく味(笑)まで楽しめる、そんなプラハが大好きです。


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