チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

チェコ人女性の人生やり直し

2023年05月07日 | チェコ プラハ日常
数か月前に、私のチェコ人パートナーが知り合いのチェコ人女性から頼み事を受けました。
彼女のウクライナ人夫はイギリスで仕事をしていて、たまにプラハに戻るという生活を長く続けています。
彼女はほとんど一人で家を守ってきて、子供たちも独立して家庭を持ち、孫も成長しました。日本の『単身赴任家庭』のような状態だったのでしょうか。

その彼女が「5月の自分の誕生日を迎える前に、夫と離婚したい。自分名義になっている住居は孫に相続させたいので、諸々の手続きの手伝いをしてほしい」と言うのです。
経済的理由や世間体など考えてぎりぎりまで我慢する日本人と違って、ヨーロッパ人は自分の気持ちに素直に行動するので、「ダメだな」と思ったら年齢に関係なく、籍が入っているいないも関係なく、あっさりカップル解消をする人が大多数。日本の熟年離婚みたいな彼女の発言は少し驚きでした。

でも驚いた一番の理由は、彼女の年齢…89歳。つまり次の誕生日で90歳。90歳から人生再スタートしようというエネルギーが素晴らしい
ちなみに彼女は、子供にも孫にも世話にならず一人暮らしをしています。旦那さまは年下だそうで、私は彼の年齢は知りませんが、住まいの相続についても「私の死後、この住まいが、これまで何もしてこなかった彼の物になるのはいや」なのだそうです。

無事に手続きも終わり、今日は彼女の90歳の誕生日。
私のパートナーから花をプレゼントするために、二人で花屋へ行きました。
背後に写っているのは花屋のきれいな店員さん。90歳のボードも添えて。



お誕生日、そして人生の再スタート、おめでとうございます!




コメント    この記事についてブログを書く
« スヴァトヤンスケ川 (Svatoja... | トップ | シングルライフの始まり »

コメントを投稿

チェコ プラハ日常」カテゴリの最新記事