チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

チェコの治安 リアル情報 (1)

2019年09月05日 | チェコ プラハ日常
プラハに留学して間もない学生さんや、チェコのプラハ以外の町に住んでいるかたのブログで「プラハは治安がいい」と書かれているのを目にします。また、チェコでのワーキングホリデーをすすめるのに「チェコの治安の良さ」をアピールするページをよく目にするようになりました。
でもそれだけでは、どんな雰囲気なのか、実際に注意すべきことは何なのか、分かりませんよね。
もちろん、本人の行動範囲によって違いも出てきますが、チェコに来るかたにとっては、情報は多いに越したことはないと思うので、私が実際に体験したこと、または身近な人に起きたこと、プラハのリアルな治安情報を書くことにします。

最初のテーマは、観光客がもっとも遭遇しそうな『スリ』。
世界中から観光客が訪れるプラハですから、もちろんスリも活発に活動しています。

特に注意してほしい場所としては、まず、 Mustek (ムステク)駅周辺から、次の駅、旧市街広場近くの Staromestska (スタロミニェスツカー) 。駅構内はもちろん、地下鉄やトラム車内の危険度高です。
仕事関係の日本からのお客様が4名でいらして、お一人が全員分として10万円を両替した直後、車中ですられました。この場合、両替屋を出たところから目をつけられていた可能性があります。
すられるのはお金だけではありません。私より長く住んでいる友人(日本人じゃない)は、携帯電話を盗られました。Mustek 駅で取り出して見たところまでは記憶しているそうで、その直後にすられたようです。

それから、国民劇場の筋向いの川沿い。ブルタヴァ川とカレル橋にプラハ城もおさめた写真が撮れる、観光客に人気の撮影スポットがありますね。住んでいる私でも、ここを歩いて通りかかると写真を撮ってしまうぐらい、素晴らしい眺めです。
ここも要注意です。日本からきた私の身内がバッグから財布をすられました

トラムの路線でスリと言うと、観光客の利用が多い『22番』が有名ですね。プラハ城へ向かう観光客でぎゅうぎゅう詰めになっているのをよく見ます。加えて、私が要注意路線として挙げたいのは、国民劇場やカレル橋を通る『17番』です。
↑の私の身内が、17番トラム内で、再びスリに狙われました。体半分にコートを(袖を通さず)肩から掛けた男性が、隣に立っていたそうです。その肩にかけた側のコートで、バッグを覆ってくるような仕草をしてきて、違和感があったのですぐに離れたそうです。コートで目隠ししてするつもりだったのでしょう。「直前にスリにあった経験のせいでかなり警戒していて、変だと気づけたけれど、前の経験がなかったらすられていたと思う。」と言っていました。



もちろんこれだけではありません。私が毎朝通勤で乗る、観光客とはほぼ無関係なエリアのバスにも「スリに注意!」がチェコ語と英語の両方で大きく表示されています。通勤客に合わせて、スリたちも朝から働いているわけですね。

スリたちは、短い区間で乗車と降車を繰り返しながら、車両を変えて犯行に及んでいると思います。
私が、ウィーンの地下鉄で、若い女の子3人に囲まれて間を詰めるように押されたとき、すぐに「スリだ!」と気づいて思いっきり押し返し、横の女には肘パンチをしたら、3人組は「次にしよう」と言ってすぐに降りていきました。同じところから、他のターゲットでチャレンジするのでしょう。
つまり、乗る前から目をつけられている可能性があるのです。スリになめられる狙われることのないよう、くれぐれも油断しないでくださいね。

チェコの治安 リアル情報 (2) に続きます。

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