はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

肉球物語

2022-09-07 02:12:56 | 

とうとう若ママ猫と四匹の子猫は

家を出て行った。

 

とはいえ

近くにいる。

懐中電灯を庭に向けると

若ママ猫が

暗闇の中にうずくまっていた。

子猫はどこじゃ?

庭の隅々まで歩いてみたが

どこにもいない。

若ママ猫は

心地よいのか涼風に目を細めて

のんびりムードである。

と。

四匹は、サッシに隣接してる未使用の古い犬小屋の下から

もそもそ這い出てきた。

 

べつにこの時のために用意をしてたわけじゃないが

たまたま草刈りを終えた後の

更地の庭の『キャットラン』を

四匹は走り回り始めた。

走るというより

転げまわり始めた。

 

庭の子猫も

体育館で鬼ごっこする小学一年の人間も

 

走り回るのはすごく楽しい。