12年と55日ほど前の東日本大震災の前日
すなわち
2011年3月10日。
私はウキウキ気分だったんだよねえ。
ゴールデンウイークのきょう
日本各地の行楽地で盛り上がる
多くの観光客のように。
なぜならば
将棋の女流棋士連盟の主催だったか
12年前の3月11日に
『女流棋士たちとバスで巡る故木村義雄名人を訪ねる旅』
が挙行される予定だったからだ。
10人ぐらいの選りすぐった美人女流棋士たちと
木村義雄名人の生家やお墓などを巡りつつ
指導将棋や食事などを楽しめるという。
私は2万円の参加費を支払い
参加する権利を得た。
前日は
ゴルフ好きが、明日のコンペ
あるいは
明日の遠足を指折り数えて待つ子供のように
ドキムネムネ
いや
ムネがドキドキしていた。
好事魔多しとはこのことですな。
後はいわずもがなでしょう。
仕方ないよね。
私は、企画のリーダーの関根紀代子さんに
「その(払い込んだ)2万円は、返却無用ですから。
震災の寄付にでもされれば」
と、繰り返し言ったのだが
後日返ってきた。
律儀なお母さんだなあ。
現在も元気でいらしたらいいんだけどね。