以前フリマで買ってきたリコーのハーフサイズカメラです。子供のころの淡い記憶でもハーフカメラと言えばこのカメラと以前紹介したOLYMPUS PENが思い浮かびます。PENよりもこっちの方が少しかわいいかな?
発売年月 | 1962年11月発売 | |||||
フィルム | 35mmパトローネ入りフィルム(135) | |||||
画面サイズ | 24×17 mm | |||||
レンズ | リケノン 25 mm,f2.8,3群4枚 | |||||
フォーカス | 距離固定: 2.5 m | |||||
シャッター | 精工舎製のレンズシャッター 1/30(フラッシュ使用時) 1/125(通常時) | |||||
露出制御 | セレンメーター針押さえ式AE | |||||
特徴 | スプリング動力による自動フィルム巻上げ | |||||
自動リセット順算式フィルムカウンター | ||||||
セレン光電池による自動絞り | ||||||
大きさ | W90 ×H72 ×D31 mm | |||||
質量 | 270 g | |||||
価格 | 12,000円(ケース付) |
100円の割には程度がよかったです。
左側面の上は、フラッシュ用の接点で下は三脚固定用のネジです。セレン光電池のカバーにヒビが入ってますが、はたしてこのカメラは実働するんでしょうかね。
1962年11月発売だからRicoh AUTO SHOTの2年も先に出てるんですね。今から54年前のカメラですから、たっちゃん判断では十分にアンティークカメラです。
初期タイプのRicoh AUTO HALFは上面にはシャッターの突起もないシンプルなもの。Ricoh AUTO HALFの刻印までもシンプル。
特徴的なゼンマイによるフィルム巻上げ機構は以前紹介したRicoh AUTO SHOTと略同じです。左が巻き戻しクランクとフィルムカウンター。右に巻き上げダイヤル。このダイヤル部分がゼンマイになっていてWの方向にネジを巻いくてレリーズボタンを押すとゼンマイじかけで巻き上げるようになってます。でも、この機構、実際フィルム入れないとゼンマイ巻けないからチェックできないんです。
背面にはファインダー窓以外なにもありません。
この位置にシャッターレバーがあるのは、この初期タイプだけみたいですね。後継機は普通にカメラ上面にあります。底面にレンズの仕様と製造番号が刻印されてますね。
レンズはリケノン 25 mm,f2.8,3群4枚ですが、製造したのは、あの富岡光学だそうです。ピントは2.5m固定のパンフォーカスタイプです。レンズシャッターはこの初期タイプは精工舎製ですが、後に自社製になったみたいです。上面左側にASA設定ダイヤルがあります。
裏面を開けるためのレバーです。この部分が凹んでるんですよねぇ。残念ですけど機能上の影響はないみたいです。フィルム装填時は左側の写真のレバーを「O」の方向に下げると裏側の黒い部分全体がバコっと外れます。遮光用のモルトプレーンはすっかりやられちゃってます。薄いゴムスポンジを買ってきて貼り付けてからフィルム入れて撮ってみましょう。