たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第136沼】RICOH RIKENON P ZOOM 28-70mm F3.5-4.5 S分解清掃

2013-03-24 20:45:46 | RICOH

 

RICOH RIKENON P ZOOM 28-70mm F3.5-4.5 Sです。キタムラで救出。全体にカビあり。薄いけど。単焦点のXRとは作りが全然違う。

 

でも後玉はカニ目溝のない似た感じだったので後玉から分解してみる。レンズの周りの黒い樹脂部品を横から締めているビスを3本緩めて取り外す。少し作業しやすくなった。後玉が出っ張るようにしてゴムで押しながら回す。なんとか1個目の押さえリングが外れる。

タコ棒でレンズを外す。この下は押さえてるだけのネジのないリングでこの感じはまさにRICOH XR 50mm F2.

右から最初の押さえリング、レンズ押さえリング、レンズ。

2枚レンズを取ると・・・まだ、レンズがあってその向こう側にカビが・・・残りの1枚が奥だし押さえリングが取れそうもない。いったん前玉分解に移る。ってこれが、どこから分解していいのかわからず。で結局ゴムバンドの下が怪しいとゴムバンドを外す。ゴムバンドの下はピントリングとフード取り付け部の筒がテープで位置決めされてるだけ。フード取り付け部の筒はヘリコイドで出入りする前玉郡の抜け止めになっていたようで、これを外して前玉郡を回すと案外あっさり外れた。

テープの粘着剤がベトベトになっていて返って滑りやすくなっている。アルコールで掃除してつければテープなしでも行けそう。ところが、前玉郡のヘリコイドを外したとき位置の確認しなかったので後で組んだとき、ピントが合わなくなってしまった。

 

前玉郡を外して露出した左のレンズ&押さえリングをゴムで回して外す。ここにカビがあったので更に分解してカビキラーで撃退。

上の写真のレンズを外したら、絞り羽が露出。運良く、後玉から分解できなかったところのカビ取りが可能になったんですかさずカビキラーと綿棒そしてエタノールで掃除。で、全体のレンズが綺麗になったので組み戻し。最初組み立てた時最短撮影距離は0.5mくらいで合ってるけど無限遠がメモリで2.5mくらいのとこできちゃうのでどれかのレンズを表裏逆につけたかもしれない・・・仕方ないので前玉郡のヘリコイドと噛み合う位置を少しづつずらして無限遠を確認しながら良いとこを見つけて組立。とりあえず目盛りの通りにピントが合うようになった。ただ、ピントリングのゴムは、後でべとつくと嫌なので接着してません。ぎゅっと押さえて回さないとゴムだけ回っちゃいます(>_

Pentax *istDに付けたところ。カメラが小さいので丁度バランスとれていい感じかな。 

 

 

Pentax *istDに付けて試し撮り。撮られてるのは、ピントッキオ君だと小さ過ぎなので代わりに最近使ってるカメラ仙人です(*^^*) 

 

 


【第135沼】Tokina AF 70-210mm F4-5.3 NF 分解掃除

2013-03-24 19:35:49 | Tokina-kenko

Tokina AF 70-210mm F4-5.3  NIKON NFマウントです。キタムラのジャンクコーナーで見つけました。前玉も後玉もカビにやられてます。

 

後玉から分解清掃します。一番後ろのレンズ押えをゴムで回して外します。

 

外したレンズ群の裏にカビがあります。カビキラーで綺麗にします。ここのカビだけで後玉は綺麗になりました。

 

後玉は綺麗になったので前玉の分解にかかります。先の方にある芋ネジ1本をマイナスドライバーで外します。

 

芋ネジを外してから回すと前玉群が案外簡単に外れます。外したレンズ群の裏にカビがあったので清掃します。右は最初のレンズ群の奥のレンズです。

 

ゴムで回したけど回らなかったのでキッチンアルコールをネジと思われる部分に染み込ませてしばらく待ってもう一度ゴムで回したら・・回った。後はこんな感じのレンズ群です。

 

さらに奥にもレンズがあります。ゴムが届かないのでラジペン改造のカニ目ラジペンで溝に引っ掛けて回してはずします。

 

どうもこのレンズ群は内側にもカビがあるようです。ここもアルコールをネジ部に染み込ませてゴムをレンズに当てて回します。

 

外れました。裏側にわずかですがカビです。

 

この奥のレンズもタコ棒で外します。ここは、案外酷いカビで少しカビ跡が残ったかも。でも全部のレンズを分解してカビキラーで綺麗にしたので組戻して完成です。

NIKON D70S/F4.5-1/200秒-ISO800/116mm

NIKON D70S/F7.1-1/50秒-ISO800/210mm

 

 

 


【第134沼】RMC Tokina MACRO FOCUSING ZOOM 35-105mm F3.5 OM 分解清掃

2013-03-22 23:13:05 | Tokina-kenko

RMC Tokina MACRO FOCUSING ZOOM 35-105mm F3.5 OMです。口径が大きくて重いレンズです。藤枝のフリーマーケットで発見しました。

前玉は綺麗でカビとかありません。後玉に少ないけどカビがあるので後玉を分解清掃します。3本の小ネジを緩めて

黒いカバーを外します。外しておかないと後の作業がしにくいです。

後玉の端をコムで最初まわして回り始めたらタコ棒でレンズを吸着して回して外す。ごろっと後玉群が外れた。

後玉の絞り羽から2番目のレンズが少し曇ってる。で中の方にもカビが。

後側のレンズ押えが回りそう。

指でひねって回りました。

少し曇ってる。でこの奥にカビ。

タコ棒でレンズを抜く。

そのままもう一枚レンズを抜く。

このレンズの裏にカビがあったのでカビキラーでカビをとって拭きエタノールで仕上げる。

スペーサーの奥は最後のレンズ。でもこのレンズには汚れなし。曇ってたレンズも拭いたらかなり改善したけど完全にきれいにはならなかった。けどカビじゃないし、組戻す。

このレンズは通常だと最短撮影距離は1.5mだけれどズームリングを35mmで手前に引いて

右にまわせばマクロ域に入り近接撮影が可能です。

SONY NEX-C3 1/320秒 ISO800 開放F値 MACRO域最短撮影距離 メインのピントリングは1.5mに合わせている。この写真を見る限りわずかに曇っているレンズの影響はないように見えます(*^^*)絞り開放で、この描写なら十分でしょう!逆光で影響でるかもしれないけど、この時代のレンズは、もともと弱いし問題無いです。

SONY NEX-C3 1/40秒 ISO800  F11 通常域最短撮影距離1.5mで撮影。焦点距離は105mm

SONY NEX-C3 1/500秒 ISO800  F3.5 通常域最短撮影距離1.5mで撮影。焦点距離は105mm

すごくピントの合ってる部分の描写はキリキリです。単焦点レンズに近い写り方してると思います。

 

 

 

 


【第133沼】SIGMA-XQ multi-coated 39-80mm F3.5 FD Σ-*** 分解清掃

2013-03-21 01:07:54 | SIGMA

 

SIGMA-XQ multi-coated 39-80mm F3.5 FD Σ-****** このレンズはハードオフでワンコインでした。マウントはCANON MDマウントです。とにかく重いしっかりした作りのレンズです。

案外酷く前玉にカビが繁殖してるので分解してカビを退治します。まず化粧リングをゴムで回して外します。

そのしたの細いレンズ押えリングを外します。

厚い1枚目のレンズを外します。このレンズの裏の隅にカビがあったのでカビキラーで掃除。

この2枚目のレンズがやけに曇っています。外して裏をエタノールで拭くと運良く綺麗になりました。

ここから先のレンズは特にカビも汚れもなかったので分解掃除はここまでです。組戻して出来上がり。

ノーマルでの最短撮影距離は2mです。

NORMALの文字の右のレバーを押しながら右にまわすとMACRO域に入ります。ただ39-80mmの焦点でもノーマルだと最短撮影距離2mというのは遠すぎます。

金属製フロントレンズキャップが高品質です。

SONY NEX-C3につけたところです。

SONY NEX-C3 80mm f3.5 1/60秒 ISO200 MACRO域最短撮影距離 ちなみにMACRO域なので0.4mくらいです。まさにポワポワ画像です。

SONY NEX-C3 80mm f8 1/60秒 ISO640 MACRO域最短撮影距離 割と普通。


【第132沼】ROKINON M.C 28mm F2.8 NFマウント 分解修理

2013-03-18 01:34:19 | その他ブランド

 

ROKINON M.C 28mm F2.8 NF、初めて見るレンズです。なんとフリマでもらいました。確かにカビはないですが、いつも開放で絞りが効きません。つまり絞り機構が壊れてます。連動レバーを触っても絞りリングを回しても解放のままです。でもしつこく絞り連動レバーを動かしている内に、絞り羽が張り付いてるんじゃないかという気がしてきました。minolta AF 50mm f1.4がそうですから・・・

小ネジ4本を緩めてマウントを外します。マウントを外す時絞りリングも一緒に外れないように押さえておきます。クリック感用の小さなばねやボールが落ちてしまうかも知れません。実は、絞りリングの部分を掃除してた時、落としました。

マウントを外したらこんな感じで、後玉群を根っこから外そうとしますが回りません。回り止めが塗られていたのでエタノールで吹いて、周囲のネジの部分にもエタノールをつけて浸透させてから回したりしましたが回せない。

思い切ってドリルで1mm径くらいのカニ目穴を明けました。といっても深さも1mmくらいです。貫通しちゃうとまずそうだったので。カニ目レンチで・・・回りました。

外すと直接羽が見えます。しかも、後玉のフランジで絞り羽を外れないように押さえている感じ。ドリル穴を貫通させなくて良かった。貫通してたら絞り羽をめちゃくちゃにして終わってました。でこの状態で絞り羽にエタノールをつけて見ると、なんと羽が締まります。エタノールをつけて絞りを動かす。またエタノールをつけて絞りを動かすを繰り返して最後に拭き取ります。この作業中に一枚絞り羽が外れちゃいましたけどマイナスドライバーの先でつついて直しました。

これが後玉のフランジ部で絞り羽を押さえているところです。写真はありませんが絞りリングを外して汚れやごみを拭き取ったりもしています。レンズは汚れてませんし、どうやら絞り羽も軽く動きます。マウント側の連動爪と絞り羽を動かす金具の位置に注意しながら組戻して、完成。直りました。

 

ニコン用のマウントです。例の爪もついています。最短撮影距離は0.4m

ふと気づいたらKOREAと書いてあります。どうやら韓国製のレンズらしいです。

明るいし、寄れるしいい感じかもしれないです。前のNIKKOR 28mmと比べてみる意味でもまた撮影してみます。