2016年5月13日、磐田のキタムラでジャンク購入。AF nikkor 24-50mm F3.3-4.5としか書いてないけどネットでは24-50mm F3.3-4.5S「S」が付いているものとまったく同一に見えるけどどうなんでしょ。
AF nikkor 24-50mm F3.3-4.5 | |||
レンズタイプ | ZOOM | 開放F値 | F3.3-4.5 |
フォーカス | AF | たっちゃん評価 | ☆☆☆ |
レンズ構成 | 9群9枚 | 対応マウント | NIKON NF |
絞り羽枚数 | 7枚 | フィルター径 | 62mm |
焦点距離 | 24-50mm | 最大径×長さ | 70x73mm実測 |
最短撮影距離 | 0.6m | 重量 | 373g実測 |
最大撮影倍率 | 発売 | 1987年 |
ジャンクなんでどこが悪いのか調べて見ると、奥のほうにカビが少しあって、カメラにつけたらAFが効かない・・・重傷患者?マニュアルでもピントが合わせられません。というかフォーカスリングは空回りしてるだけで光学系は動いてないですね。
樹脂の化粧リングをゴムでなんとか外して中を見ると、大きなワッシャをネジが3本で止めていて、これがフィルターブラケットとヘリコイドのある前玉群を固定しています。ネジを外してフィルターブラケットを外し(フォーカスリングに爪が」引っかかってるので少しこじて外します)次にヘリコイドを回すようにして前玉群を外します。
先に外したフィルターブラケットです。下のほうにある突起が外すとき引っかかるんですが、実はこのレンズ以前分解されたことがあるようで、この爪がフォーカスリングの裏にある溝に収まってなかったのが、フォーカスリングの空回りの原因でした。外した前玉群です。ヘリコイドも略固着していたのでこれもフォーカシング不良の原因のひとつでしょう。
前玉群の光学系は特に汚れやカビはないようです。外した奥の見えているレンズにカビがありました。カビキラーで掃除しておきます。ここから奥は綺麗になったので分解はここまで。
ヘリコイド部にシリコングリスを塗布してヘリコイドを元通り組むんですが・・・これがなかなか入らない!!何度も何度もやってようやくはまり、フォーカスリングの溝の位置をよく確認して樹脂のフィルターブラケットをはめ込みます。フィルターブラケットと前玉群を固定しているワッシャと3本のネジを組んで実際にカメラにつけて遠くにピントを合わせてフォーカスリングの距離表示を見ると全然あってないので3本の小ネジを緩めて無限のマークの位置を合わせて再度ネジを締める。これを適正な状態になるまで繰り返してやっとまともにピントが合わせられるようになりました。やれやれ・・・化粧リングを元に戻して出来上がりです。
NIKON D50につけて試写してみます。しかしこのレンズ明るくもないのに大きいですねぇ。
NIKON D50 F/4.5 1/4000秒(ISO400になってました)24mm 合わせこんだから当然無限は出ています。D50の傾向なのか色は淡い感じです。まあ、普通に写りますよね。個性はありません。この画角が24mmの状態です。
NIKON D50 F/4.5 1/4000秒(ISO400になってました) 焦点距離50mmの画角です。
NIKON D50 F/4.5 1/3200秒(ISO400になってました)50mm 最短撮影距離はスペック表では0.6mですがマクロ域いっぱいでは0.3か0.4mって感じですね。接写とまではいきません。
NIKON D50 F/4.5 1/1600秒(ISO200)50mm 割と精細に撮れてます。
NIKON D50 F/11 1/500秒(ISO200)24mm 24mmで閉め気味に撮るとそこそこ広角的な写りになります。