手振れ補正機能があれば三脚が必要な状況でも手持ちで撮影できてしまう場合もあるわけなのですが、デジタルカメラが普及するにつれてこの機能も一般的になって行った気がします。
手振れ補正の形式としてはレンズ側で対応するもの、イメージセンサー側で対応するものという分類が出来るでしょう。
(銀塩フィルムカメラの場合はレンズ補正のみと言って過言はないと思います)
レンズ側で対応できればファインダー像でブレが少なくなっている、補正機能がレンズごとに細かく対応できる等のメリットがあるが、
補正機能が組み込みにくいタイプのレンズが存在したり、補正機能を組み込むことことによる、部品点数の増加・複雑化・重量増加⇒値段の高騰というデメリットもあるようです。
イメージセンサー側で対応できればどのレンズを使った時でもブレ補正が可能であるが、
(一眼レフの場合)ブレ補正の効果をファインダーで確認できないというデメリットもあるようです
現在は両方の機能を併用するタイプもあります。併用することでかなりの強力に手振れ補正してくれているという事みたいです。
(オリンパスやパナソニック製の特定のミラーレスデジタル一眼&特定の手振れ補正機能付レンズの組み合わせにて)
特別企画:レンズ内とボディ内、2種類の手ブレ補正を同時に使ってみた - デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/313599.html
上記の"デジカメ Watch"の記事にあるように デジタルカメラではオリンパス製の"CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom"が手振れ補正に対応した機種だと認識していましたが、それよりも早くSONY製の"デジタルマビカ「MVC-FD91」"が手振れ補正に対応していたようです。
※デジタルマビカ:2HD(3.5inch)フロッピーにデジタルカメラのデータを保存させていました。
保存先が8cmCD-R/RW(156MB)というCDマビカという機種もありました。
因みに"CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom"の手振れ補正レンズユニットは"CANON製"です。
CANONではEOS用の"EF70-300mm F4-5.6 IS USM"ですでに手振れ補正対応としています。
【1998年発売】
SONYデジタルマビカ
「MVC-FD91」取扱説明書
http://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/3865183011.pdf
【2000年発売】
オリンパス ニュースリリース: 光学式10倍ズーム(F2.8-3.5、手振れ補正機能付き)デジタルカメラ「CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom」
https://www.olympus.co.jp/jp/news/2000a/nr000615c21uzj.html
【1995年発売】
キヤノン:EF70-300mm F4-5.6 IS USM|概要
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/tele-zoom/ef70-300-f4-56/index.html
キヤノン:一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ用交換レンズ|ISテクノロジー詳細
http://cweb.canon.jp/ef/technology/is-technology.html
手ぶれ補正機構 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E3%81%B6%E3%82%8C%E8%A3%9C%E6%AD%A3%E6%A9%9F%E6%A7%8B