京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

妻の定年退職

2014-12-16 05:27:32 | 定年後生活

寒い日が続いています。
あまりの寒さに散策に出る気になりません。
ひさしぶりに、私事の出来事を投稿します。

今年いっぱいで妻が定年退職します。還暦です。
本人希望で65歳まで 雇用延長できるのですが、退職することになりました。
私としては、ホッとしているところです。

会社からは強く雇用延長を要請され、本人もかなりの迷いもあったようです。
そんな時、私は「もうそろそろいいんじゃない、ゆっくりしたら」と言いました。

私は昨年3月に定年退職した後、妻の手助けになればと家事全般をするようにしました。
妻や子どもたちが、退職前「お父さん、これから何をするの」という問いに、
私は「主夫見習いする」と宣言し、子どもたちを驚かせ2年近くなります。
私が家事をほとんどしたことがないのは、子どもたちも知っていましたから、
何を血迷ったのと思ったかもしれません。

退職後は毎日5時に起床、パンを焼き、朝食づくりです。
6時半に朝食をとり、妻が7時半に出勤します。
そのあとは、朝の散策や美術館にでかけ、昼食前には帰ります。
昼食後は、掃除や食材の買い物、洗濯物の片付け、庭の掃除、
そして一番大変だったのが夕食づくりです。
私は在職中、ほとんど食事を作ったことがありません。
お湯を沸かせば、すぐ忘れて鍋をカラカラにしては怒られていました。
それで、妻の強い要請で、ガス調理からIHに切り替えました。

料理本やクックパッドを片手に、和食、中華、洋食にチャレンジです。
最初は匙加減もわかりませんでした。1カップ?,大さじ?。
それでかなりヘルシオメニューに頼りましたが、料理のコツを覚えると楽しくなり、
アレンジしながらいろいろチャレンジしました。
今ではだいたい何でも作れるようになりました。
やってみるものですね。
妻が仕事が終わり、職場を出るときメールしてもらいます。
私は急いで最終の仕上げをして、家に着いたらすぐに食事できるようにします。

でもたまには私も手抜きをして、スーパーの惣菜を食卓に出したいと思うのですが、
妻は買ってきた惣菜は美味しくないと言います。
仕方がないので、すべて私の手作りです。


パンづくりも同じです。
食パン、フランスパンやバケット、あんパンやピザ、さまざまな菓子パン、
惣菜パンも作り、孫たちにも食べてもらいました。
ひとおおり作った今は、毎朝の手づくり減塩パンが日課のひとつです。
やはり焼き上がりが一番美味しいのです。

私は腰痛持ちで、在職中は掃除機を持つのが苦手でした。
退職後、ルンバにしようと思ったこともありましたが、
毎日掃除機をかけていると、コツもわかり、腰痛にもなりませんでした。


妻が退職後、私の生活が大きく変わるのか、少し不安もあります。
以前会話していたら、妻は退職後の食事づくりがプレッシャーだと言うのです。
パンづくりは妻はできませんし、妻が退職後も私が作ります。
昼食はお互い好きなものを作って食べます。
夕食は二人で作ってもいいし、私が引き続き作ってもいいと内心思っています。

妻には退職後は、ゆっくり、のんびりしてもらいたいのです。
好きなことにチャレンジしたらいいと思っています。
勿論、旅行などにも行きますが、なにせ私が高所恐怖症で飛行機が苦手です。
以前はヨーロッパなどに行きたい、行きたいの連発でしたが、私が「娘と行ったら」
といつも言うので、最近は言わなくなりました。
国内旅行中心になりそうですが、ぶらぶら遊んでみようかと思っています。
でも本当は、私は旅行は出不精で京都の中にいるほうが好きなのですが、、、。

最近、妻は料理と編み物を勉強したいと言います。
私は「いいじゃないですか」と言いました。
また時間ができたら花いじりもしたいようです。
季節の花をもっと植えて、楽しめればいいと思います。

私は退職する前、半年過ぎたら時間をもて余すと周囲から言われました。
でも私に関しては、少なくともそんなことは全くなかったです。
することが多すぎて、もう少し一日の時間がほしいと思っています。


年明けから、私の第二章の定年後生活が始まります。
はたしてどうなることやらです。