京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『日本国宝展』 日曜美術館

2014-12-18 05:31:44 | 美術・博物館

今日もとても寒い朝です。
暗い外を見てみると、うっすらと雪が積もっています。
京都市内も初雪が降ったようです。
前日、北海道ではひどい被害も出ていましたが、今日も心配です。
皆様も十分、お気をつけください。

今回久しぶりに、 日曜美術館をとりあげます。
12月初旬まで紅葉めぐりに忙しく、なかなか美術関係の記事を投稿できませんでした。
私は定年後の趣味のひとつが美術館めぐりです。
そしてNHKの日曜美術館は、初心者にもわかりやすい美術の解説が行われ、
毎回楽しみに視聴しています。

今日紹介するのは、『国宝が、好き! ~時空を超える“美”の物語~ 』です。





これは、東京で開催されていた『日本国宝展』の紹介です。
もう少し近ければ、私も是非とも足を運びたかった展示会です。
日本国宝展は、1990年と2000年に開催されていますが、両方でなんと、
計120万人動員と言いますから、「日本国宝展」恐るべしです。
その人気の日本国宝展が14年ぶりに東京国立博物館で開催されたのです。
出展されるのはすべてが国宝です。

番組で紹介された国宝を紹介します。

「国宝 元興寺極楽坊 五重小塔」
今から1,300年前の奈良時代8世紀の建造物の作品です。
高さ5.5m、本物の五重塔の1/10の大きさです。
構造もすべて本物と同じような作りです。










「国宝 玉虫厨子」奈良法隆寺
飛鳥時代7世紀の作品です。
教科書に出てきた記憶があります。
高さ2.3m、仏像や経典を収める工芸品です。
透かし彫りの内側には、タマムシの羽が使われています。





「国宝 木造阿弥陀如来両脇侍坐像」京都三千院

平安時代12世紀の仏像です。





一体目は「観音菩薩坐像」





もう一体は「勢至菩薩坐」です。
非常に穏やかな顔つきです。





「国宝 善財童子立像」奈良安部文殊院
鎌倉時代13世紀の仏像です。
振り返りながら合掌しています。
作者は鎌倉時代の名仏師快慶です。





「国宝 合掌土偶」
縄文時代後期のもので、青森県八戸市で出土したものです。





「土偶 縄文のビーナス」
縄文時代中期のもので、長野県で出土したものです。





「国宝 土偶 仮面の女神」
縄文時代後期のもので、これも長野県での出土です。
死者への捧げ物だったのではと考えられています。





「国宝 中空土偶」
縄文時代後期のもので、北海道で出土されています。





「国宝 土偶 縄文の女神」
縄文時代中期のもので、山形県の出土です。
高さ45cmの最大級土偶です。





「国宝 扇面法華経冊子」
平安時代12世紀の作品です。
扇形の紙に法華経の経文が書かれています。





「国宝 山越阿弥陀図」京都禅林寺
鎌倉時代13世紀の作品です。
雲に乗ってやってきた菩薩、山の向こうには人びとを極楽浄土に導く阿弥陀如来。
如来の背後には満月の絵が描かれています。
この絵は臨終のとき、北枕に横たわり、極楽浄土がある西側に置かれたそうです。






「国宝 支倉常長像」(慶長遣欧使節関係資料のうち)宮城仙台博物館蔵
17世紀の作品です。