京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

釘抜地蔵

2014-12-17 05:53:42 | 京都めぐり

非常に寒い朝です。
全国的に今日明日、爆弾低気圧で天気が荒れるようです。
皆様も十分、お気をつけください。

今日は、西陣織で有名な京都・西陣の、釘抜地蔵を紹介します。
地元の方からの信仰がとても厚く、多くの人が絶えず訪れます。

釘抜地蔵、正式には光明遍照院石像寺という浄土宗の寺院です。
ですが、地元の人はほとんど、「くぎぬきさん」と親しんで呼んでいます。

千本通りに面しています。





くぎぬきさんという変わった名前の元々の由来は、
弘法大師の作とされる、 地蔵堂に安置する石造地蔵菩薩立像が、
諸々の苦しみを抜き取るというので、苦抜地蔵と呼ばれたそうです。
それが、なまって釘抜地蔵になったというのです。

でも、一説には、手の病気に苦しむ町人の夢に地蔵菩薩が現れ、
手に刺さっていた 二本の釘を抜いて救ったことから、
釘抜地蔵と呼ばれるようになったとの伝えもあるそうです。

境内には弘法大師三井の一つという加持水があります。
またこの地は、鎌倉時代初期の歌人、藤原定家、
家隆が住んだ所とも言われており、
定家らの墓と伝えるものもあるそうです。

境内の様子です。
大きな釘抜きと二本の釘が地面に突き刺さっています。



















境内の様子、朝早かったので参拝者はまだ少なかったです。






あちこちに釘抜きが、、、、。















釘抜きの絵馬が本堂にかけられています。











ここは、いつもお参りする人が絶えません。





みなさんがお参りして、お願いしているのは。
なかなか太っ腹なお地蔵様です。