久しぶりの徳力富吉郎「版画京都百景」は「正伝寺」です。
作品「 正伝寺」昭和34年(1959)

作品解説文
夏の正伝寺である。比叡山の借景が素晴らしい。
山道の石燈を登りつめて寺に到着、本堂の広縁に座って、この景色を見るとホッとする。
小さい庭造りだが名園である。
現在の庭園
版画より実際の比叡山は小さく見えます。


京都市北区西賀茂の正伝寺の庭園、江戸初期小堀遠州の作庭です。
方丈の前庭は、白砂敷にサツキを中心とした三群(七五三)の刈込を配した枯山水です。
土塀越しに見える比叡山が美しい、京都市の代表的な借景庭園として、京都市の指定名勝になっています。
「版画京都百景」にはもう一枚春の「正伝寺」(昭和34年)があります。

作品解説文
洛北の名刹である。狩野山楽筆の水墨画の襖絵は有名である。
庭は遠州作と伝えられていて白砂を置かず、刈り込みの樹々を置いた趣向で、柔らかくて親しみが持てる。
寺の後山の舟山の舟型は大文字宵を飾る。
桜、サツキ、冬の庭園です。


